きりんゆらゆら

著者 :
  • くもん出版
3.43
  • (2)
  • (1)
  • (3)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 21
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (108ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774310893

作品紹介・あらすじ

荒太は、クワガタくんというふしぎな少年と出会った。以前は活発な子だったというクワガタくんは、今はほとんどしゃべらない。荒太は、その原因が半年前の交通事故にあることをしり、当時の新聞をよもうと図書館にむかう…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「荒太は、クワガタくんというふしぎな少年と出会った。以前は活発な子だったというクワガタくんは、今はほとんどしゃべらない。荒太は、その原因が半年前の交通事故にあることをしり、当時の新聞をよもうと図書館にむかう…。」

  • 978-4-7743-1089-3 109p 2007.4.25 初版3刷
    ○子ども向けにしては重い部分もありますが
    それがあるからこそ深い意味のある内容
    正式にはわかりませんが、17頭のラクダ、ラクダの遺言
    でしょうか 初めて知りましたし、いまだに不思議な数学です。

  • 生き物の名前をタイトルに付けるのは好きなのか?それとも、目を引くテクニックなのかな?
    ちょっと仕掛けがあったりして、なかなか楽しく読めました。
    出だしの方、ちょっと状況?文章?がぶつ切りな感があって。ん?あれ???って瞬間があったりしたけれど、挿絵にその補足が織り込まれていたりして。気付きが楽しい一冊になっています。

  • トラウマを抱えた子と
    転校ばかりで友達がいない少年が仲良くなるまでの話

    いい話だなあ

  • 転校ばかりの荒太(小5)。どうせすぐに転校するから、と、友達とも深くはつきあわない。
    でも、今度の転入した学校で、気になるやつがいる。クワガタ君だ。クラスでは「だまった人」と言われている。肩を揺らしながら、ゆっくり歩くクワガタ君。以前は活発な子だったと言う。今と180°変わってしまった原因は、半年前の交通事故からだという。クラスの誰も教えてくれないから、荒太は町の図書館へ当時の新聞を探しに行った。
    それは、人と深くつきあわないようにしていた荒太の、傷つけず・自分も傷つかずというやり方とは違って、クワガタ君とちゃんと向き合ってみるという事への一歩だった。

  • 子どもの本棚で見つけた。勇気を出して自分から声をかけた新しい友達。その友だちは・・・。小さくて短い中にも深い内容がぎゅっと詰め込まれた作品。良かった。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

吉田道子 1947年、東京生まれ。博多、京都で育つ。小学校3年生までに引っ越しすること6回。それぞれの土地で、ことばの違いやおもしろさに出会う。いまは、湖と峠のある町に住み、川の魚のいろいろを飼っている。著書に『おにもつはいけん』(福音館書店)、『ネコジャラシはらっぱのモグラより』『きりんゆらゆら』、日本児童文学者協会賞受賞の『ヤマトシジミの食卓』(以上くもん出版)『じっちゃんはゆうれいになった』(岩崎書店)、『12歳に乾杯!』(国土社)、『みんなが月にいく前に』(大日本図書)など。京都市在住。

「2017年 『とうふやのかんこちゃん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

吉田道子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×