- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777814701
作品紹介・あらすじ
世の中は残念ながら"愛"や"正義"では回っていません!今の日本人に必要なのは「論語」「孫子」ではない!『韓非子』だ!!人は"自分の利益"でしか動かない。ではどうするか?仕事と人生に効く200の至言。
感想・レビュー・書評
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もう少し抵抗感を感じるかなと思ったが、思ったよりそうでなかった。建前や正論、いいことばかりでも嘘くさいんだという感じで、現実的な感じなんだと思いました。優秀でも処遇を誤ったり、情勢が合わないとダメな時もあるんだという話もあり、裏に流れる現実主義を感じます。処世術的にもためになることが結構書かれています。
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人間の本質は欲であり快であって、自分本意である。そんな中、組織や社会の中で、どう人を動かすのか、人と付き合うのか。政治家やリーダーだけでなく、一般の人も読むべき至言の宝庫、韓非子。
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超訳シリーズ。メルマガ見て読んでみましたが、内容はとても濃い。リーダーの人、これからの人、部下の人、といったそれぞれのレイヤーごとに分けて内容があるため正直今読んでもわからないことも多い。これは時期が来たら、定期的に再読をする必要が有る本。
以下現時点での抜粋
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・叱り役を人に押し付けるな。
・人に好き嫌いを見せるな。(部下の同調を生むだけ)
・趣味が災いの元になる
└実力者が有る趣味に夢中となると、自分も趣味と称してとりつく人が周りに集まってきて、いつしか偏った情報しか入ってこなくなる
・自分の感覚で判断するな
└ベテランの大工も、線を引く時は定規を手放さない。
・君主は最初から細かい指示はしない。結果が出た時に厳しく査定する。こうすれば部下はごまかしは効かない。
・安定しているうちに、手を打て。
・罰の目的は罰そのものではなく、罰を実行しなくても良くなるようにするため。
・清廉潔白な人は使いものにならない。
└組織の中では罪と賞で動く人こそ役に立つ。
・火で死ぬより水で死ぬ人のほうが多い。
└刑罰が火のように厳しいからこそ、人はルールを守る。水のように緩やかだと、ルールを無視し更に重罪に走り、結果厳罰がくだされる。
・古代の人が争わなかったのは、人が少ない割に物が豊かだったから。
・身を滅ぼした時が、富の限界。
└水の限界は水の無くなる所。ただ富の限界は人が満足する所。だが、人の良くは際限が無いためついには身を滅ぼす。そこが限界。
・礼儀は装飾。いかに飾るか。あくまで相手に見せるため -
ページをめくるたびに心が締め付けられるのですが、どこまでも現実を見据えた正論です。
この本を100回読めと、斎藤一人さん。