はだか大名: 超痛快!時代小説 (コスミック・時代文庫 や 2-2)

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  • コスミック出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (783ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774723099

感想・レビュー・書評

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    所謂痛快時代劇。設定は違うも主役はかぶりまくり。ほか女にモテ、町人やらにやたら心酔される。最後に江戸を離れるあたりも前に読んだヤツとおなじだな。昔の作品だし仕方ないか。


    内容(「BOOK」データベースより)
    明石藩十万石の当主松平直之助は、小名木川の下屋敷に若隠居の身。時の将軍家斉の子息、斉信を押しつけられ家督を譲らざるをえなかったからだ。これも運命と受け入れていた直之助だが、愛妄菊乃の死をきっかけに出奔する。実は直之助はある固い決意を秘めていた。身分を捨て、はだか一貫の浪人・浮世捨三郎として、お家の大事を救おうというのだ。一方、主君・斉信が暗愚なのをいいことに藩政を思うままにしていた右源太は直之助暗殺指令を出す。盗っ人稼業の油屋伝次、辰巳の売れっ子芸者小稲らの手を借りる直之助は、正義の剣をふるうことができるのか―?国民的人気作家山手樹一郎による超痛快!時代小説。

  • 海外旅行の時には純和風っぽいのを一冊持って行くようにしている。

    古き良き時代劇そのままな小説。
    読んでてとっても楽しかった。
    悪役はひたすら悪役。主人公の殿様はあくまでおっとりしつつかっこ良く、ピンチがあってもすべてがうまく転んで行く。
    あまり頭を使わずすんなり読める。

    でも、耐える尽くす、なのに足手まといになる女たち(鉄火肌の遊女でも、尽くしたり先走って人を窮地に陥らせたりって役どころ)には、なんだか消化しきれないところがあったけど。
    女ってのはそんなもんですかね。面白かったからいいけれど。

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著者プロフィール

明治三十二年(一八九九)栃木県生まれ。本名井口長次。明治中学卒業。博文館の編集者だった昭和八年「サンデー毎日」の大衆文芸賞で佳作となり、これ以来山手樹一郎を名乗る。昭和十四年、博文館を退社、長谷川伸の門下に。翌年にかけ新聞に連載した『桃太郎侍』が成功を収める。以後、大衆の求める健全な娯楽作品を次々書き、貸本屋で第一位の人気を得た。昭和五十三年(一九七八)没。他作品に『遠山の金さん』『崋山と長英』(野間文芸奨励賞)など多数。

「2022年 『夢介千両みやげ 完全版(上)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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