小林よしのり「新天皇論」の禍毒

著者 : 中川八洋

• オークラ出版 (2011年6月30日発売)

感想・レビュー・書評

[なまさんの感想 · 2011年10月5日]

小林よしのり女系論の背後を支える高森明勅、所功、田中卓らの詭弁・歪曲を暴き、いかに共産主義的思想に毒されているかを明らかにしている。皇国史観、男女共同参画など、背景にある思想潮流も深く追求している。民族系論者の思考停止、安易な女性天皇容認論への批判も容赦ない。ポピュラーな手法で謬説を振りまく小林を意識してか、所々コミカルな語り口で、一貫した論旨を展開する。最後は「法の支配」を基軸にした憲法論へと突き進む。

[andyhidaさんの感想 · 2015年9月12日]

キチガイとしか思えない。

[saludさんの感想 · 2012年11月1日]

品がない著作、という第一印象。
小林よしのりのみならず、女系、男系問わずあらゆる論者への汚い言葉での罵りが延々。
和気清麻呂を登場させ、自らを教授、とよばせ、架空の対談形式を取った記載は、小林の漫画に対抗して、イモーシャルに訴えようとした魂胆が見えてよくない。
他人の国語力をなじっておられるが、小林の文意を曲解しているところもあると感じた。

私は小林さんの女系・直系論には反対。しかしこの著書は批判の体をなしてないわけだから、これでは、小林さんに勝てないよ、と著者にいいたくなった。


後半はタイトルと直接は関係ない話ばかり。

著者プロフィール

筑波大学名誉教授

「2013年 『尖閣防衛戦争論』 で使われていた紹介文から引用しています。」