- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774517445
感想・レビュー・書評
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偏差値60以下の中学を目指す親子に向けた本。
ギスギスせず伸びやかなくらしのまま受験へ臨みたい親子には参考になりそう。がっつりやりたいけど、なるべく平和にやりたいという親子には、ちょっとゆるすぎるかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもしろく読みました。中学受験に関わらず、子ども観、学習観、子育てのヒントにあふれています。
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当家は、進学のための中学受験をしないのですが、それでも中学受験のメリット・デメリットや、高校受験に関する考察を含めて受験について考える機会創設の為に、中学受験の本を読むのですが、ゆる中学受験も、当然、アリだと思うのです。んで、”進学じゃない、経験の為の中学受験は、もしかしたら施行されるのかもしれません”でも、市立中学の進学は、当家には該当しません、念のため。
やっぱり大切なのは、試験の結果対応だと思っています。P168 当然、受験はうまくいく子もいればいかない子もいる。「確率論」で語りたくないので、「納得解」に近い形での入試結果を、皆手にして欲しい。うまくいかなかった子にも、その解釈をきちんと与えてあげたい。入試は「競争入試」ですから、全員が第一希望に合格できるものでは無い。それを、努力不足や最初からの不合格を予想していた、と、責めてしまったら、子供は勉強に向き合うことはできなくなる。親のがっかり、を、子供にぶつけることはならない。
子どもに対して受験の苦労をねぎらい、「頑張りを認める」という総括が必要。
P186 中学受験はゴールではない。トップを目指す必要性も無い。カリキュラムをこなすことが大切なのではない。もっと本質的な勉強をニコニコ笑顔でさせましょう、なんてことを伝えたい。私は幸せな子を増やしたい、中学受験をやって良かったと言って欲しい。子どもも親御さんも、幸せになる中学受験をして欲しい。
P201 某中学の元校長から、塾は勝敗をつけられるけれど、教育の世界では商社と敗者を作り出してはいけない、と聞いて、衝撃を受けた。勝敗をつけた後のことを考えてこなかった。以来、教育の一部として受験をとらえるようにした。受験をいたずらに”勝負にしないように”してきた。