カーネーション (くもんの児童文学)

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  • くもん出版 (2017年5月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774326900

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カーネーション (くもんの児童文学)の感想・レビュー・書評

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    タイトルの「カーネーション」、花言葉がじわりと効いてくる
    途中から、ずっと泣きながら読んだ
    外からはごくごく普通の家庭に見えるのに、ちょっとした勘違いではすまない、亀裂が入った家族
    娘は母に愛されたい
    母は娘を愛せない
    父はその現実から目をそむける
    愛してほしくて、努力して、我慢して、それでも拒絶されたら、愛どころか、自分が壊れてしまう…
    物語は、完全解決ではないけれど、希望のあるラストになっていて、私も救われた気がした

  • 移動中にうっかり読んでしまったので
    車内で泣いてる怪しい妊婦になってたとおもう

    昔読んだハッピーバースデーと似てる。
    娘と母親ってむずかしいのねー
    生まれてくる子を可愛いと思えるといいなぁ

  • 視界をにじませながら、一気に読んでしまった。

    あんまりにもつらくて、くるしくて、胸がぎゅっと締め付けられた。

    家族ってなんだろう。

    いろんな人がいるからいろんな家族の形があったっていい。

    でも、家族に愛されないのはつらい。

    役割や関係性にとらわれすぎてしまうとダメになってしまうのかもしれない。

    最後が前向きだったのが救い。

  • 母に愛されていない娘の話。せつなく重いが、離れて暮らすことを選び取る結末は、むしろ爽快だった。

  • 誰にでも、どうしても相性の悪い人間はいて、なるべく深く関わらないことでやり過ごせるものではあるが、その人が家族であったら悲惨だ。それが親や子どもであったら。
    しかし、それは起こりうる。思春期の少女を主人公に、母から疎まれて傷つき、どうにか距離をとることができるまでを描く。
    この主人公は母には愛されなくても、父は愛して守ってくれるし、相談できる大人も友達もいる。何より、母は専業主婦でありながら、父と二人でアパートを借りることができる経済的余裕がある。これは大いなる救いで、父は気付かず仕事に没頭、相談できる大人も友達もなく、経済的にも苦しい家で同じことが起こったらどうだろうかと、考えずにはいられない。
    しかし、この本は中高生向けだから、これでいいのかもしれない。最近の岩瀬成子の小説みたいにリアル過ぎると、辛すぎるから。
    欲を言えば、社会人になって自立した主人公が幸せになり、母に対して赦しを感じられるようなラストがあったら、もっと良かったかもしれない。同じような立場の中高生は、自分が幸せになれるのか、特に自分の子どもを愛せるのか、きっと不安だと思うから、大丈夫だよ、と伝えてやるためにも。
    余談だが、背表紙にまで酒井駒子の名前が入っていて、(表紙だけで、挿し絵はないのに)そんなに酒井駒子は人気なのか?酒井駒子が表紙を描いているだけで買うほどに?という疑問がふつふつと。まあ、子ども向けの本はタイトルと表紙絵で勝負が決まってしまうということは否定しないけど。

  • 家族とどう行きていくかを、自分で選んでいくところが良いと思いました。

  • 日和は、母親に愛されていないと感じている。
    それでも母親のことは好きだから、気に入られるように努力していた。

    しかし、そんな日和の態度が、母親の愛子には我慢ならなかった。
    妹の紅子には愛おしい気持ちがあるのに、なぜか日和にはそうなれないのだった。

    痛い親・・・。

  • 中一の日和は、母に愛されていないと感じていた。そして、愛されたいと心から願っていた。けれども、日和が母を喜ばせようとしても、ただ母の気に障るだけ。そんなある日、電話口で泣いている母をみかける。母もまた娘を愛せない自分を責めているのか?
    母との関係に悩む子の葛藤と成長を描く。

  • 児童文学だからか字が大きく、すぐ読める。でも内容はとっても切なかった。日和はよく素直に育ったな。お母さんへの誕生日プレゼントを用意て渡すのを楽しみにしているところから、家を飛び出すところまで日和の気持ちがすごくよく描かれていると思いました。カズさんの「家族がこわれる前に、日和がこわれるぞ」にグッときました。

  • 母に愛されたい娘と娘を愛せない母
    そんな母娘の関係を見て見ぬふりをする父

    「あたしね、お母さんに好きになってもらいたかった。
     笑いかけてもらいたかったし、話をきいてほしかった。
     だけどそんなの無理なんだってわかった」

    ──はじめて日和を腕に抱いたときから、愛おしいと思えなかった。
      そんなことはないって何度も思ったけど、あの子を抱くと、苦しかった。
      お母さんってすりよってきたとき、ぞっとしたこともある。

    「オレは、愛子も、日和も、なくしたくないんだ」

    3人をとりまく人々とのかかわりを通じて家族が再生に歩みだす

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    いとうみく情報
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カーネーション (くもんの児童文学)の作品紹介

――どんなに思ったって、願ったって、祈(いの)ったって、母はあたしを好きにはならない――

『家族を描くならここまで書きなさい…と、いとうみくにガツンとしかられた気がする』児童文学作家・安東みきえ氏
『「家族」から逃げている自分に気づく。みんなが幸せでいられる距離って本当に難しくて、苦しい』紀伊國屋書店新宿本店 新宮修子さん
『友だち、家族、そして母親の愛。葛藤(かっとう)した日々を過ぎれば、きっと前を向いていけると感じさせてくれる作品』クレヨンハウス子どもの本売り場 馬場里菜さん
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『愛されていない相手との暮らしは本当につらい。このことから逃げられない子どもたちはどれだけいるでしょう。現代に必要な物語だと強く思います』MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店 森口泉さん

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