WBCに愛があった。三塁コーチが見た侍JAPANの知られざる感動秘話

著者 :
  • ゴマブックス
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777114863

感想・レビュー・書評

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  • WBCの裏話!面白かった❗

  • 2013年のWBCを描いた『侍ジャパンの死角』は,「壮絶なる実録」という側面が強く,野球の試合の流れの中で次から次へと現れる「伏線」をしっかり解説していたという面で,「野球のドキュメンタリー」として完成度が高かった.

    それに比べると,2009年のWBCを描いた『WBCに愛があった』は,侍ジャパンのメンバーそれぞれがいかにプロフェッショナルだったか,そして心遣いに満ちていたか,という側面が強く描かれている.非常に内容が濃いのだが,『侍ジャパンの死角』の方が読み応えがあったので,星4つ.

    好きな場面はいくつかあるけど,一番は栗原健太が代表落ちをした後に打ち込みをするシーン.こういう野球選手は応援したくなる.
    そして,原監督が如何にチームをまとめ上げ,モチベーションを保ち,チームを同じ方向に向かわせていったか.こういう心遣いというか人心掌握っていうのは,やはりこの頃に完成されていた様子.投手のことは山田久志に任せたり,選手を本当に信じ切る器の大きさが読み取れる.

    しかし,『侍ジャパンの死角』の中身と比べると, 本書では明確に書かれていないものの, 2009年の優勝はやはり原監督の人脈,そしてポケットマネーで様々な環境を整えられたという事実が浮き彫りになってしまう.負けたからこそ沸き立つ不満なのかもしれないが,2013年の WBC は,2009年と比べてしまえばどうしても様々なリソースの足りない『ジリ貧』のなかでの戦いになってしまったのは事実であり,そこを NPB が「球界の中央」どれだけサポートできるか,というか,する覚悟があるのか,という焦点が明確に炙りだされてくるのではないかと思う.

  • 野球好きには面白い。

  • 野球ぜんぜん詳しくないけれど、なんとなく手にとって読んでみた。知らない世界だからかえって新鮮だった。

  • WBCを見ていたから、書いてあることと自分が見た映像が一致して「あーあの時はこうだったんだ。」と何回も思った。ジーンとくる場面もあった。野球は選手ばかりが目立つけれど、監督もコーチも選手も、本当にみんなでつくりあげるスポーツなんだと実感した。WBCを見ていた人にはぜひ読んで欲しい一冊。

  • 野球殿堂のように「野球本の殿堂」がもしあれば、この本を殿堂入りさせたい。
    以下、「ブクログ大賞 フリー投票部門」に推薦した時の自分のコメントをコピペしておきます。

    WBC優勝の歓喜がよみがえる。侍ジャパンを応援した全ての人に読んでほしい名著。あの時どんなサインが出ていたのか?イチローがなぜフライを落としたのか?川﨑の守備の課題とは?興味深い話が続出。こんなに面白いのに大きい書店にも置いてない。こういう本こそブクログの力で広めてほしい!

  • 野球のルールはある程度知っているけど野球経験者ではない私ですが十分楽しく読めました。
    コーチの人柄がでてる本だなーと思った。
    次のWBCも楽しみ♪

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