- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774324043
作品紹介・あらすじ
わたし(さくら)とゆうちゃんは毎朝一緒に登校をする仲良し。学校の写生会の絵を一緒に仕上げていたとき、わたしの大切なくれよんをゆうちゃんが折ってしまいます。ぎくしゃくするふたりの関係。数日後、クラスで、ゆうちゃんの絵をコンクールに出すと、先生が発表したとき、ゆうちゃんは絵を出したくないと伝えます。そのとき、わたしは、ゆうちゃんが自分の気持ちを思ってくれていることに気づいたのでした。わたしは、いつもは出せない大きな声で、自分の気持ちを伝えます。そのことでふたりの絆は、少し強くなったのでした。
普遍的なテーマと読み応えあるストーリー展開
登場人物は、内向的な子(わたし)と、比較的外交的な子(ゆう)のふたりです。わたしの視点で物語は進行しますが、ふたりが、小さな事件を通して相手の気持ちをより深く考えた行動にでるという成長を見せます。読者は、絵本から、自分と友だちのとの関係へと思いを巡らせてくれることと思います。
感想・レビュー・書評
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これは複雑だよね。
でも新しいクレヨンをちゃんと返そうとできたお友達も偉かった。
すごい難しい。何が正解なのかわからない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【母セレクト】
クレヨン1本を通して色々な気持ちを体現できる素晴らしい絵本。新品の物がもったいなくてなかなか使えなかったり、貸してって言われたら断れなかったり、小学生の頃の純粋な気持ちが懐かしくもあった。
弟が姉の大事なクレヨンを折ってしまった後、たまたま見付けて借りた絵本。なにか感じ取ってくれたかな? -
自分だったらどうだろう?と考えやすそう。
感想文も書きやすそう。 -
白のクレヨンをちょっとだけって言っていたのに、パッケージがなくなるくらいつかっていてびっくりした。
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5歳
心にあるモヤモヤ、それを言えない気持ち、気まずい雰囲気、後悔など、
どれもまだあまり知らない感情でピンときていない様子。小学生になったらまた読みたいな。 -
友達との間におこるモヤモヤ。どうしたら解決するのか。あ~わかるぅ~。となる本
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幼い子の葛藤を描く。
その葛藤を乗り越える場面に泣けた。
5歳の子も、いろいろと感じるところがあったのか、読んだ後、しーーーん。と固まってた。 -
1年生、自分で読んだら、よくわからない、という。読み聞かせだけでは、書いてあること、言葉のなかに含まれてる意味がわからないようだった。言葉を補いつつ、読み聞かせると、わたしだったらいやだ、こう言う、と自分の思いを伝えてるようになった。ゆうちゃんがなぜコンクールに自分の絵を提出することを拒んだのか、理由が描かれていないのがおしい。
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2019 1-3
7分 -
かわいそう!!と年長娘と小2の息子。身に覚えがあるのかな。ただ、大人になった自分は、こういう事で悩んでたなぁと懐かしかった。お友達の気持ちを考えるきっかけになる本に出会えました。