動物園ものがたり

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著者 : 山田由香
制作 : 高野 文子 
  • くもん出版 (2010年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (123ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774317533

動物園ものがたりの感想・レビュー・書評

  •  動物園。
     カバ舎の前にいるのは、ケンカばかりしているお父さんとお母さんが嫌になって自分から迷子になった8歳の女の子、まあちゃん。
     手をつないだ仲良しのおじいさんとおばあさんに出会って、カバは英語で「ヒポポタマス」て言うて教えてもらった。まあちゃんの魔法の呪文。
     カバ舎の中で掃除をしている若い飼育員さんは、何だか悲しそう。
     動物園の1日、出会った人々のお話。

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     ほんわかしつつも、寂しくて、悲しくて、優しいお話。
     あとがきにも書いてあったけれど、自分が嬉しいときは周りの人の悲しみに気付かず、自分が悲しいときは周りの嬉しさが憎らしくなる――――それが凝縮したお話だなぁ、と。
     泣きながら読みました。

     イラスト、めっちゃかわいい! て思ったら、高野文子さん!
     『ラッキー嬢ちゃんのあたらしい仕事』では、元気いっぱいな主人公が魅力的だったけれど、こんな雰囲気の絵も描くんですね。
     素敵すぎる。

  • 動物園についての悪と正義を抜きにして感想を言うと、心を動かされた舞台装置として、どんな作用があったのか首をかしげる。しいて言うなら子供を探すという行為が、こうなりたい未来を引き寄せたのだろう。

  • 2013年2月28日

    装丁・本文デザイン/村松道代(Two Three)

  •  久しぶりに大ヒットした! ぐいぐい読ませる文章。山田由香さん。調べてみたら、脚本家さんなんですね。納得。
     高野文子さんの挿絵につられて買ったのですが、おはなしがバツグンに面白くて、文と絵、両方とても楽しめる本です。

  • 第55回西日本読書感想画コンクールの指定図書(中学年)

  • かわいい表紙から想像できるほのぼのとしたお話にとどまらない、深みのある物語だった。章ごとに、まあちゃん、カバ係の井上くん、おじいさんとおばあさん、まあちゃんのおとうさんとおかあさん、に語り手が変わっていく。それによって、人にはうかがい知れない、人それぞれの想いやかなしみ、よろこびがうかびあがってきて、それほど長いお話ではないのだけど読み応えがあった。みんながそれぞれ精一杯生きている姿にあたたかな気持ちをもらえた。

  • まあちゃんは、動物園で迷子になっています。
    でもおとうさんとおかあさんを探そうとは思いません。
    だって、まあちゃんは自分から迷子になったのですから。

    まあちゃんと飼育員さん、おとうさんとおかあさん、老夫婦が、
    動物に会いながら、それぞれの思いを語ります。
    ほのぼのできます。

    挿し絵がとってもかわいいです。

  • 高野文子さんの挿絵がすてきな、
    動物園が舞台でほのぼのとした幼年童話かと思って
    読みはじめたら・・・

    3年生向けくらいの物語ではあるのだけど、
    おとなの人も、読んでいいと思う。

    ある日、あるとき、
    動物園という場所に居合わせた人たちの、一日。

    ある部分は関わって、でも、
    悩み、かなしみ、よろこび、思い出・・
    すべてが見えて共有できるわけではなくて。

    ふつうの人たちに、しっかりと責任もって寄り添った、
    帯に書かれているように、「登場人物ぜんいんが、主人公のお話」でした。


    作者の方は、はじめての児童書だって。
    あとがきも、よかったです。

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動物園ものがたりの作品紹介

動物園のおきゃくさんは、まい子だけれど、元気な女の子、まあちゃん。たのしそうに手をつないだ、おじいさんとおばあさん。ケンカばかりしている、おとうさんとおかあさん。飼育員は、カバ係の井上くんと小林さん。「ヒ・ポ・ポ・タ・マ・ス!」まい子のまあちゃんが、まほうのことばをとなえたら…?登場人物ぜんいんが、主人公のお話。

動物園ものがたりのKindle版

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