義父公爵と幼妻 (エバープリンセス)

著者 :
  • オークラ出版
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本棚登録 : 18
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775523490

作品紹介・あらすじ

幼い頃に両親を亡くしたエミリアは、後見人兼義父の若き公爵スタンリーに惹かれている。けれどあくまで父娘のような関係で、結ばれることはないだろう。諦めるために、別の男性に求婚されたと報告したところ、彼に突然くちづけられた。強引さに驚いたものの、もちろんいやではない。そしてその夜から、スタンリーによる「愛される花嫁になるためのレッスン」がはじまって-?

感想・レビュー・書評

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  • とにかく一途な主人公と、とにかく甘いおとうさまのお話です(笑)
    おとうさま、とはいっても後継人なので近親相姦ではないですが、
    長い時間をかけて育まれた愛情が、家族の親愛から別のものへと形を変えていく…というストーリーがツボでした。
    何よりも一番はおとうさまのかっこよさ!ラブシーンでとひたすら甘く、主人公への溢れんばかりの愛情が感じられます。
    もちろん甘いばかりではなく、親子だからこそ相手の幸せを祈って離れなければならない、という想いが二人を苦しめているシーンは切なく、胸が締め付けられました。
    すれ違いの切なさと甘さのバランスがよく、お気に入りの一冊になりました。おとうさまかっこいいー!

  • 義父といっても後見人。その後見人に恋する女の子の話。
    すれ違いの繰り返しと、横槍を入れて来る人物との対峙、そして結ばれてハッピーエンドという王道と思ってたら(実際その通りだけど)、何やら陰謀も見え隠れ。ただ強引な人に見えていた人物が、実は。。。

    こんなことが起きたら、絶対にトラウマになるよね!なことですが、きっと自分たちのラブラブが忙しくて、忘れそうなラストです。

  • 幼い頃に両親を亡くして公爵家に引き取られた16歳のヒロインと後見人兼父親代わりとしてヒロインを優しく見守ってきた28歳ヒーローとの年の差すれ違いラブストーリーです。

    主役はヒロインですが、時折ヒーロー視点に変わるのが良かったです。
    あと、夜会に出席してもヒロインはヒーローの事で頭がいっぱいで、求婚してきた当て馬の言葉とか一切耳に入ってないのに笑いました(笑)。

    読みながら、まるで『源氏物語』の光源氏と紫の上のような関係だと思いました。
    ヒロインの立場で見ると、いつも傍にいてくれる優しくて格好良い大人の男性にいつしか恋心を抱いていくのは自然の流れだと思うのですが、ヒーローの立場で考えると12歳年下の少女がいつしかかけがえのない存在になっていた、というのは…ロリコンですか?とちらりと思ってしまいました。すみません。
    初めての交わりで3回戦に突入したのは驚きました。
    まあ、それだけヒーローが辛抱堪らん気持ちになったのでしょう。
    ラストはハッピーエンドなので良かったです。

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著者プロフィール

2011年に作家デビュー。著書は「フラチなボディガード」(発行:プランタン出版)、「騎士団長と『仮』新婚生活!?」(発行:ジュリアンパブリッシング)など多数。乙女系シナリオライターとしても活動している。

「2018年 『社長といきなり新婚生活!?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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