しちどぎつね (日本の民話えほん)

著者 :
  • 教育画劇
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本棚登録 : 65
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774605708

作品紹介・あらすじ

たびびとさんが、ほうりなげたなべはひるねしているきつねのあたまにぽかあり。「いてっ な、なにさらすねん」それはむらでひょうばんのしちどぎつねというきつねでした…。

感想・レビュー・書評

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  • 桂枝雀さんの持ちネタだったような記憶がある、有名な上方落語。
    岩崎京子さんがテキストをおこし、かの二俣英五郎さんの挿絵で、見事に再現した絵本。
    (二俣さんのファンの方、これは必見ですよ)
    左開きの縦書き。そして横長の版型で、やや持ちにくい。
    約8分。低学年から。
    東の方もぜひ、なんちゃって関西弁でチャレンジしてみてくださいね。

    表紙画像だけでも伝わるが、とにかく絵が可愛くて楽しい。
    登場人物たちの表情、ずる賢い狐、見返しのモノクロの絵、道端の花、茶店、スズメや猫、カラスなどの小動物、お地蔵さま・・よく描きこまれてのどかな雰囲気を盛り上げてくれてるのに、淡い色彩でしつこさを感じないのがさすが。巧いなぁ。

    旅人が放り投げた鍋が、たまたま昼寝していた狐の頭に当たる。
    それが、村でも評判の「一度やられたら七回仕返しをする」というしちどぎつねだったから、さあ大変。狐の仕返しが始まって・・・

    他の作家さんも絵本にしているし、紙芝居もあるので全部読んでみる予定。
    持ちやすい、読みやすい等々、それぞれのお好みでよろしいかと。
    お話会も、春先はこういった明るい作品で始めたい。

  • たびびとさんが、ほうりなげたなべはひるねしているきつねのあたまにぽかあり。「いてっ な、なにさらすねん」それはむらでひょうばんのしちどぎつねというきつねでした…。

  • 6分

  • 図書館で借りた、落語のCDの方が面白かった

  • 狐のしつこさを描いた絵本
    かわいいきつねもいるのにね。

  • 有名なお話のようで、
    何種類も絵本がありました。

    1度なにかされたら、
    7回仕返しするきつねのお話。

    きつねに化かされるお話は、色々ありますが、
    この旅の兄弟には、このくらいのバチが当たっても
    いいんじゃないかな、なんて思いました。

  • 2011年6月22日

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著者プロフィール

1922年東京都生まれ。短編「さぎ」で日本児童文学者協会新人賞を受賞。『鯉のいる村』(新日本出版社)で野間児童文芸賞、芸術選奨文部大臣賞、『花咲か』(偕成社、その後石風社)で日本児童文学者協会賞を受賞。
主な作品に『かさこじぞう』『ききみみずきん』(以上ポプラ社)、『十二支のはじまり』(教育画劇)、『けいたのボタン』(にっけん教育出版社)、『赤いくつ』(女子パウロ会)、『一九四一黄色い蝶』(くもん出版)、『街道茶屋百年ばなし・熊の茶屋』『街道茶屋百年ばなし・子育てまんじゅう』『街道茶屋百年ばなし・元治元年のサーカス』(以上三部作、石風社)『久留米がすりのうた』(石風社)など多数ある。

「2009年 『花咲か 江戸の植木職人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩崎京子の作品

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