「結果を出す人」の仕事のすすめ方

著者 :
  • アスコム
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776205906

感想・レビュー・書評

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  • 大手化粧品メーカー 花王で働くかたわら、勉強会や交流会を開催したり、ベストセラーを生み出したりと、マルチなスーパーサラリーマン、美崎栄一郎さん。
    その美崎さんが実行し成果につなげた仕事術を紹介した1冊。

    すぐやる、行動する事の大切さはわかっていても、私はなかなか実行する事ができません。
    いろいろな本を読み、見習いたい、身につけたいと思っても、それも上手く出来ません。

    ですが美崎さんの「本に書かれた誰かの成功したアクションを自分の置かれた状況に合わせて実行してみる」「同じ本を読んでも読む人によって違うアクションになっていい」という言葉に、なんだか背中を押されたような気持ちになりました。

    結果は行動したものだけが得られる果実、結果を出すためのツールとして本を使い、情報を活用してすぐ動く人になろうと思います。

    ■アクションリストをつくる5つのルール
    1.本は、仕事の道具(ツール)である
    2.本は、他人の経験から技を盗む場所である
    3.本には、時限爆弾が仕掛けられている
    4.本は、素直に学ぶ者だけに価値がある
    5.本は、あなたのアクションプラン

    ■目標達成のためのアクション
    ・他者と比べて、どのポジションを取るのかを意識する
    ・波長が合わないキーマンより思いをシェアできる人を選ぶ

    ■効率アップのためのアクション
    ①考え方を変えて取り組むこと
    ②仕事のフローを見直すこと
    ③効率の良い道具を使うこと
    ・無かったとしたらを考える
    ・相手はとりあえずの対応を求めていない、いつやってくるかわからないアクシデントに備えよう
    ・目先の効率にばかり目を奪われない、最終的に何をしたいのかを意識する

    ■問題解決のためのアクション
    ・相手を変えない、自分が変わる
    ・現時点より将来を見越して判断する
    ・ひたすら実践によって問題解決する
    ・解決できない問題はないと信じる
    ・複数の視座、複数の立場の人から見て、全て納得のいく答えを見つける

    ■人間関係のためのアクション
    ・本をきっかけに自分なりの工夫を入れられる人は、本から自立している人
    ・情報を相手にわかるカタチで公開する
    ・楽しむこと、巻き込むことが大事

    ■時間管理のためのアクション
    ・死ぬときに後悔しないをベースにする
    ・新しいことを始めるなら、やめることをまず決める

    ■すぐやるためのアクション
    ・オリジナルを模索するより、真似ることから始める
    ・結果を出したいなら、すぐやる

  • 著者は、大学院卒業後、花王㈱にて人気商品「アタック」「ニュービース」「ワイドハイター」等の開発等を手掛ける。サラリーマンとして働くかたわら、社外のビジネスパーソンと勉強会や交流会を開催し、1,000人以上のゆるやかな社外ネットワークを構築している。ビジネスパーソンのアウトプットの場を提供し続け、異業種でも多くの人脈を持っており、「スーパーサラリーマン」と呼ばれるようになっている。

    著書には、初の著書でビジネス書大賞で第一位に選ばれた「結果を出す人はノートに何を書いているのか」やこのブクログで紹介した「成果を生む人が実行している朝9時前のルール」「残念な努力」等がある。

    本書は、結果を出すために、読書を「結果を出すためのツール(道具」ちしして本を使う」ことを位置づけている。
    書評ブロガー・有名著者・カリスマ書店員・編集者等の本のプロたちが推薦する約200冊の内容を著者が厳選し、本から起こした行動・アクション・具体例について以下の8章に分けて説明している。
    ①アクションリストをつくる5つのルール
    ②目標達成のためのアクション
    ③効率アップのためのアクション
    ④問題解決のためのアクション
    ⑤人間関係のためのアクション
    ⑥アイデア出しのためのアクション
    ⑦時間管理のためのアクション
    ⑧すぐやるためのアクション

    著者がサラリーマンとして勤務する傍ら取り組んでいる本の執筆、この「執筆」をいかに効率良く進めてきたのかという点について200冊から取り入れたノウハウがぎゅぎゅっと凝縮されて説明されている。

    構成として1Pの下部にそれぞれの参考にした「本」の写真と説明がなされており、上部にどのようにその本を活用されたかが説明されている。

    本書を読むのには通常の本の3倍程の時間を要してしまった。
    紹介されている本がどれも本のプロたちからのお薦めということもあり、すべてが本当に、魅力的。その説明を読むだけでも心がわくわくし、かつ自分が読んだことがある本については著者のアクションプランと自分が感じたことや行ったことを照らし合わせたりなぜ著者と同じ考えだったのかまたは違ったのか等に思いを巡らせてしまって時間を要するという結果になった。

    ざっと200冊のうち自分が読んだ本をカウントしてみると「21冊」積読本や気になっていた本も多くあった。

    本書は、仕事ノウハウ本という点でも良かったものの実際に読書から自分の現場に合わせた行動ベースについてのお手本が書いてある点だけではなく、ビジネス書の良書を探す点において大いに役立つものと確信した。

    一冊で何度も楽しめる良書である。

  • 莉雁ケエ隱ュ繧薙□荳ュ縺ァ縺ッ譛?菴弱?繧ッ繧ス譛ャ縲ょ兇縺?′縺ゅk闡苓??→縺?≧縺?縺代〒邱ィ髮???′縲梧嶌縺?※繧ゅi縺」縺溘?阪▲縺ヲ繧?▽縺?繧阪≧縲る。悟錐縺九i諠ウ襍キ縺輔l繧区嶌隧輔〒繧ゅ↑縺上?√◆縺?繝?Λ繝?Λ縺ィ縲後>縺九↓菫コ縺ッ謌仙粥縺励◆縺九?搾シ医▲縺ヲ縺?≧縺九%縺ョ闡苓???菴墓ァ倥↑繧薙□?滂シ滂シ峨r譖ク縺咲カエ縺」縺ヲ縺?k縲よ凾髢薙?辟。鬧?□縺」縺溘?

  • 2010/03/12

  • ・本は読むのではなく、使うもの。

    一般募集した200冊の良書を使って、それを本の出版にどうつなげたかが語られた本。出版された本とは、本書のことである。

    多読を否定するものではないが、最近はビジネス書にも食傷気味なので、1冊の本から1つポイントを見つければよしとして多読を実践していくよりも、1冊の本を何度も読んで多くのポイントを身につける方が有益なような気がしている。

    それに見合う名著というものも存在しているわけであるし。

    多読は、書評ブログの思うつぼなのではないかな?

  • 準備が大切という内容。

  • 本を作るまでの過程を様々な問題解決のポイントとともに伝えてくれている本。本文にもあるように、本を作る人のための本ではなく、問題解決のための本である。詳しい解決術の記載があるわけではないが、本のなかの重要なエッセンスがちりばめられている。また、全てのページの下に本のオススメがされているのも良かった。

  • http://kashiwabaray.com/blog/index.php?itemid=308
    著者が読んだ200冊のビジネス書の中から、イイとこを集めた1冊となります。

    ■ビジネスの定石の収集をする
    「創造性よりまずビジネスの定石・定跡の収集」をすることが重要。
    ⇒先人が工夫して編み出したビジネスの定石を自分の置かれたフィールドで適用する
    効率を上げるためには、3つのアプローチがある
    ①考え方を変えて取り組むこと
    ②仕事のフローを見直すこと
    ③効率の良い道具を使うこと
    まずは基本を徹底的に身につけることが大切だ。最初から独自のやり方でやっても絶対にうまくいかない。基本が確実に出来るようになってから、ようやく次のステップにいけるのだ。

    ■短期から長期で俯瞰して問題にあたる
    10分後のイメージと10日後のイメージと10年後のイメージを俯瞰して想像して実際の問題に当たる。
    どうしても目の前のことだけに目がいったり、将来のことだけに目がいったりしてしまう。そうではなく、短期、中期、長期に分けてイメージするのだ。大きな視野で物事を捉えられるようになるはずだ。

    ■誕生日や記念日をメモする・スケジュール帳を作る
    知人の記念日を意識しておくことは非常に重要である。
    人にとって記念日は大切なもの。知人の大切な日を記憶して、お祝いできる人になろう。
    ちょっとした気配りができるかどうかが大きな差だと思う。

  • 三田Lib

  • 作者自身が本を執筆から出版までに"どんな本を読んで参考にしたか"というストーリーで、様々なジャンルの本を紹介していく。
    読み物としては突出したものはないが、普通の本のレビューものに比べると、"ビシネスに活かせる本を読みたいが、何を読めばいいのかわからない"という人には自身の実例を混ぜて紹介してあるので、ただ漠然と内容だけを紹介しているものより見つけやすいかもしれない。

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著者プロフィール

経営・商品開発コンサルタント、作家、講演家。大企業勤務時代は「スーパーサラリーマン」と呼ばれた、まさに仕事術の達人。『結果を出す人』シリーズなど、ヒット作多数。

「2015年 『「結果を出す人」は、エクセルをどう乗りこなしているのか?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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