おばあちゃんのおにぎり (くもんの児童文学)

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  • くもん出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (85ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774304588

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  • 「ぼくが7歳になる、たんじょう日のできごと。おばあちゃんに「一番好きなものをあげる」と言われ楽しみにしていたぼくは、それが「おにぎり」だったと知って…。「心」を歌い続ける歌手・さだまさしが描く児童文学。」

  • 前半のおばあちゃんの武勇伝にしびれる。
    後半には胸の奥がキュッとなる。
    恥ずかしさ、情けなさ、申し訳なさで
    会わせる顔がない。自分にも覚えのある気持ち。
    そんな気持ちも、わかってくれるおばあちゃん。

  • 【図書館】さださんの児童文学2冊目。七才の誕生日の出来事。おばさんのロシアでの話は、命の大切さを感じた。後半はちょっとウルッとしてしまいました。

  • おばあちゃんの愛情のこもったおにぎりにまつわる想いでとても切ない気持ちになりました。

  • ★★★★☆
    ロシアで50年住んでいたおばあちゃん。
    ぼくはおばあちゃんの話を聞くのが大好きだ。
    小学校にあがってはじめての誕生会におばあちゃんがくれたものは…
    大切なものが家族に受け継がれていく
    (まっきー)

  • おばあちゃんが作る、様々な形のおにぎりが美味しそう。また、おばあちゃんの若い頃のエピソードにはびっくり!

  • さだまさしさんの大好きなおばあちゃんの思い出。初めてお友達を招いての7歳のお誕生日会で、おばあちゃんからのプレゼントは、塩おにぎり。それは、ぼくが一番好きと日頃から作ってもらっていたものであって、お誕生日会のご馳走の中では残ってしまう。そして…
    苦しい戦争時代をロシアで過ごしたおばあちゃん。「厳しい戦いを生き抜いた人ほど、自分の戦いの壮絶さを他人(ひと)に見せたがらない。」これが、さだまさしさんのおばあちゃんの「語らなかった教え」と。

  • おばあちゃんの気持ちも、ぼくの気持も、よくわかって、じーんとしました。おばあちゃんのロシア時代の話が面白かった。さださんのおばあちゃんの実話なのかしら。昔の女の人は強いね。逞しさに脱帽します。小学校中学年から。

  • 歌手さだまさしのおばあちゃんの思い出話。

    ロシアで生まれて豪傑だった若い頃の話と、自分のお誕生会の時のエピソード。おばあちゃんのおにぎりが大好きだったぼく。
    お誕生会でお母さんがいろいろなご馳走を用意してくれて、友達から素敵なプレゼントをもらったぼく。
    おばあちゃんは「一番好きな物をあげるよ」って言ってくれたから期待したのに、誕生会でだれも手をつけなかったおにぎりがプレゼントなんて!はじめは怒ったぼくだけど、おばあちゃんが心をこめて作ってくれたおにぎり。
    食べなくて、ごめん。全部わかって、「無理して食べなくてもいいよ」と言ってくれたやさしいおばあちゃん、ありがとう。

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著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガーソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』アントキノイノチ』『風に立つライオン』はいずれも映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん―空蝉風土記』『かすていら』ラストレター』『銀河食堂の夜』など。

「2021年 『緊急事態宣言の夜に ボクたちの新型コロナ戦記2020』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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