子リスのアール

  • ビーエル出版
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本棚登録 : 136
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776402053

作品紹介・あらすじ

はいいろリスのお母さんは、子リスのアールにいいました。「ねえ、アール。そろそろおまえも、外にでて、じぶんの手でドングリを見つけることを、おぼえるときだよ」でも、どこに行けば、ドングリが手にはいるのでしょう。友だちのジルにもらった赤いスカーフをまき、ひとばんじゅう森の中をさがすアール。ようやくフクロウに、ドングリのなっている木を教えてもらいますが、そこには雄ウシのコンラッドが…。ちっちゃな子リスの愛らしい冒険物語。

感想・レビュー・書評

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  • 「はいいろリスのお母さんは、子リスのアールにいいました。「ねえ、アール。そろそろおまえも、外にでて、じぶんの手でドングリを見つけることを、おぼえるときだよ」でも、どこに行けば、ドングリが手にはいるのでしょう。友だちのジルにもらった赤いスカーフをまき、ひとばんじゅう森の中をさがすアール。ようやくフクロウに、ドングリのなっている木を教えてもらいますが、そこには雄ウシのコンラッドが…。ちっちゃな子リスの愛らしい冒険物語。」

  • リスのアールのお母さんがアールの巣立ちを促し見守るお話してす。
    .
    お母さんは、アールに「ねえ、アール。そろそろおまえも、外に出て、じぶんの手でドングリを見つけることを、おぼえるときだよ」 と言いました。どこに行けばドングリが手にはいるのか?アールの冒険が始まります!
    .
    何度も失敗を繰り返し、アールの表情がどんどん自信に満ちてきた表情になっていくのが感じられますよ。
    .
    森の中を探しやっとフクロウにドングリの木を教えてもらいますが、そこには雄ウシのコンラッドが……。

    モノクロの絵の中に、友達のジルがくれた真っ赤なスカーフが印象的。でもそれは赤いスカーフです、ドングリの木がある場所には雄ウシがいる〜とまたまたハプニングが始まります。
    .
    でもジルのくれた赤のスカーフが、黒の絵の中で、パワーをアールに与えている、そう感じます。

    『#くまのコールテンくん』の作者で、没後見つかった幻の絵本だそうです。
    .
    ドングリを見つけられたアールは、赤いスカーフを戻しに行きます。たくましくなったアールがとても大きく感じます。
    .
    我が子に対しての厳しい母の姿も、うんうんとうなづきながら楽しめました、笑。
    .
    #子リスのアール
    #ドンフリーマン
    #やましたはるお 訳
    #BL出版

  • 子リスのアールは、この秋はじめて自分でドングリを取りに行くことになりました。でも、どこにあるのかわかりません。ともだちのジルにもらった赤いスカーフを首にまいて、あちこちさがしに出かけるのですが・・・。(約10分)

  • モノトーンに赤色がすごく映えている印象が残っています。

  • おいしいどんぐりをとってこられてよかったね☆
    過保護は子のためならず、動物のママに習う。

  • しっぽがくるくるぱたぱた
    モノクロなのにふわふわ(*^_^*)

    フクロウの巣を
    のぞき込む表情がカワイイ!

  • 冒険をして大人になる話だけど、それでいいんですか、お母さん…ってなった。
    人間の女の子がアールに貢ぐのでなかなか教育にならなくて「あの(人間の)子はあんたを世界一ダメなリスにするよ」っていうのが女のヒモをやってる息子を持つ母親に見えてきました。

  • 黒白の版画に赤がポイントとして使われているだけの色彩。
    それぞれの配置とか構造とか絶妙。
    直線的な版画の線。
    しかし、絵でみるとふわふわ感もスピード感も
    あらわされているんですよねぇ・・・すばらしいよ。

    そして、何よりも私の好みなのは
    この子リスのアールが紳士的な男の子ってこと。
    男の子はやっぱり紳士じゃなきゃね!

  • アールの仲良しの女の子の顔が、何かを企んでいるようで仕方がなかった。
    なんでも女の子に頼るアールと、何かと手厳しいお母さんリスに現代の夫と嫁姑関係を垣間見た。
    んなこたぁない。

  • 聞いたことある名前と思ったら「しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです」や「ダッシュだ!フラッシュ」の作者だった。

    表紙は見たことある気がする。


    子リスが人間の友だちにもらった赤いマフラーの力を借りて、一人前に自分でどんぐりを取れるようになるまでのお話。

    ウシのコンラッドも気の毒に…。

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著者プロフィール

ドン・フリーマン 1908年、アメリカ・カリフォルニア州生まれ。高校卒業後、サンディエゴ美術学院に入り、21歳でトランペットとスケッチブックを持って、北米横断の旅に出る。ニューヨークでジャズトランペッターとして生計をたてながら、アート・スチューデンツ・リーグで絵を学ぶ。1951年、息子のために妻リディアと共作した絵本を出版。以降、絵本作家として、代表作の『くまのコールテンくん』(偕成社)をはじめ、『とんでとんでサンフランシスコ』(BL出版)『ダンデライオン』(福音館書店)など多くの絵本をのこした。1978年没。

「2019年 『やぎのグッドウィン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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