浪人若さま新見左近 片腕の剣客: 書下ろし長編時代小説 (コスミック・時代文庫 さ 6-16)

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  • コスミック出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774713410

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  • 浪人若さま新見左近 シリーズ 13

    甲府藩主・徳川綱豊は、一介の浪人・新見左近として、江戸の市民を苦しめる悪党を
    「良心あるものは去れ、悪に与する者は、葵一刀流が斬る」と、決め言葉と共に、懲らしめている。

    そんな折、お琴が、女商人・百合に、見込まれ、京の新店を手伝って欲しいと、しつこく口説く。断るお琴だが、次第に、心が揺れてくる。

    一方、綱吉は、娘の鶴姫の夫・綱教を次期将軍にしようとしていた矢先、鶴姫が、毒殺されかかった。
    そこで、綱吉は、鶴姫の命を助ける為、綱豊に、西の丸に入るように、頼む。
    次期将軍は、綱豊であると天下に知らしめ、この先、男児が生まれなければ、綱教を将軍にすると言うのだ。
    その間、世継ぎの振りをしてほしいと。

    もし、断って、鶴姫が命を落とせば、甲府二五万石の存亡に関わる。
    間部詮房は、綱吉の都合の良さに反対したが、
    綱豊は、引き受けるつもりになった。

    綱豊は、相手を炙り出す為に、尾張藩に噂を広めるが、間もなく片腕の剣客に、右腕を切られ、その上、毒矢に当たり、気を失ってしまう。

    その頃、お琴は、左近用の飯茶碗が割れているのを見つける。

    お琴は、京へ行く決心をするのか。
    多分、するだろう。

    いよいよ、後が完結編となる。
    次作品が待ち遠しい。

  • お琴ちゃんは、京に行くのかしら?

著者プロフィール

ささき・ゆういち
1967年広島県生まれ、広島県在住。2010年に時代小説デビュー。「公家武者 信平」シリーズ、「浪人若さま新見左近」シリーズのほか、「身代わり若殿」シリーズ、「若旦那隠密」シリーズ、「若返り同心 如月源十郎」シリーズなど、痛快な面白さのエンタテインメント時代小説を次々に発表している人気時代作家。本作は公家武者・松平信平を主人公とする人気シリーズ、その始まりの物語第11弾!

「2023年 『町くらべ 公家武者 信平(十四)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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