御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方

著者 :
  • アスコム
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776208051

作品紹介・あらすじ

有名難関中学に2500人以上を合格させてきたカリスマ家庭教師が伝授する最強の子育てのノウハウを大公開!我が子を将来「理系脳」に育むための秘訣が満載!

感想・レビュー・書評

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  • 冒頭に「全部やろう、などと思わないでください。実行しやすい事を一つでも二つでも選んでやってみてください。そうしていただくことで、きっと、新たな光が差し込んでくると思います。」と書いてあり、ちょっと肩の力を抜いて読むことができた。私、いつも最初は意気込むんだけど、途中で(というかすぐに)息切れしてしまうタイプなので。うちの場合、時すでに遅し・・・は否めないけど、今からでもやらないよりはマシ?と思いながらトライしてみようと思う。色々参考になることがあったのでメモしたい。

    以下、読書メモ
    ・理系脳(著者が言うところの)が中学受験に必要
    問題を解くための知識や道すじを見つけることができるか(予測)
    予測→実行→チェック
    ・英才教育でつめ込むと、何をやっても心が波打たない子になる
    ・塾の宿題は全てやってはいけない
    取捨選択する
    終わらせることが目的になってしまう
    こういう問題のはずだ、という解き方になってしまう
    ・大人は正解を教える必要はなく一緒に悩んで考えれば良い
    ・記憶の器は小六まででほぼ満杯になる
    →脳の容量を補う「つながりの理解」
    ・日々の会話が語彙力を伸ばす
    ・聞き上手になることが大切(情報をしっかりと捉えられるように)
    ・子どもへのアドバイスは、できるだけ具体的に、子どもが実行しやすいように
    ・接続詞が使えるのは論理的思考ができる証拠 → 算数ができる
    ・数や量の感覚をつかませるには生活のまわりに実際にあるものを利用する(お金、食べ物、身長、速さなど)
    ・自己肯定感があると粘り強く問題に取り組める
    「どうにかならないか」と一生懸命粘る子は中高で伸びる(理系脳を持っている)
    ・幼少期はできるだけ体験学習(普段の生活や遊びの中で知識や感覚を得ること)をさせてあげる
    ・「なるほど」は納得感や嬉しい気持ちが伴い感情が動く状態
    その感動がチャレンジする子を育む。
    ・親もさまざまなことに「なぜ?」と考える習慣をつける
    知識や思考は決して直線ではない
    ・キッチンはスーパー実験室
    ・学習はスピードを求めても意味がない
    「本質がわかって楽しい」「知らなかったことがわかって楽しい」という感情が大切
    先生に「待った」をかける子は伸びる
    ・「お母さんにも勉強教えて」は理解の大事なバロメーター
    ・脳に効くゲームは将棋、神経衰弱、オセロ
    ・身体が温まり、気分の良くなるお風呂は最高の学習の場
    ・問題文を最後まで読み切ってから考え始める習慣をつける
    鉛筆で問題文をなぞるように読むと効果的
    ・数のユニットをたくさん覚えると良い
    10になる補数
    15になる補数
    15の倍数
    25の倍数
    45の倍数
    2の累乗
    3の累乗
    1/8
    ・家で勉強する時に最優先したいのは「もうちょっと頑張れば何とかなりそうな 問題」
    ・合格する子はテストで完璧なんて目指さない
    合格点を超えることが目的
    目標達成のために上手な取捨選択の仕方を学ぶ
    ・マインドマップが理系脳をつくる

  • 読みながら自分は親にどういう育て方をされたのか、どういう教育をされたのかと色々と考えました。母親の子への接し方、メンタルケアなども書いてあるのがとても良いと思います。参考にしていきたい。

  • 子供への声がけなど、とても参考になる。子供が小学校に入るあたりでもう一度読み直したい。

  • たくさんの教育本・子育て本がある中、この本は具体的な例や指南が多く、これ位ならやれるかな?やってみようかな?という内容が多くて良い。

    全てこの通り出来る訳ではなく、「この本と全く逆の良くない事を子どもに言っちゃってるな〜」と反省する事もあったが、出来る事からやっていきたい。


    【↓すぐ出来そうで気を付けてみようと思ったこと↓】

    ● コンパスや文具は質のいい物を使う
    (使い勝手の善し悪しで苦手意識を与える)

    ● 鉛筆の持ち方に気を付ける
    (学習の能率に大きく関係する)

    ● 紙は右目の前に置く
    (利き目の前に問題用紙を置くと正答率が高い)


    それから、
    問題をパッと見ただけで直感的に答えを言ってしまう事を「でまかせ思考」と表現されていたのにはドキリとした。これ、まさにウチの子!!!

    【改善策(1)】問題文を最後まできちんと読み切ってから考え始める。

    【改善策(2)】答えを書く直前に問題文の最後を読み直して、問われている事を確認する習慣作り。

    いい加減な「でまかせ思考」から脱却して正しい「気付き」を目指させたい。


    また、
    「数字と計算に強くなる秘密のメソッド」にも納得。
    【数のユニットをたくさん覚える】
    ●10になる補数
    ●15になる補数
    ●15の倍数
    ●25の倍数
    ●45の倍数
    ●2の累乗
    ●3の累乗
    ●1/8=0.125・3/4=0.75



    内容が細かく区切ってあって読み易いのも良かった。
    著者が書いた他の本やドリルも気になるので、探して読んでみようと思う。

  • 【子育て・教育】頭のいい子の育て方/西村則康/20161202/(157/583) <229/635601>
    ◆きっかけ
    ・?

    ◆感想
    ・なぜ?となるほど!を言える子にする。
    ・なるほど、で理解の快感を手に入れさせる。
    ★理系脳:問題を解きながら、予測=>実行=>チェック、する力

    ◆引用
    ・家族の雰囲気が明暗を分ける。両親のコミュニケーション能力が高く、そのために家族全員の表情が生き生きと輝いていること。
    ・子供がとりあえずやっていることに対してブレーキをかけない。
    ・わからない問題にぶつかっても粘って答えを出す子は伸びる。
    ・暗記作業に追い詰められた子供は、考える習慣をなくし、理解することの快感を持てなくなる。
    ・ベストな復習は、頭の中で今日の授業を再現すること。
    ・学びたいという姿勢を親も見せること。
    ・記憶の器は小6でほぼ満杯になる。
    ・使える知識:大きな感情の変化や快感を伴って頭に収納された知識
    ★理系脳:問題を解きながら、予測=>実行=>チェック、する力
    ・接続語が使えるのは論理的思考ができる証拠
    ・慣れて、理解できて、初めて、脳に定着する(例:九九算)。
    ・勉強の理解のためにも身体感覚は必須。様々な経験をさせておくこと。
    ・成功する子は自分で成功の予感を持っている。そのための小さな成功体験を積み重ねておくこと。自己肯定感にも繋がる。
    ・小4までに3000回なるほど!といえるか。分かった瞬間の気持ちの高まりが記憶の定着を促す。
    ・なぜ?は自分と相手両方に向けられる言葉。なぜ?思考を身に着けさせる。そのためには自己肯定感が必要。
    ・キッチンは子供にとってのスーパー実験室
    ・料理は一歩先を読む想像力を養うにも効果的。
    ・早くやりなさい、子供を攻め立てるのは百害あって一利なし。子供は直接手義務感を刺激されるような言葉を嫌う=>丁寧にやりなさい。
    ・本当に分かったかを確認するには、子供に説明させる復習が有効的。
    ・○○くんが一人でできる勉強は何?どんな勉強を手伝ってほしい?=>自分の勉強を客観的に見られるようになる。
    ・お母さんは子供の名サポーターであれ。
    ・子供にはいつも減点法ではなく加点法で。100点満点中30点でも、ここまで頑張ったね、一旦は認めて、改善点を探ってく。
    ・暗記ものは家中張るのではなく、決まった定位置のみにする。
    ・勉強姿勢:紙は正面の少し右、紙の中心が右目の前にくるように置く。
    ・算数や理科で直感は大切。その直感が正しいかを自問自答できるようにする。
    ・問題文を最後まできちんと読み切ってから考え始めることを習慣化=>鉛筆で問題文をのなぞるように読むと効果的。
    ・数の正確さとスピード両方を高めるために:数のユニットを沢山覚える(補数(10にするためには4だったら6)、15分が4つ集まれば1時間、半分は1/2と同じ、2の累乗)
    ・数字の短期記憶の訓練も効果的
    ・筆算だけでなく、暗算もやらせる。
    ・悩みを解決するためにマインドマップを書く(写真)

  • 園児教育中なので手にとりました。子育て本でしたが、普通の対人コミュニケーションでも重要なことが随所に。刺激を与える。問題文を読ませ筋道を理解させる。手を動かしながら感覚でま流せる。「~してくれると嬉しい」ココらへん意識していきたいなと。

  • 普段の生活の中での経験や体験が重要なことを痛感!

  • 色んな伝え方、考え方がありますね。
    試してみたくなります。
    いい方向に向かってくれるといいかなぁ。。。

  • 子供に生の体験をさせよ、という点に激しく同意。

    先日、前日揚げた天婦羅の残りで天丼を作っていたときの出来事。
    天丼のタレを作るときに煮立てたみりんに着火させてアルコール飛ばしたときに、娘(4歳)が「火がでた!」と怖がりながらも大興奮。
    コンロの火じゃなく大きな炎って確かに普段見る機会少ないかも。

    他にも、おはぎ作りやおにぎり作りとかを手伝ってもらうと最初は粘土遊びみたいだったのが最近は段々上手になってきた。
    でもまだ粉モノ混ぜたりはうまくできず、よくこぼす。。
    手の感覚を学ぶって大事だよなあ。
    庭で作ってる野菜の世話や収穫にも関わらせたいな。

    本のなかで「キッチンは最高の学びのフィールド」とあった。
    その点、テレビやスマホは体感覚を養えない(見すぎやりすぎに注意)。 納得。

    いわゆる地頭力は、オベンキョウを通してじゃなく実生活の体験や人との関わりから得られるもの。
    そのうえで、オベンキョウするときには暗記でなく本質的なところの理解をしていらることが地頭力に繋がる。
    つまり、子ども扱いせずに対等にヒトとして学び合う姿勢で臨みましょうという主旨だと私は理解。

  • 「最悪なのは、どこかで聞きかじって来た学習法を、たまに居る父親が押し付ける事 です」 ・・OMG・・orz

    (父親として)いきなりの蚊帳の外に放り 出される感は、乗り越えてw。

    「何を聞かれているか」「どうすれば解け るか」という、暗記学習を越えた思考を効 率的に身につけるため、学習方法をきちん と取捨できる指針が得られたと感じまし た。

    勉強もカラッキシな父親として、せめてもの一冊。

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著者プロフィール

中学受験のプロ家庭教師「名門指導会」代表。40年以上、難関中学・高校受験指導一筋のカリスマ家庭教師として、最難関校に3000人以上を合格させてきた実績をもつ。暗記や作業だけの無味乾燥な受験学習では効果が上がらないという信念から、「なぜ」「だからどうなる」という思考の本質に最短で入り込む授業を実践。運営する中学受験情報サイト「かしこい塾の使い方」は16万人のお母さんが参考に。『中学受験基本のキ!第5刷(日経DUALの本)』(日経BP)をはじめ著書多数。

「2023年 『理系が得意になる子の育て方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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