- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777817818
感想・レビュー・書評
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やっぱり人がいいんだよねと言うのがよくわかる。
思想や変な主張が入っているわけでも、何か裏側を暴くのでもなく、著者個人から見た振り返り。
現役時代は、ただ体が大きなだけで不器用なレスラーだと思っていたんだが、実のところシュートの技術もしっかり持っていたと言うのは驚いた。
面白かった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
文字通り、WWFでも(というよりむしろアメリカで)活躍したキラー・カーンの自伝。
相撲時代の話から日プロ入門時代の話、本当は行きたくなかった新日本プロレスに入り、渡米して大成功を収めて凱旋帰国をし、その後維新軍→ジャパンプロレス入りを果たすも、ジャパンプロレスを離脱してついにはプロレスを辞めて、居酒屋を開業してしまう話は、外連味のない語り口で、どれも面白かった。 -
80年代に活躍したプロレスラー、キラー・カーン氏の自伝。文章から、真面目で誠実な人柄が伝わってくる。本書には猪木や馬場、長州、アンドレやハンセンなど、当時のトップレスラー達が登場するが、カーン氏から見た姿には、誠実な筆致だけに、よけいリアリティがある。
氏はWWFのトップレスラーとしてメインイベントに登場していたメジャーリーガー。非常に興味深い内容が満載だが、電車の中で読むには、表紙が強烈すぎる、、、 -
大相撲の閉じた世界に話題騒然のこの時期に大相撲から日本プロレスに飛び込んだ小澤正志=キラー・カーンの正直人生を一気読み。気は優しくて力持ち、大男総身に知恵は回りかね(失礼!)新潟生まれの大男がプロレスに求められ、プロレスを拒絶していく、物語。本当にピュアな感情で80年代のアメリカと日本、新日本と全日本の間を流れていくようなプロレス人生。そう、MSGシリーズのアンドレとの決勝に大興奮したクチですが、あの時もキラー・カーンってアンドレに負けないファンタジー感を醸し出していたな…裏の嫉妬と野望、そしてお金が表のストーリーを作っていくプロレスの世界で彼は純粋過ぎたのでありました。
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85頁:「小沢さん」と呼んでくれた。……誰にしろ,さん付けで読んだことは一度もない。
220頁:鶴田選手もことも⇒鶴田選手のことも