裁量トレーダーの心得 スイングトレード編 (ウィザードブックシリーズ 193)

  • パンローリング
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784775971611

作品紹介・あらすじ

トレンドの確定方法を伝授し、正しい銘柄選択と資金管理を実行すれば、スイングトレードの神様が降臨する。本書には低リスク・高リターンの戦略や手法が多く紹介され、スイングトレードの高勝率パターン、ボラティリティを利用して仕掛けるパターン、マーケットタイミングについて、オプションの利用法、トレーダーの心理や規律について、これから相場を始める方や初級レベルからの飛躍を目指す方にも分かりやすくコンパクトにまとめられている。

感想・レビュー・書評

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  • 2~7日間保有するスイングトレードの手法を中心に書かれた実践的な書。
    トレンドに必要な条件
    ADXが30以上、+DMI>-DMI(上昇時)、直近2ヶ月間の新高値。
    手法
    利食いはすべての手法で高値付近で半分利食い
    残りは建値でロウソク足の安値でトレール
    1.押し目買い
     3~7日高値を切り下げているところを探す。
     翌日の高値を超えたら買い
    2.トレンドノックアウト
     直近2本は下落。
     その後高値更新で買い。
    3.ダブルトップノックアウト
     3取引日以降に新高値をつけダブルトップになる。
     その後2本の下落を確認。
     高値超えで買い。
    4.トレンドピボット
     押しの後高値更新するが再度安値更新。
     高値更新した足を再度超えたら買い。
    5.ボウタイ(トレンドの条件は不要)
     10EMA,20EMA,30EMAが一点に集まった後広がるのを確認。
     安値が切り下がるのを待つ。
     高値更新で買い。
     20EMAを下回ると注文はキャンセル。
    6.中段保ち合いのダブルボトム
     トレンド中の持ち合いでダブルボトム形成を待つ。
     ダブルボトム右側の高値を超えた足をさらに超えてくるところで買い。
    7.中段保ち合いのカップアンドハンドル
     1~4日で急落安値更新。
     その後横ばい。急落前の水準まで上昇。
     再度2~4日押す。押しの深さは50%程度。
     高値超えで買い。

    その他
    6日/100日のHV(ヒストリカルボラティリティ)
    が50%を下回れば平均に戻りやすく急上昇しやすい。

    マーケットタイミングの項はTRIN指数や3-10オシレーター、VIX指数など
    マイナーなものを使うためあまり現実的でないような気がします。

    その他オプションやメンタルのことについて少し触れています。

  • ★★★★☆
    いつ波に乗るのか
    【内容】
    トレンドの確定方法を伝授し、正しい銘柄選択と資金管理を実行すれば、スイングトレードの神様が降臨する。

    【感想】
    仕掛けのルールの書かれている良書。
    いずれも、
    サンプルが多いのが特徴で、わかりやすい。巷にあふれているチャートの本がクソに見える。

    本書の方式なら、資金管理的に誤りはないな。あとはコレをどうやって探しだすのかが勝負か。。

    【引用】
    ・仕返しをしている間は先には進めない

    ・スイングトレーダーのためのルール
     1.トレーディングをビジネスとみなす
     2.下調べをする
     3.自己管理をする
     4.トレンドは味方
     5.損失を限定する
     6.根拠がなければ、トレードをしてはならない
     7.利益の一部を素早く確定する
     8.思いもよらない利益は確定する
     9.流動性が高く、活発な銘柄をトレードする
     10.勝率を上げる
     11.ポジションサイズ適切に
     12.ナンピンは禁止
     13.全ポジションを一度に取る
     14.一貫性を持つ
     15.疑わしきは手仕舞え
     16.休むことは損にならない
     17.ルール5を見なおせ

    ・リスクは価格の5%以内に抑える。

    ・含み益が当初のリスク以上になったら、すぐに利益の半分を確定し、残りは買値にする。

    ・トレンドとはなにか(上昇トレンドの場合)
     +ADXが30以上で、+DMI>-DMI

    ・トレンドに必要な条件
     +ベースブレイクアウト・・・もみ合いから長大陽線
     +トレンド方向へのギャップ(窓開け)
     +トレンド方向へのラップ・・・前日終値より高いが、前日高値より下で寄り付いた場合。
     +新高値・・・直近2ヶ月でOK
     +上昇率
     +高値引け・・日足が高値から25%以内で引けた場合

    ・移動平均線
     +10日単純移動平均線、20日指数移動平均線、30日指数移動平均線を使う。
     +デイライト・・・20日EMAを、足の安値が超えること。
     +10SMA>20EMA>30EMA

    ・調整するまで待って、その後に元のトレンド方向に動き始めたと確認できた時にだけ仕掛ける。
    ・トレードをするには、早い時期の押しや戻りのほうが遅い時期のものよりも望ましい。
    ・押す前に、トレンドが形成されていて高値をつけていなければならない。
    ・押しは3~7日が好ましい。

    ・安値が前日の安値を下回り、高値が前日の高値を上回るときに包み足となる。→調整終了を示唆する。
    ・移動平均線が集まり、再び広がるとボウタイの形状になる。→トレンド転換の示唆。

    ○トレンドノックアウト
     1.トレンド有り(ADX:30以上、+DMI>-DMIでトレンド条件アリ)
     2.少なくとも直近2本は下落。当日の高値より1/16ポイント上で翌日or翌々日に買う。
     3.ノックアウト足(2)の安値より下にストップを置く(5%を超えているなら、5%以内とする。)

    ○ダブル・トップ・ノックアウト
     1.トレンド有り(ADX:30以上、+DMI>-DMIでトレンド条件アリ)
     2.直近2ヶ月の高値。
     3.3営業日以降に、再び新高値。
     4.その後、少なくとも直近2本は下落。当日の高値より1/16ポイント上で翌日or翌々日に買う。
     5.約定日の前日安値より1/16ポイント下にストップを入れる。(5%を超えているなら、5%以内とする。)

    ○トレンドピボットを伴う押し
     1.トレンド有り(ADX:30以上、+DMI>-DMIでトレンド条件アリ)
     2.直近2ヶ月の高値。
     3.1日~5日高値を切り下げ。
     4.1日上昇し、翌日に高値を切り下げ。(ピボットハイ)
     5.ピボットハイより1/16ポイント上で翌日or翌々日に買う。
     6.2~4の最安値より1/16ポイント下にストップを入れる。(5%を超えているなら、5%以内とする。)

    ○ボウタイ
     1.下降トレンドの順位(10日SMA<20日EMA<30日EMA)から、一点に集まり上昇トレンド(10日SMA>20日EMA>30日EMA)へ変化。(3~4日が理想)
     2.前日安値より、当日安値がきり下がる。
     3.2よりも1/16ポイント上で翌日買い。(20日EMAを下回るまで繰り返す)
     4.2~3の最安値より1/16ポイント下にストップを入れる。(5%を超えているなら、5%以内とする。)

    ○ミニ・ダブルボトム
     1.トレンド有り(ADX:30以上、+DMI>-DMIでトレンド条件アリ)
     2.直近2ヶ月の高値。
     3.高値に挟まれた安値をつける(ピボットロー)
     4.3と同じ水準で、もう一度ピボットローをつける。
     5.4で付けたピボットローの右側足よの高値よりも1/16ポイント上で買い。
     6.3~4の最安値より1/16ポイント下にストップを入れる。(5%を超えているなら、5%以内とする。)

    ○ミニ・カップ・ハンドル
     1.トレンド有り(ADX:30以上、+DMI>-DMIでトレンド条件アリ)
     2.直近2ヶ月の高値。
     3.1~4日間急落(カップの左側)
     4.1~4日間横ばい(カップの底)
     5.2付近まで戻る(カップの右側)
     6.2~4日押す(4の50%が限度)(カップの持ち手)
     7.当日高値よりも1/16ポイント上で翌日に買い。
     8.6の最安値より1/16ポイント下にストップを入れる。(5%を超えているなら、5%以内とする。)


    ・50日SMAと200日SMAよりもう上なら、買いに焦点をあわせる。
    ・50日SMAを下に抜けたら、新しい下降トレンドが始まる可能性がある。
    ・トレンドが形成されるのは期間中の30%程度


    ・心理
     +損失はゲームの一部だ
     +一に資金管理、ニに資金管理、三に資金管理
     +自信を持つ
     +謙虚さを忘れない
     +相場はコントロール出来ない
     +正しいかどうかを気にかけない・・・半分は負けるんだから、最終的に利益が上がればOK
     +完璧な方法はない
     +一貫性を持つ
     +感情をコントロールする
     +ありのままの自分を受け入れる
     +利益を自分のお金とみなす
     +身も心も健全なときにだけトレードをする
     +有利なときだけトレードする
     +人生では前向きに、相場では懐疑的に
     +自分の損失から学ぼう
     +懸命にトレードを学び、自分がしていることを大好きになろう
     +日誌を付ける
     +純資産チャートをつくる
     +反省する

  • 初心者編より手法が詳しく書かれている

    初心者編と書かれている内容は同じ

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