射こまれた矢 能登恵美子遺稿集

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  • 皓星社
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774404677

作品紹介・あらすじ

ハンセン病のことに打ち込む人は、矢を射こまれたようにこのことに打ちこむ。能登さんは、そういう人の一人だ。
この矢を抜いてくれと叫びたいときもあっただろう。
しかし、矢を抜いてもらわない生涯を生きた。(鶴見俊輔)

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  • 本書は皓星社の編集部として数々のハンセン病書籍を手掛けた能登恵美子氏の遺稿集。入社時にハンセン病患者や回復者の作品と出会った能登氏は、それらが質量ともに高い水準にあると知り、集大成したいと決意。全国の療養所を訪れ、山のような文献を収集し、15年来の願いであった『ハンセン病文学全集』(全10巻)の刊行をスタートさせた。2002年、完結を見届け後、容赦ない病に見舞われ49歳の若さで逝去した。『全集』の編集委員をつとめた加賀乙彦氏と故・鶴見俊輔氏が序文を寄せており、能登氏の誠実な働きぶりを讃えている。

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著者プロフィール

1961年3月29日 能登帝雄、貞子の長女として東京都豊島区に生まれる。
1963 年2月13日 妹・明美誕生。
練馬区立中村小学校・中村中学校を経て、1979年豊南高等学校卒業。
卒業後は、アルバイトをしながらギター教室に通う。
1980年4月 高田馬場にあった日本児童文化専門学院第一期生として入学。創設者池田希氏によれば、出願したのも一番だったという。
教員に詩人の井出則雄、児童文学者の安藤美紀夫、大石真、藤田のぼる氏らがいた。
1983年3月卒業。いくつかの出版関係のアルバイトをへて、1985年皓星社入社。
『海人全集』(1993年)『ハンセン病文学全集』(2002 年〜2010 年)などの編集を担当。
2011年1月18日『ハンセン病文学全集』出版により第7回出版梓会新聞社学芸文化賞。
2011 年3月7日 東京女子医大病院で逝去。享年49。

「2021年 『射こまれた矢 能登恵美子遺稿集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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