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- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784775314364
感想・レビュー・書評
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方向的には悪くないのだが。
壁画なんかを元に、古代の格闘技の技を再現、と言えば聞こえはいいが、骨格に基づいて再現してる。
残念ながら技同士に繋がりはないし、肝心な流れは何もなくて、若干微妙な出来上がり。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借りたもの。
古代ギリシア・ローマ・エジプトに伝わる古代の格闘技、体術についての解説本。わかりやすい。
現在は失われた技術もあるためか、一連の動きをまとめている技は少ない。(私はそういうものを求めて読んだのだが…)
レスリングひとつ取り上げても、現在イメージするものとは違うルールの上で行われているため、古代ギリシアでは関節技などは無かった等、バックボーンの違いも紹介しており、興味深い。
古代のスポーツとは苦行であり、現在の自己鍛練や娯楽、国際親善のためのものではない。
古代、宗教・政治的側面が強く、権力者の権威付けのために行われていたものであった。
階級差別、人種差別が根底にある。
そして格闘技とは兵士の軍事訓練の一環だった。精神的鍛錬のためにこうした体術を行っていたという。
よくよく考えたら、現代のオリンピックの復興もまた、国家の威信をかけたもの、国力の誇示が目的だった。
「スポーツマンシップに則り……」は、長い歴史から見れば、現代のわずかな時間、幻想にすぎないのかも知れない。
史跡のイラストと共に、現代スポーツとは違う世界を堪能。
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