ストーン・エイジ・ボーイ: おおむかしへいったぼく

  • ビーエル出版
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本棚登録 : 61
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784776403227

作品紹介・あらすじ

ぼくが森の中を歩いていると、とつぜん、かた足がすべて穴の中へ…。そこで出会ったのは、見たこともない服を着て、聞いたこともない言葉を話し、何もかも手づくりしている人たち。いったい、ぼくはどこに来てしまったのか。

感想・レビュー・書評

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  • きたむら さとし (著)

  •  林の中で穴に落ちたぼくが迷い込んだのは、大昔(石器時代)だった。

  • 少年だったぼくは、森の中で足を滑らせて穴に落っこちてしまった。
    目を覚まし、明かりのみえる出口へとゆくと、そこは見慣れない場所だった。一人の女の子と出会い、その子の家族の村へ連れて行ってもらった。
    火をおこす。石や動物の骨で道具を作り、狩りをする。動物は食べるだけでなく、皮をはぎ、衣服やテントを作る。
    そこで暮らすうちに、ぼくもそんな生活に慣れてきた。
    そんなある日、ぼくは動物の絵がたくさん描かれた洞窟を見つけた。そこはホラアナグマの住み家だった。逃げるうちに、ぼくはまた元の世界へ・・・。
    少年だったぼくは、今では考古学者だ。あの時のことは夢ではなく、本当にあった、と言える時がくると信じている。


    大昔の生活も学ぶ事ができる。最後の作者のことばのページの、1000年単位で描かれている人類の歴史も楽しい。

  • 現代の男の子が、あるキッカケで大昔(縄文時代)に行ってしまい、
    そこでオムという女の子に救われ、言葉も通じない中溶け込んでいくお話。

    こんなキッカケは有り得ないけれど、
    この本をキッカケに幼児達が昔の何も無い時代の生活や
    それでも愛し合って生活していく知恵を知るキッカケにはなるでしょう。

    文章が単調なので、童話というより図鑑ぽいですがw

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著者プロフィール

訳者:きたむらさとし
1956年東京生まれ。19歳のときから広告や雑誌のイラストの仕事をはじめ、1979年にイギリスへ渡る。初めての絵本『ぼくはおこった』(ハーウィン・オラム[文]、評論社)で英国の新人画家に贈られる「マザーグース賞」、「絵本にっぽん賞特別賞」を受賞。その他の絵本に、『ぼくネコになる』(小峰書店)、『ミリーのすてきなぼうし』(BL出版)、『スマイルショップ』(岩波書店)、『ことばとふたり』(ジョン・エガード[文]、岩波書店)など。「ぞうのエルマー」シリーズ(デビッド・マッキー、BL出版)の翻訳も手がける。また、朝日新聞土曜日版『be』の「悩みのるつぼ」のイラストを担当している。中南米をはじめ各国のブックフェアでワークショップをおこなってきた。

「2022年 『大きな 大きな 大きな 足あと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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