新賢明なる投資家 上~割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法~《改訂版――現代に合わせた注解付き》 (ウィザードブックシリーズ 87)

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  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775970492

作品紹介・あらすじ

20世紀最大の投資アドバイザー、ベンジャミン・グレアムは世界中の人々に投資教育を施し、インスピレーションを与えてきた。グレアムがその「バリュー投資」哲学-投資家が大きな過ちから身を守り、長期的な戦略を立てるよう導くもの-を明らかにした『賢明なる投資家』は、1949年に初版が出版されて以来、株式投資のバイブルとなっている。グレアムの投資戦略の英知は、長年の市場の動きによって証明されている。この改訂版は、グレアムの原文を完全な状態で残し、著名な金融ジャーナリストであるジェイソン・ツバイクが今日の市況を視野に入れつつ新たな注解を加え、グレアムの挙げた事例と最近の事例とを対比させる形をとっており、読者がグレアムの原則をどう応用したらいいのかがより深く理解できるようになっている。

感想・レビュー・書評

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  • 株式投資の教典と言える本。
    将来の為に資産運用するなら、読んでおくべきでしょう。
    特に世界一の投資家であるウォーレンバフェット氏の師匠というべき方。
    企業は価値で買うもの。どんなに良い業績の会社でも実際の会社の価値以上に値を付けていたりすれば、買わない。
    本源的な企業の価値を見極める大切さを説いた本です。

  • 投資の古典であり、名著。
    自身もバリュー株投資派なので、もう少しちゃんと理解しようと思い読書

    メモ
    ・三つの力強い教訓
     取り返しのつかない損失を出す可能性を最小限に抑えるにはどうしたらいいか
     持続可能な利益を得る可能性を最大限に高めるにはどうしたらいいか
     投資家が潜在能力をフルに発揮できなくなる自滅的な行動をコントロールするにはどうしたらいいか

    ・防衛投資家のために
      定評ある投資ファンドを買う 
      定評ある投資顧問会社を使う
      ドルコスト平均法を利用すること

    ・積極的投資家
      人は誤りを犯す本質を持つ
      競争する本性を持つ
      よって
      本質的で安全で将来性のあることをする
      ウォール街で一般的でないことをする
     →内在価値以下で買う。

    ・株式購入前に企業と根幹事業の健全性を詳細分析する
    ・多額の損失から慎重に身を守る
    ・適切なパフォーマンスを望む

    ・積極的投資家に進める3分野
      比較的人気のない大企業
      割安証券の購入 
      特殊状況での3段ぼう

    ・賢明な投資とはコントロール可能なものをコントロールするということ。
    コントロールできるのは以下
     取引コスト 少ない回数で辛抱強く安い金額で
     保有コスト 経費高いファンドは買わない
     期待 理想でなく現実でリターンを予測
     リスク 分散リバランスを活用
     納税 
    ・投資とは他人のゲームで他人に勝つことではなく、自分のゲームで自制すること

  • 内容は難しいが、分析中心の実績ベースで語られている内容だけに説得力が非常に高い。

  • ミスターマーケットに踊らせれない事。市場の価格の変化に一喜一憂して買ったり売ったりしていてはすぐに損をする。自分で計算した価格よりも安くなった時にのみ買い、十分に高くなったら売る。
    投資は他人のゲームで他人に勝つものではなく、自分のゲームで自制すること。

  • 投資には人それぞれやり方がある。
    デイトレーダー、ミセスワタナベ、バリュー投資家など。

    中でも僕はバリュー投資家を目指そうと考えた。
    なぜならウォーレン・バフェットがそうであり、
    成功している人に学ぶのが一番重要だと思ったからだ。
    そして色々勉強しているうちに彼の師匠、
    グレアム氏の名著「証券分析」を読んでみたのだが、
    全くわからなかったので初心者でも読みやすい本書を購入した。

    投資家には防衛的投資家と積極的投資家がある。
    防衛的投資家とは日々の仕事以外の時間を投資の勉強などに
    あてることが出来ない人である。
    彼らには債券の比率を25-75%とし残りを株式での運用が好ましい。
    一方で積極的投資家は自分の時間にも積極的に株の勉強に当て、
    いわゆる相場が低迷したときに株を買い、
    上昇したときに売ることができる人である。

    僕はどうだろうと考えたところ、やはり防衛的投資家から始めるべきだと感じた。
    なぜならリーマンショックやついこの間まで
    日経225が8000円代前半をつけていたとき、
    株の買い増しを検討しなかったからだ。
    あの時に株を買い増し出来るほどの、勇気がなかった。
    日本株が長期的に停滞するだろうと思っていて、
    とてもじゃないけど強気になれなかった。

    でも積極的投資家はあの時に動けていた。
    市場が弱気になっているときこそ最大のチャンスだと捉えている。
    僕が一番反省しているのは正にこのこと。
    世間の行動に流されるのではなく、自分の信念を持って投資をすることだ。

    一方で僕のポートフォリオ、債券の比率が25%以下なのよね。
    主に投資信託やETFを中心にやっており、それらは株に特化している。
    普通株は1銘柄持っているが、これは勉強のために購入した。
    今の僕がやらないといけないのは、優良銘柄を見つけることと、
    軍資金をためることだ。

    優良銘柄といっても、一言で言うと簡単だが実際はものすごく難しい。
    本著では比較的人気のない大企業を勧めている。それだとわかりやすい。
    東電、パナソニック、シャープといったところか。
    もう一つは割安証券を見つけること。バフェット氏はこれのプロだ。
    将来の収益を予測して、現在の価値が著しく低く見積もられている銘柄を見つける。
    簡単に書いているけど、これが非常に難しい。

    お金に働いてもらうというのは、
    すごく大変な作業ではあるがやる価値がある。
    僕は投資を究めれば究めるほど、それは人生を豊かにするのではないかと思っている。
    だから今は防衛的投資家でもいずれ積極的かつ
    賢明な投資家になってみせます。

  • 投資家の心構えとはこうあるべき、を教えてくれる。アメリカの市場を中心に書かれているため多少理解しづらい部分はあるが、あまり気にならない。

    注解も理解を深める上で役立つ。何度も読み返したい本です。

  • 20世紀最大の投資アドバイザー、ベンジャミン・グレアムによるバリュー投資哲学を説いた本。防衛的投資家の章と積極投資家は必読。「投資とは他人のゲームで他人に勝つことではない。自分のゲームで自制することなのだ」は名言。インデックスファンドに投資するか、割安な二流株に投資するかを選ぶべし。後者は、企業の有形資産価値と極めて近似した価格の株に投資(プレミアムが付いてもその1/3以下に)すべし。

  • 難しいし古い。翻訳も怪しい。読むのにかなり時間がかかった。バリュー投資の古典。具体的なテクニックではなく投資の心構えや注意事項などが書いてある。理解して自分の行動原理に落とし込むまでに再読の必要あり。

  • 投資の古典に入るようなものですね。ポートの割合、投資法など参考になります。

  • な、長い

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