- Amazon.co.jp ・本 (121ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774317489
感想・レビュー・書評
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「食卓」とつくぐらいだから食べ物関係の話かと思ったら全然違った(笑)
おじいさんと主人公の小学生の不思議な出会いから別れまで。おじいさんの魔法の一言がすごく心に残る、寂しくも温かい気持ちになれる1冊だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「あしたはかんこの味方だ」空き地のひらたい大きな石のところで
出会ったふじぎなじっちゃん“風助さん”が、かんこに言った
この言葉が、なんとも良くて力づけられる。
人と人とのつながりのあたたかさがあちこちにちりばめられて
読んでいると、どんどん心の奥の方が温かくなっていく。
風助さんと出会って、風助さんがいなくなり、手紙が来て
風助さんのことがいろいろ分かった後、
かんこは「人生をうんと生きた気分」になる。
この「人生をうんと生きた気分」という表現がまたいい。
簡単に理解できたり、割り切ったりできない、
さまざまな想いや体験を超えていくことで、
人は大人になっていくのだろう、と思った。 -
知らないおじいちゃんを拾ってきちゃった女の子の話
ヤマトシジミってシジミかと思ったらチョウチョだった^^
ぜったいシジミの味噌汁的な話かと思ったのにな~笑
知らないおじいちゃんといっしょに暮らすのはけっこう突拍子もない(一人暮らしとかならともかく) -
設定が面白い。主人公は内気な女の子。父と母、兄に飼い犬、そして、知らないおじいさん、と運命的に出会った友達。
主人公の女の子だけでなく、周りの人も大切なものや、人の命を見つめていくストーリー。とても良かった。 -
★★★★★
てっきり、貝のお味噌汁の話かと・・。
負けん気が強いかんこちゃんに、じっちゃんならずとも元気をもらえます。
亡くなった父への気持ちをじっちゃんに還すとうさん・かあさん、何気に器のおっきいおにいちゃん。
そして、60年前・70年前のことが、神話になってしまっている時代に生きているんだなあとしみじみ・・
(まっきー) -
お兄ちゃんが犬をひろってきた。でも、かんこにはさわらせてくれない。そこで かんこは、空き地にすわりこんでいたおじいさんを ひろってきた。その人は風助さんといい、そのままかんこの家にいることに…。
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2021.03.28
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じっちゃんが死んでしまったあと、ものすごく大切な石をかんこにあげた。その石には名前がある。ヤマトシジミの食卓という名前、なぜそんな名前がついたのか。おもしろいので読んでみてください。
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タイトルからはストーリーが分からないだけに、一読の価値あり。
まず、ヤマトシジミがシジミで、それを食べられると思っている人は、途中まででも読んでみることをお勧めします。
そうすれば、きっと最後までページをめくっているはず。