不埒なマリアージュ: 略奪の王子と祝福の姫君 (MARY ROSE LABEL 5)

著者 :
  • コスミック出版
4.09
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本棚登録 : 98
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784774724898

作品紹介・あらすじ

「アシュレイ。良い名だ。お前を俺の妻にする。早く子孫を残すために、日に三度は性交を義務づける」これが横暴王子ウィルフレッドのプロポーズ。堅物で女心にはうとい王子の行動には振り回されてばかり。出会った翌日には隣国に連れ去られてしまったアシュレイは、美姫と名高い姉と結婚ができなかったから、ウィルは仕方なく私に求婚したと悩むばかりで…。すれ違いラブロマンス。

感想・レビュー・書評

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  • 仁賀奈さんの作品は、腹黒なヒーローが多いですけど、今回のウィルフレッドは、オレ様なのに性に対しては真面目なところとかがあって、私的にはこっちのヒーローの方が好きです。

    他の男がアシュレイと仲良くするのは許せないのに、アシュレイとの恥ずかしい行為は平気で口に出したりっていう残念なところがちょっとかわいいです。童貞なのに手慣れていたのは、ジェレミーのアドバイスのおかげでしょうか(笑)だんだんアシュレイに溺れていく様もなんかいい感じでした。

    アシュレイも、歌声は動物たちを集めたりしてかわいいのに、見るからに悪役の姉の言うことを素直に聞いちゃったりして、自分に自信のないところがかわいかったです。ただ、あんな分かりやすいイジメ方をしてたマリベルなのに、なんで周りの国はマリベルの方がいいって思ってたのかは不思議ですけど。

    黒髪のオレ様王子好きとしては、なかなか面白い1冊でした。
    こういうかっこいいオレ様だけど、ちょっと残念なヒーローでまた書いて欲しいです。

  • 【KU】舐め舐めヒーロー(笑)そして間違いなくDT!ヒーローの親友は可愛い顔してガンガンヒーローを煽る(声は代永くんイメージ)。彼の話も読んでみたいわ。ヒロインはできる姉王女に歌声がちょっとだの、使用人に陰で文句言われてるわよだのの毒を吐きまくられて、すっかりそれを信じこんでるし。最後は毒姉に制裁入るからスカッとするね。ヒーローはヒロインに惹かれ求婚し、略奪するかのように自国へ連れ帰り婚姻(笑)生真面目ヒーローの気持ちダダ漏れ。わからないのは当人達のみ(笑)楽しく読めましたー☆

  • 超がつくほどゴーイングマイウェイ、言い換えれば宇宙人のごとく話の通じないウィル王子に始めはびっくり。まぁ一目ぼれとかそんなところだろうと思いつつ、どうなるものかとハラハラ。ところが話が進むごとに彼のやりたい放題さだったりが愉快になってきた(笑 
    一方でヒロインの人の好さは、一線越えてお馬鹿だなぁというのが始まりから終わりまでの変わらない印象。いくら姉に言われたからって、自分の歌の実力くらいわかるでしょうに……使用人たちのことがみんな好きだとか言っておいて、結局は微塵も信じていない矛盾が不快なほどだった。姉のやりようも行き過ぎだけど、そうなる前に両親や周囲もいろいろ手を打とうよと次々に粗探しをしてしまった。
    女性陣でマイナス1、でもウィル王でプラス1。

  • 最初、堅物で武骨なイメージのウィルフレッド王子が、段々デリカシーのない残念な人になっていくのが笑える。アシュレイを他の男に見せるのが嫌でも、自分の口からアシュレイの恥ずかしい姿を伝聞するのは平気なんだな(笑)

  • 後ろ向き主人公、主人公が好き過ぎて残念な変態って感じのイケメン。安定してます。今回はコメディ要素が強かったですね。私は結構好きでした、この王子。残念過ぎる…笑

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著者プロフィール

仁賀奈(にがな)
小説家。主にティーンズラブ小説、BL小説のジャンルを手がける。代表作のひとつ『シンデレラ・クルーズ』を刊行したフランス書院ティアラ文庫をはじめ、多くの出版社から著作を刊行し続けている。

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