ふうらい指南: 手ほどき冬馬事件帖 (コスミック・時代文庫 か 5-8)

著者 :
  • コスミック出版
4.00
  • (5)
  • (3)
  • (3)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 29
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774724140

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 同心(警察みたいなの)を引退した冬馬が、その武術の腕を生かして闘い方を教えたり、事件に巻き込まれたりしていく話でした。主人公の闘うということのとらえ方がとても好きです、理想は勝ちもせず負けもせずというのが。
    短編集のようないくつかの細かい出来事と、一貫してただよう主人公を襲った不可解な事件の謎でぐいぐいテンポよく読ませていきます。

  •  元火盗改め同心としては、穏やかで人情にも通じている。剣の腕もずば抜けているのだが、朴伝流であり、他の武芸にも通じている、教え方もうまい。何でも出来そうだが、そこそこわびしい一人住まいのたたずまい。こんな人間は、時代小説ならでは。
     実は、この著者の小説をたくさん譲り受けました。ゆっくり楽しむつもり。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

風野真知雄の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×