- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784774726939
作品紹介・あらすじ
江戸市井に住まう謎の浪人・新見左近。甲府藩主であり将軍綱吉の甥というみずからの正体を隠し、庶民の側から世の平安を守らんとする、風変わりなお殿さまである。そんな左近であったが、想い人であるお琴にまことの素性を知られてしまい、なんとも困った事態に。使命と恋心のはざまで苦悩する左近であったが、さすが左近ほどの男が惚れた女と言うべきか、お琴は、意外な心情を吐露するのであった…。義理人情に厚く、ひとたび剣を振るえばめっぽう強い、甲州さまこと新見左近が、理不尽に泣くか弱き庶民たちを颯爽と救う!のちの名将軍・徳川家宣の活躍を描く、大人気シリーズ第六弾。
感想・レビュー・書評
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浪人若さま 新見左近 シリーズ6
甲府藩主でありながら、正体を隠し、浪人・新見左近として、江戸市井に住み、か弱き庶民たちを救う、後の6代将軍・徳川家宣の若い時代の活躍を描く。
兄・岩城泰徳が持ってきた.旗本との縁談を断り、泰徳にカマをかけて、左近が甲府藩主である事を知るお琴は、
左近と結ばれようとは思っていない。生涯、独り身でいると言う。
一方、左近は、将軍の代参で日光に行くことになる。
将軍暗殺の企てがあると察知した綱吉。
桂昌院は、甲府藩主・徳川綱豊が、首謀者ではないかと言う。
そこで、牧野成貞は、首謀者を見極めるために、日光社参の代参を綱豊に命じるように、進言する。
「日光社参の道中で、刺客が襲わなければ、綱豊が絡んでいることになり、襲ってくれば、綱豊が退治するだろう」と。
綱吉は、不承不承、承諾して、左近が綱吉の身代わりとして、代参するこたになった。
かくして、柳沢吉保に守られ、左近は、旅立った。
今回も、サクサクと読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
身分がバレた後も浪人でうろうろしてては、危ないですね。
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2016.6.27