接吻のナイフ (CITRUS NOVELS)

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制作 : 榎本 
  • 宙出版 (2008年12月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776795131

接吻のナイフ (CITRUS NOVELS)の感想・レビュー・書評

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  • Kissと海賊シリーズのスピンオフ。
    見た目は最高中身はカラッポな受と、将来有望人望もある攻の対照的なカップルです。

    この無駄にプライドばかり高くて底が浅い、高慢ちきで性格最悪な受に一目惚れした攻が、ひたすら受難というお決まり展開なんですけどね。
    見てて本当にこの受、イラっとするんですよ。頭悪くって。
    動けば全て裏目に出て、攻に迷惑ばかりかけてて受け入れがたい感じなんですが……この受、なぜか嫌いになれない。

    一目惚れした攻ばかりが可哀想に思えるんですが、でもその実一番健気なのは攻ではなく、この高慢ちきな受でした。
    重要な局面で、この受は、必ず攻のことを最優先にして動くんですよ。
    たぶん、無意識に。底は浅いけど、地味に情がある。
    対する攻は、事の発端はすべて受のせいとはいえ、惚れたはれたと愛情を押し売りしてるわりには、冷静に自分の一族のためにだけ動きます。
    冒頭「受のために一族をすてる」覚悟的なことも口にしておきながら。
    この攻は、いざとなったら受を見捨てて、なにひとつ彼のためには動いてあげることができなかったわけです。

    一族>受

    だったわけです。
    なのに物語の最後、受は自分の全てを捨てて、攻めの元に行くんです。
    受にとって一番捨てがたかったものを捨てて。
    最後の最後まで、浅慮で愚かな脳みそカラッポの受でしたけど、最後まで選んだのはこの攻だったんですよね、自分の身分もなにもかも捨てて。


    そう思った時、この愚かな受が、惚れたはれたの言ってる攻よりも、猛烈にいじらしく健気に思えてしまったから不思議。

  • KISSと海賊の敵側のお話。後の「血と紅蓮」の続きが読みたい。

  • ◆接吻のナイフ
     『小説b-Boy』(株式会社ビブロス刊)1998年7月号~9月号に掲載された『接吻のKnife』を加筆修正いたしました。  
    ◆血と紅蓮
     1998年12月発行の同人誌より再録。

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