あたしだけのスマイル・リップ 5月8日春山ましろ (くもんの児童文学)
- くもん出版 (2016年10月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (132ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774325392
作品紹介・あらすじ
11歳をむかえる5人の友情、成長を描いた「11歳のバースデー」シリーズ。巻を追うごとに、5人の人間関係がドラマチックに見えてくる。魔法の美少女戦士リップちゃんに憧れる春山ましろ、美人で頭もいいけれど孤独をかかえた夏木アンナ、学校一の問題児・伊地知一秋、家庭の事情で人と距離を置く冬馬晶、不器用で勉強は苦手だけれどやさしい四季和也。思春期手前の5人が迎える11歳の誕生日は……?
[11歳。思春期手前。 夢見るあたしじゃ いられない?]
あたし春山ましろ。小学5年生。
そうだよ、あたし、人生がわかっちゃった。
根性はないし、しんぼう強くもない。とくべつかわいくもない。
そんなあたしの人生は、きっと、とてもたよりない。
あーあ、まんがの『スマイル・リップ』に出てくる、魔法の美少女戦士リップちゃんみたいに、
スペシャルスゴイ力があればいいのに・・・・・・。
感想・レビュー・書評
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個性豊かなクラスメイトと一緒に遠足。何だか5年生の時のモヤモヤした気持ちが蘇ってくる。
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元気で明るい
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いいな。私も山登りしたい!
春山さんってバトルデイズのとき、起こりっぽいイメージだったけど、やさしいね。 -
・春の遠足で、五人がまいごになり、おたがいの知らなかった一面に気づいた。そして五人の関係も変化したところがおもしろかった。
・最初はちょっとした問題をかかえた子が11歳の誕生日を通して、少しずつこくふくをしていく物語です。どこがよかったかというと、みんなも抱えているような問題の克服の仕方がわかるので、ちょっと問題の抱えた人は、この本を読んでみて下さい。
・何巻というのをローソクの数であらわしていておもしろいし、ぜんぶちがう人が主人公になるから、次はだれか楽しみになります。その主人公にかぎらず、生まれたきせつを名前につけていて、おもしろいです。 -
「11歳のバースデー」シリーズ
1、あたしだけのスマイル・リップ 5月8日春山ましろ
2、わたしの空色プール 8月10日夏木アンナ
凄いよ。
久しぶりに面白い児童書を読みました。
五年生のクラスの、ある班の四人組のそれぞれの誕生日の出来事を通じて、みんながお互いを理解し仲良くなっていく物語ですが、まず第一に文字が大きくて読みやすい。
うまい文章と展開と、ほどよい長さ。
一月に続編の三冊がでるそうなんで、来年の新学期にはセット売りになるんでしょう。
イラストその他、いまの子どもたちに気に入ってもらえるかどうかまだわかりませんが、売れるといいなぁ。
だってホントにいま、出せる本、ないんだもの。
一期一会の後がまになってくれますようにーー。
2016/12/15 更新