ソニーをダメにした「普通」という病

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著者 : 横田宏信
  • ゴマブックス (2008年2月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777108633

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ソニーをダメにした「普通」という病の感想・レビュー・書評

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  • 元ソニーで紆余曲折を経てコンサルタントとなった著者が語る経営論。


    Kindleでセールやってて、多分100円とかだったから購入したんだと思います。

    私は経営に全く興味も知識もないし、
    ソニーにも思い入れなどないので
    途中から流し読みでした(笑)

    経営論を読むのが好きだったり、ソニー製品に思い入れがある人は多分面白いです。
    私はといえば、入社してしばらくAIBOの世話してたのと、今の家のパソコンがVAIO、ってくらいですからね。。
    経営職でもないしー。


    この人は辞めたとはいえ、本当にソニーが好きなんだろうねぇ。
    でなきゃこんな本出さないもんね。


    ワタクシ的名言

    人は、モチベートするものである。放っておいても仕事を通じた社会貢献を自律的に楽しめるようにするのが、リーダーたる者の使命なのだ。社員が最高に仕事を楽しんでいる状況こそが、企業に経済的な最大の成功をもたらすものである。(本文より引用)


    世の中、全て「役割分担」なのだから、職位の高い人でも肩書きで呼ばず「さん」付けで呼べ、という井深さんや盛田さんからの教えを、私は今でも頑なに守っており、同じ理由で、職位の高い人を「偉い人」とは言わない。(本文より引用)


    数字が響く人間の数は限られる。堅牢なる論理も同様だ。夢と並んで情熱も捨てがたいが、情熱は直接会って見せねば、そう深くは響かない。
    (中略)
    だから本来、夢を語らぬ経営者は怠慢である。夢を語れぬ経営者は、無能である。(本文より引用)


    ちなみに、お局さんというものは、上昇思考の強い所謂キャリアウーマンとは異なる存在である。
    私は、男性に多く見られる「予定調和」の発想を否定する。「予定調和」の発想とは、ビジネスとしての正解を突き詰めるよりも、内輪の納得感を優先した「落しどころ」を最初から狙うというパターンの考え方のことであり、これは世の中の進歩を妨げるものであるが、女性は、総じてそうした発想とは無縁である。
    だから、そうした女性の資質というものを、もっともっとビジネスシーンで活かすべきだと私は強く考えており、その意味で、私は女性管理職待望論者である。いまだにキャリアウーマンは、少なすぎるのだ。
    しかし、お局さんは、自身のキャリア向上を捨ててでも職場の良心であり続けることを選ぶ。(本文より引用)


    あたし、お局さんだーー。

  • ソニー創業者の盛田さんの言葉として載っていた「Think Globally , Act Locally」つまり、「全体的に考えてた上で、個別の行動をせよ」という言葉、実にいい言葉だと思う。

    以下、備忘。
    「会社のため」に働くという個人は、おそらく企業における最もポピュラーな個人レベルの本末転倒なのであるが日本企業ではとても多く見られる。
    ただ、会社で「社会のため」「社会のため」と力み返る事もない。「社会のため」に働くことに楽しみを見出せる個人であれば、「自分のため」で済む事だ。結局、それが「会社のため」にもなって、社会も個人も会社も、すべてがハッピーになる。
    <中略>
    本来、世界は、働くことをただ楽しめばいいようにできている。

  • 浅薄な批評本かと思ったが、違った。いい意味で裏切られた。
    お金より人、テクニックより本質、という後書きの言葉が全て。東大卒は使えない、とか。また読み返してみると発見があるかもしれない。

  • SONY出身のコンサルタントが、昔のSONYはよかった、出井さんの頃からストリンガーのところで本社の意向と数字を気にする「普通の会社」になってしまったとなげいている本。
    であれば、残って引っ張ってくれよとも言いたくはなるが。

    やはり日本人としてSONYはがんばってほしい。

  • 品川あたりで聞けそうなロートルの愚痴。そういったものには共感することも、反発することもあるだろうが、多分に発言者の好みが意見を左右しているものだ。そして聞く側にも当然意見はある。これ、嫌い。

  • ニンテンドー イン アメリカの後にはこれでしょう。作者さんのソニー愛が伝わります。♡がんばれソニー。

  • ソニーと言えば「ウォークマン」に対する「iPod」の例が今を表す代表例かもしれない。なぜそうなったのかを「普通」という「普通病」がソニーをダメにしたと書くのが著作である。興味深かったのは「機能価値」と「使用価値」の違い、圧倒的な技術力で機能を詰め込んだ製品でも、使う立場から見て「使用価値」を考えられない商品なら売れない。「CELL」技術がそう。きっと技術者は「機能価値」にこだわるのであろう。思い出すのはJobsが「出来るだけシンプルに」と逆に機能を絞って製品をつくろうとしている点。

  • ソニーの人が書いてるからソニーってタイトルについてるけど、日本企業の多くに当てはまると思う。なぜダメになったのか非常にわかりやすく書いてある。
    筆者の考えには共感できる部分が多いが、読めば読むほど今の企業のダメさを痛感した。
    日本のホワイトカラーの生産性の低さ無能さ、会社における無駄なこと、などなど、社会人でも社会にでる前の人でも知っておいてほしいことが書いてます。

  • ソニー出身の現役コンサルタントが語る内側から外側から見たソニー。ソニーを蝕んだ普通という病とは。

    本書を読むと日本の大企業がいかにして蝕まれたのかがわかる気がする。本書の中で著者は「人生を浪費するな」と繰り返す。
    生産性を落とす事は人生を浪費するに置き換えられるという話はなかなか面白い。

    世の中にかつてのソニーのようなユニークな会社は少ない。また、ソニーに入る事は難しい。

    しかし、自分の人生を浪費させない努力は自分の意識の持ち方で改善が出来そうである。

    また、相手の人生を浪費させない心遣いが出来れば、周りが少し変わる気がする。

  • けっこう企業とはなにかを考えてくれる本である。
    とくに4章の世間を蝕む「普通病」は必見である。

    いまの時世、どこの不景気になる。
    経営者という人はどうも景気がわるいと経費削減キャンペーンをしたがる。しかし、まいかい細かく経費を申請することで、社員や経理のコストがかかり、あえて、全体の赤字は増える。しかも、バカバカしいキャンペーンに飽きた社員は失望する。経営者もいつの日はそれには気づくが、やめる!と宣言するとバカに経費が増えると心配してちゃんと止める宣言はしない。いつのまにか申請しなくなり、キャンペーンはうやむやになり、ちゃんと宣言しない経営者に社員はまだ失望する。こうして形だけまもるようになり、本当にやらないといけないことまで、形だけまもる構造になる。

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ソニーをダメにした「普通」という病の作品紹介

かつて世に「ソニー神話」なる言葉まで生んだソニー。最も普通でない企業が陥った「普通」という病に迫る。

ソニーをダメにした「普通」という病はこんな本です

ソニーをダメにした「普通」という病のオンデマンド (ペーパーバック)

ソニーをダメにした「普通」という病のKindle版

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