1日5分ミニノート仕事術:仕事のゴチャゴチャが解決するシンプルな仕組み

著者 :
制作 : 「元気が出る本」出版部 
  • 現代書林
3.22
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本棚登録 : 307
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774514208

感想・レビュー・書評

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  •  文庫本よりさらに一回り小さいB7サイズのミニノートに日々の ToDo を書き出して、「計画力×実行力」で決まる仕事の成果の質と量を上げていく。著者自身、これまでに500冊以上のノートを使いつぶして実績を上げてきたのだと言う。

     ToDo 管理で言えば、GTD (Getting Things Done、ものごとを正しい優先順に済ませる) を始め、仕事術の分野において類書は山のように存在する。本書でも前半ではその具体的な「作法」が細かく説明されているが、ひとつ大きな違いがある。それは、「必ず手書きのノートを使う」ということと、物事を「仕組化」するという考え方だ。

     なぜ紙のノートで、手書きでなければならないのか。そこには明確な理由があり、詳しくは本書を手に取って確かめて頂きたいが、私自身、日々の仕事はパソコン上の ToDo リストに頼っていて、ただ落ちて来た仕事を片っ端から順にこなし、残業前にその日のやり残しの量に一喜一憂することを往々にして繰り返している。

     パソコンの画面上では「終了」のタスクはどんどん消えていくが、紙の上ではいつ、どんな仕事をやって、どれだけの時間工数をかけ、何が後回しになったかが手書きの文字として残る。定期的にセルフチェックすることで、「何に時間を費やしているか(それは本当に必要か)」「どんな作業が好きか、嫌いか」といったことが見えてくる。

     本書の後半では、そこから大きく組織全体での業務の見直しに応用する内容が記されているのだが、本書は個人向けを主眼としたためか、一部に触れるにとどまっている。ここはぜひ次回作にも期待したいが、「相棒化」(上司と部下でノートを共有し、相互の方向性や優先順位の共通化を図る)仕組みなどは、特に私のような部下が成果を出せず悩んでいるときに、上司に読んでいて欲しかったと、強く思う。

     成果を出すには、いかに効率よく仕事を進めるかと考えてしまいがちだが、問題はその一歩手前にある。本書では「効果的な試行錯誤の方法をいかにはやく見つけるか」という観点で、その仕組みづくりの一つとして「ミニノート術」を紹介したものである。仕事は「これという答え」が何か一つあるものではない。しかし、「答え」以前の「問い」をいかに見つけるのか。そのヒントを、ぜひ本書で見つけて頂きたい。

  • 第1章 仕事の問題が解決する!-「ミニノート仕事術」イントロ編(デキるビジネスマンは重宝される/「ミニノート仕事術」であなたも変身できる ほか)/第2章 自分の仕事が明確になる!-「ミニノート仕事術」実践編(取り組む仕事のリストとランクをすべて書き出す/今日終わらせる仕事は目標作業時間を記入する ほか)/第3章 仕事のレベルが向上する!-「ミニノート仕事術」応用編(仕事の「見える化」で達成力は劇的に高まる/自分の好きと嫌いを「見える化」する ほか)/第4章 仕事の結果が激変した!-「ミニノート仕事術」ケーススタディ編(ミニノートを活用した営業職のケーススタディ/ミニノート活用した他の業種のケーススタディ ほか)/付章 チームの力が強靱になる!-「ミニノート仕事術」相棒化編(チームでミニノートを使って成功する方法/職種別の相棒化シートのつくり方)

  • 人間は見えないものに対して不安を抱きがち
    だからミニノートで整理しようという内容

    途中で断念してしまったのでまたいつか読みたい

  • 「頭っていいよな。どこでも使えるもんな」。

  • blog(2014-06-22)から転記

    正直なところミニノートを使ってのタスク管理の内容についてはGTDとかの本であちこちで目にしている方法と、個人的には大差ないなぁと思った。
    ただ、後半のタスク管理を仕事のツールとして、相棒を作るのに使おうという主張は面白いと思った。いきなりはたぶん無理なので、お互いがタスク管理をするメリットを実感してからということになるんでしょうけれど。

    以下個人的なネガティブ要素。
    今日する仕事以外もやることがわかっているものはピックアップしろというのは職業柄ちょっとやりづらい。細かく拾っていくとミニノートの見開きでは収まらない。
    タスク管理の項目は動詞レベルまで砕くのがセオリーなのでそのへんはちょっと読者側が工夫する必要がありそう。

  • ToDoリストなどは元々作っていたが、分類分けなど参考になった。
    また、上司とのバディ化が新たな発見であった。

  • 2020/7/17

  • ノートに予定を立ててスケジュール管理する方法。
    予定を書き、時間や優先順位を書く。
    終わらなかった仕事は明日も引き続き記入する。

    上司のバディを目指す。

  • バレットジャーナルで同じようなことをやっているので、それをブラッシュアップできればいいなと思いました。

    上司と部下の相棒化はとても興味深かったです。
    秘書のように、は普段考えていることと似ていたので共感しました。

  • 自己啓発

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著者プロフィール

成長戦略コンサルタント/「最速成長法」開発者
株式会社百年経営 代表取締役

千葉県生まれ。東京音楽大学在学中よりプロミュージシャンとして活動。有名ジャズバンド「森寿男とブルーコーツ」のリードトランぺッターとして活躍し、日野皓正、小林幸子をはじめ、幅広いジャンルのトップアーティストたちとの共演を果たす。

その後、ミュージシャン時代に体得した上達法を体系化させて「最速成長法」と命名。自らその方法を実践し、30歳でサラリーマンに転職後、たった3年で部長職に昇進する。その後は経営企画担当として事業計画策定やアメーバ経営導入に従事。独立後に12社のCFO(最高財務責任者)を歴任する。

現在は、成長戦略コンサルタントとして、ミニノート仕事術など「最速成長法」を企業に導入し、成長戦略の策定と最強の組織づくりで、すぐに稼げる仕組みを提供している。これまで600社以上のクライアントが次々と業績を向上し、いま日本で最も予約待ちの多いコンサルタントの一人である。


「2013年 『1日5分ミニノート仕事術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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