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- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774404677
作品紹介・あらすじ
ハンセン病のことに打ち込む人は、矢を射こまれたようにこのことに打ちこむ。能登さんは、そういう人の一人だ。
この矢を抜いてくれと叫びたいときもあっただろう。
しかし、矢を抜いてもらわない生涯を生きた。(鶴見俊輔)
感想・レビュー・書評
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本書は皓星社の編集部として数々のハンセン病書籍を手掛けた能登恵美子氏の遺稿集。入社時にハンセン病患者や回復者の作品と出会った能登氏は、それらが質量ともに高い水準にあると知り、集大成したいと決意。全国の療養所を訪れ、山のような文献を収集し、15年来の願いであった『ハンセン病文学全集』(全10巻)の刊行をスタートさせた。2002年、完結を見届け後、容赦ない病に見舞われ49歳の若さで逝去した。『全集』の編集委員をつとめた加賀乙彦氏と故・鶴見俊輔氏が序文を寄せており、能登氏の誠実な働きぶりを讃えている。
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