アホでマヌケなアメリカ白人 (ゴマ文庫)

著者 : マイケル・ムーア 松田和也

• ゴマブックス (2007年12月5日発売)

感想・レビュー・書評

[出雲一寸さんの感想 · 2016年12月31日]

読書録「アホでマヌケなアメリカ白人」3

著者　マイケル・ムーア
訳　松田和也
出版　ゴマ文庫

p156より引用
“　もうひとつ、子供たちが置かれている悲
惨な状況を挙げよう。それは公共の、あるい
は学校の図書館の閉館や時間短縮だ。この国
にとっては、本を読む子供たちなんて全く無
用の長物であるらしい。”

目次から抜粋引用
“まさに、アメリカ的クーデター
　拝啓　ジョージ殿
　ダウがダウンでアップアップ
　バカタレ量産国家
　ちきゅうにやさしくキビシイ話”

　「ボウリング・フォー・コロンバイン」等
を手掛けた映画監督による、ジョージ・w・
ブッシュ政権時のアメリカの問題点を記した
一冊。2002年に他社から刊行されたものの、
加筆修正文庫版。
　2000年の大統領選挙についてから著者の祖
国に対する祈りまで、辛辣で過激な文体で書
かれています。

　上記の引用は、アメリカの教育について書
かれた項での一節。
娯楽施設は24時間営業が数多くあるのに、何
故24時間開いている図書館というのは見当た
らないのでしょうか?まあ集まってくるのが、
本を読みたい子供や普通の人ばかりでは済ま
ないのが、目に見えますが。
　2002年出版当時の問題点が書かれています
が、この内どの位改善されたことでしょうか。
2016年も大統領選挙があって、今回も随分な
大騒ぎになっていたものですが、この本のよ
うな著作が出版されるかもしれませんね。
　他国でありながら、日本に多大な影響を与
える国の事なので、常にいろんな方向から見
続けておきたいものです。

ーーーーー

[ucheezaさんの感想 · 2013年1月1日]

ドキュメンタリー映画監督、マイケル・ムーアの笑えるアメリカ文化論！時々挟まれるブラックジョークに爆笑しっぱなし

[juliさんの感想 · 2010年3月4日]

マイケル・ムーアのグチ？
いまいち。

[yaujiさんの感想 · 2009年11月15日]

おさるの　ジョージが　だいかつやく！　さすが　せかいの　じゃいあん

[ほぼ村上さんの感想 · 2009年3月14日]

こう立て続けにアメリカバッシング本を読むと、本当にこの国の白人たちがアホでマヌケに見えてくる。だいたい書かれていることは前出、町山氏と同じようなことだが、やっぱり同国人がこきおろすと真実味がある。マイケルムーアはもちろんあの「華氏９１１」の監督さんで、緻密な調査と行動力とツッコミで、観ていて気持ちがいい。ただ、これだけ彼ががんばってもアメリカはまったく改善されず、マヌケなブッシュが再選されてしまうというお国柄。
これだけ世界中が彼の映画を絶賛した後の選挙でだ。

彼はブッシュ陣営をたたくだけでなく、その前のクリントン、そしてブッシュ共和党の野党、民主党をたたく。ブッシュはアホでマヌケなので、宗教（キリスト教原理主義）と手を組んだ政治をしたり、京都議定書に参加しなかったり、とわかりやすく反感を買う行動をしてきたけれど、クリントンは口先ばかりでアメリカを改善させる政策は何も行わなかった。そしてやりたい放題のブッシュ共和党に対して、何も口出しできない野党共和党などなくてもいい！と言い放つ。

アメリカ、がんばれ！
史上初の黒人大統領オバマでアメリカは生まれ変われるのか？

ムーアがオバマをどう見ているのか、知りたいところです。

[RonSatoさんの感想 · 2008年12月31日]

ジョーク本としては面白い。

[utsumuraさんの感想 · 2008年10月14日]

ボーリング・フォー・コロンバインは、ちょっと最後ぐっとくるのがくやしいな〜

[kna7さんの感想 · 2008年6月14日]

かの国大嫌いとしては、タイトルで即買の一品。

白人でも、アホなことをアホだと思えるということに
少し驚いた。
そりゃ〜あの暴走国家だもの、一枚岩ではないかもね。
例の選挙戦についての詳細を、これで初めて知った。
正しいことが正義ではないという現実を思い知らされ
やるせなくなる作品。