一日だけうさぎ

著者 :
  • くもん出版
4.14
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本棚登録 : 218
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774325446

作品紹介・あらすじ

2015年創作コンクール大賞受賞作の絵本化。作者は当時小学3年生だった、原知子さん。

今日は年に一度のうさぎの日。町の住民はみんな、一日だけうさぎになってしまいます。
でも、住民たちは慣れたもの。うさぎの姿で学校へ行き、会社へ行き、一日を過ごします。

小学生の「わたし」は、学校で飼育されているうさぎ・メイちゃんの意外な不満を教えてもらったり、国語や算数がなくなって授業が体育だけになると案外つまらないと分かったり、タヌキの親子に出会って町の自然環境の変化について考えたり。
うさぎの姿、目線になってみると、当たり前の一日にも、新しい発見がたくさん。

小学生の等身大の目線と、ユニークな発想が結びついて生まれた、なんとも楽しく、そして少しだけ自分の身の回りの生活について考えさせられる絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。
    世界観に入り込みやすく、文章も丁寧で情景が想像出来てくすっと笑える。
    小学3年生が書いたと知って驚いたけど、内容的にはとても可愛らしかった。
    5y10m 図書館貸出

  • 娘の選書。読み聞かせてくれた。
    ストーリーがすっと頭に入ってきたのは、娘の音読が上達したのか?作品の素晴らしさか?きっと読みやすいから上手に読めて楽しく感じるのだろう。大人がこんなお話作れる?と思い、どんな方と思えば、2006年生まれ!2015年のコンクール受賞作品とな!素晴らしい!

  • いやぁ、面白かった~。
    緑豊かなとある町では、住民が一年に一度一日だけうさぎになってしまうのです。
    なんてシュールな発想かしら、と読み進めていくと思いがけず現実的で、幼年童話としてちゃんと読めて……そして、最後の言葉まで心地よかったです。
    どんな作家さんだろう?と思ったら、当時小学3年生の女の子ですって!びっくりしました。

    私もこの町に住みたいなーと思いましたよ。

  • 2015年おはなしエンジェル子ども創作コンクール最優秀賞作品。

    1日だけ皆うさぎになる街。
    人間の時には気づかない事、わからない事でも、うさぎになるとわかることもあるんだね。

    発想が楽しく、ほっこり優しい気持ちになる絵本です。

    (読み聞かせ時間:約5分)

  • うさぎになって見方が変わる、可愛くて面白い一冊♪
    本物のうさぎとお話ししてうさぎの気持ちがわかって改善してあげるところとか、たぬきとお話しするところとか、事前にわかれば・・と言っているところとか、最後に「前より良い町になっている」っていうのもほのぼのとしていてすごく良いなぁと思う♡

  • その街の人は年に1日だけ全員ウサギになるという、変わったお話。ウサギになると目線が変わり人間の時には気づかなかったことに色々と気付きます。こばようこさんの絵もストーリーと合っていて、読み応えのある絵本です。

  • なかま
    4年生

  • 2020.02.10

    町中の人が1日だけうさぎになるってなんかいいな
    大人も子供も、特別だけど異常では無いのが良い
    パパが会社で(パソコンはできるけど)何もできなかったけどなでなでされたと言うのがほっこりしてすき

  • 2-2 2019/10/16

  • 読んでいて幸せになる本だった♪

    読み聞かせには長いのかな~?
    好きな本だわんっ!

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著者プロフィール

2006年東京生まれ。家でうさぎを飼っていたこともあり、本作品のアイデアを思いつく。
自分を主人公にしたお話を、父親がいつも話して聞かせていたことから、自分でもお話をつくるようになる。

「2016年 『一日だけうさぎ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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