- Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774323978
作品紹介・あらすじ
ひとりで絵を描くのが大好きなブライアンは、クラスのみんなから「みえない」みたい。
休み時間のキックボールにも誘われないし、ランチの時間もひとりぼっち。
そんなある日、クラスに転校生のジャスティンがやってきました。
やっぱりクラスで少し浮いているジャスティンに、ブライアンは短い絵入りの手紙を書きます。
それがきっかけで、チームでおはなしを作る宿題に、一緒にとりくむことになって・・・
みえなかったブライアンが、少しずつ変わっていきます。
きっとどこのクラスにもいる「なんとなく目立たない子」が主人公。
ちょっとした勇気や、小さな優しさがきっかけで、みんなが自分らしく輝けることを、
あたたかいタッチで伝える、アメリカからの翻訳絵本です。
感想・レビュー・書評
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絵が上手くて物静かでユーモアがあるのに、大人しくて目立たないから、クラスメイトの視野に入りにくいのですね。排除されてる訳ではなくても、「見えてないんだ」と感じる切なさが、絵の無彩色で表現されていて、身につまされます。転校生のジャスティンに、得意の絵入りの手紙を書く勇気を出せてよかった!
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小学生の頃の自分がいた。読んでいると、思い出しつらかった。経験しないとわからない見えないつらさ。見つけてくれた友達がいてよかった。
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クラスに一人はいるであろう
大人しくて目立たない子に対して、
声をかけてあげれていなかったり
気づいてあげれていないことが
あるのではないか…?
子どもたちに向けてだけではなく
対子どもの職業の人たちにも
読んでみてほしい絵本です
人間関係の形成も、
私たちのやるべきことだと
再認識できる気がします -
2019年度 5年生
ブライアンは目立たない。
カーロッティ先生にだって見えなくなることがある。
手のかかる子たちばかりに目がいってしまうから。
キックベースのメンバーには選ばれないし、お昼休みの話の輪にも入れない。
そんなある朝クラスに転校生のジャスティンがやってきて・・・
5年生は、いつも静かによくお話しを聞いてくれています。
みんな1人1人輝ける物を持っている事、転校生の小さな声かけでブライアンは自分の存在に自信を持ちその存在がみんなからよく見えるようになった事、お友達の小さな声かけでこんなにも変わる事を、子供達も感じてくれていると嬉しいです。
2017年度 6年生 7分
絵を書くのが好きなブライアンはクラスの中で目立たない存在。
休み時間も誘われないしランチもひとりぼっち。
そんなある日転校生のジャスティンに短いお手紙を書きます。
それがきっかけでみんなからみえなかったブライアンが少しづつ変わっていきます。
ちょっとした勇気や優しさがきっかけで自分らしく輝ける事が描かれている素敵な絵本に静かに聞き入ってくれました。
学校でも社会に出てからでもこのようなことがあると思います。
でも人それぞれに個性があり輝ける居場所が必ずあることを
教えてくれているように思いました。
是非大人の方にも読んでいただきたいな、と思います -
いじめにまだピンとこない、低学年の子に読んであげたい本。おとなしい子を、低く見てないがしろにすることは、意外とある。でも、ちゃんといるんだよ、大事なクラスメイトなんだよと気付かせてくれるかも。あと、こうやって声をかけるだけでいいんだよって、教えてもくれる本。
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ある意味残酷な子ども社会の話だけど、単純で優しかったりする。。目立たない子への配慮ってどうすればいいんだろう?
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ブライアンを認めてくれる最初の友だちが韓国系というところに、多様性を感じる。