新装版 親なるもの断崖 第1部 (ミッシィコミックス)

著者 :
  • 宙出版
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感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776740643

感想・レビュー・書評

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  • 漫画新書から。これはまた、ヘビーな内容で。ただでさえ軽んじられた女性の人権が、戦争によってさらにその厳しさを増していくさまが、まざまざ描かれる。

  • 北海道にこういう歴史があったとは、、。なかなか書けないことをこのように描き出してくれ、それを読むことができてよかったです。まだ11歳とか、そんな幼い女の子が、、。これが歴史の一つであることをまざまざと見せつけられました。ひどいことだけど、目を背けてはいけませんね。

  • 女の性を商品として扱う事は胸糞悪い。
    そういった内容の話は見ていて気分が悪くなる。
    けれど、この本ではその不快感があまり感じられない。
    それは、この話の中で生きていこうとする主人公達が、時代や社会から受けた痛みや辛さを訴えながらも、それだけに終わらず、その事実の中、ただのか弱い哀れな存在で終わらせようとしない、その生き方に惹かれるから。

    可哀想だ、という気持ちよりも、なんて強い人なんだろう、という気持ちが勝る。
    彼女達の意志や魂がどのような道を行くのか、追いかけずにはいられない。

  • ほんの70年前まで、貧しいが故にこれほど苛酷な人生を余儀なくされた女たちが日本にいた。奴隷のように労働を強いられた男たちがいた。同じことが世界中の国々で行われてきた。今でも貧しい国々や地域では当たり前のように起きている。人身売買、これだけは世界中から無くさねばならない。とても重い漫画だ。救いは、厳しい状況から這い上がろうとする女たちの強さが描かれていることだ。生きる希望を持っていることだ。

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