僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいこと

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制作 : 石崎 比呂美 
  • 辰巳出版 (2016年12月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777816620

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僕の心がずっと求めていた最高に素晴らしいことの感想・レビュー・書評

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  • アンナ・ファリスを尊敬するヴァイオレットと、ヴァージニア・ウルフを敬愛するフィンチ。Slow Clubを聴きながらクローゼットの中でデートする2人とともに、人生の喜びと絶望を知る物語。

  • タイトルから「あー…なんかハッピーエンドじゃないんだろうな」と云う匂いがして手に取ったのですが、余りにも自分の過去の追体験過ぎて途中で読むのをやめようかと思いました。双極性鬱とか、サバイバーだとか。
    小説になったり映画になったり、綺麗ごとじゃねえんだよ!!みたいな。
    この著者は、かなり解ってて勉強もしてきてるんだなーと思っていたら、彼女もサバイバーである事があとがきで書かれていて、成程と思う傍ら、それをきちんと作品にまとめ上げられる程色々昇華してきたのだなと、腑に落ちたというか。

    人の愛し方も知っているし、誰かに愛されたりもするし、人より秀た芸やルックスなんかにも恵まれて居たり、育った環境も然程良くは無いけど天涯孤独とかいう訳でもなく、衣食住も困っていないけど、そんなこたあどーでもいいんだよ!!!って云うのがわからなければ、ホント訳の解らない小説だと思うし、逆にそう云う気持ちが解りすぎても先述のように綺麗事に纏めてんじゃねーよって云う事にもなりそうな題材を、自分の経験を切り身にして扱っただけでも評価したい。
    つーか純粋にフィンチがイケメン過ぎて、後半の展開が辛くなりました(笑)

  • 図書館の新着本コーナーで目に留まった本。アメリカのわりと新進気鋭の作家さんのようで初めて読みました。冒頭から自死に直面したフィンチとバイオレットの破天荒なやりとりがすごく惹きつけます。

    17歳の男女の脆くて繊細な描写がとてもいいです。生と死、性、暴力、親子、家族……よくもまあ、重たい普遍のテーマを軽やかに綯交ぜながら、なんといってもフィンチとバイオレットの恋が可愛らしくてひどくせつない。

    前半・中盤はとてもいいと思いますが、後半のスクールドクターがフィンチに疑われる病名を口にするあたりから、物語が一気に特定の範囲に矮小化してしまったように思いますし、ややもすると自死防止啓発のようなくどさが感じられます。それまでの流れからみても抜群のストーリーテラーなので、十分その趣旨は伝わっているのに……もう少し読者を信頼して欲しかった。言葉やいじめによる暴力、日常の人間関係から生じるストレスや閉塞感のつよい現代では、たぶんいつでも誰にでもおこりえるものだと思うと、後半の流れは少々残念。それでもイタリアの作家チェーザレ・パヴェーゼやヴァージニア・ウルフ、古代ヴェーダなどの文学的要素をうまく取り入れながら、とても読みやすくて全体的にセンスのある仕上がりになっていると思いますので、今後の作品にも注目してみたいですね。

    「汝の眼は太陽となり、魂は風となる あるいはその求めに応じて水をめざすであろう」(ヴェーダ)

  • 死についての考えにとらわれている学校の変わり者フィンチが、交通事故で姉を亡くしたことから立ち直れないでいる学校の人気者ヴァイオレットを偶然助けたことをきっかけに、「見て歩き」の授業課題を一緒に始めることから距離を縮める。

    姉の事故から立ち直れない人気者と学校のはみ出し者のラブストーリーにスクールカーストなどが盛り込まれていてYA文学の定番だけれど、感情の起伏が激しく、思慮深くなったり行動的になったり、そういう不安定さを持つフィンチが例外。
    ストーリーとしてフィンチが死んでも死ななくても立ち直ってもどのラストでもありえると思って読み進めていて、予備知識なく読み始めたから、死体があがったときもまだ別展開があるんじゃないかと思ったけれど、最後の著者あとがきを読むとむしろフィンチの自殺(と遺されるヴァイオレット)を描くためにこの本が描かれたのだと気がついた。なぜ自殺も病気なのにその死に対する周囲の反応はちがうのかと、(良いか悪いか)著者あとがきが本編みたいな印象を受けたけれど。

    木星・冥王星重力効果など、印象的なフレーズの多い作品で、邦題の着眼点はセンスがあると思う。ヴァイオレットが考えた墓碑銘もすごくいい。
    題材的に読書感想文の課題図書になっていいくらいだけれど、人物描写や本文自体は説教臭くなくて読みやすく、物語はティーンエイジものでもフィンチの抱えるものは年齢に関係ないから、比較されてる『エレナーとパーク』よりは上の年代でも共感しやすくて『さよならを待つふたりのために』よりは描写がYA寄りという印象。

  • アメリカの作家ジェニファー・ニーヴン、2015年発表のYA向け小説。

    自殺をテーマにした青春ラブストーリー。前半はまるでTVの人気青春ドラマのようにつまらない。
    後半も微妙。自殺防止のための啓発を目的としているようで、それはそれで良いのだけれど、何だか空疎な感を受ける作品。

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