遙かなる時空の中で4 (3)護るべき人 (GAME CITY文庫 と 1-3)

著者 :
  • 光栄
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775807064

感想・レビュー・書評

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  • 回送先:目黒区立目黒区民センター図書館

    最終的な結論を言うとしたら、こうなってしまった。
    「近鉄提供、真珠の小箱〜 今日は中つ国橿原宮 中つ国の葦原千尋王女のお話をお送りします。聞き手は嘉田由紀子さんです」(実に似あうんだ、このオチ)

    もうそれ以上何を言えばいいのだろうか、ホント。
    第二巻において「ドナウ川のさざなみ(近鉄名古屋駅発車メロディとしても有名)」特有の哀愁で片付いてしまうと言ったような言い方を行ったが、最終巻となる本書ではとうとう「真珠の小箱」の登場と相成った。逸れは決して問題があるというわけではないが(スケールメリットや関西なのか東海なのかわからないサービスクオリティの皮肉な横滑りなど)、一方ではある空間だけに閉じ込めてしまった部分が拭いきれないことが、結果としてこの作品が何を求めたのかのかまったく明瞭にならなかったのかが惜しまれる点であろう(文庫三冊に詰め込みすぎ……)。

著者プロフィール

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に「あさきゆめみし(全5巻)」(大和和紀・原作)、『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

「2022年 『×××HOLiC  映画ノベライズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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