量子論はなぜわかりにくいのか 「粒子と波動の二重性」の謎を解く (知の扉)

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著者 : 吉田伸夫
  • 技術評論社 (2017年4月13日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774188188

量子論はなぜわかりにくいのか 「粒子と波動の二重性」の謎を解く (知の扉)の感想・レビュー・書評

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  • 量子論について、巷の「位置や運動量が確定しない」とか「粒子であると同時に波である」といった説明がその理解の害にすらなっているとして、よりわかりやすい説明を提示する、というのがこの本の試みである。著者に言わせれば、「常識的な立場から」量子論を理解しようとする試みである、という。

    その心としては、次の二つのことが理解される必要がある。

    ・位置や運動量が確定しないのは、粒子の量子論で粒子と見なしたものが、実は、エネルギー量子という波であることに由来する
    ・粒子の量子論が、「場のリアルな波動によって引き起こされる現象を近似したもの」だと考えられる

    つまり、粒子というものの理解を変えれば、何も不思議なことはないということが著者の主張である。
    そのためには「量子論を真に理解しようと思うならば、場の量子論を勉強する必要がある」というので、実際問題としては理解できないことに代わりはないのだが、確かに場の量子論からすると何も矛盾するものはない、という方がシンプルである。

    EPR論文に関しても粗雑な議論と切り捨てて、それほど常識外れなものではなく、「単に、人間が識別できるような終状態が互いにデコヒーレントであることを指摘すれば充分である」とする。

    要するに場の量子論をきちんと理解しないと、量子論の世界は理解できないんだなと。

  • ほとんど数式は使われず、言葉による説明。対象は場の量子論も含んだ量子力学を一通りまなんだ者向けか。
    思いの外手強い。それは量子論の手強さなのだが、原理的な問題なので、応用上はあまり関係がないだろう。理論の意味とイメージをより根源的に考えたい人向けだ。

  • 請求記号 421.3/Y 86

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