美しい椅子〈3〉世界の木製名作椅子 (エイ文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777901531

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    北欧のデザイナー(1巻)、日本のデザイナー(2巻)ときて、
    この巻は木製の名作椅子を集めた内容になっている。

    木材をどのように人体に沿わせるよう加工するか、
    ということに苦心しながら、
    技術や機械を開発し、
    やがて名作と呼ばれる椅子が生まれていったのだなぁと思うと
    人間の研究心というか探究心というか、エネルギーには感心してしまう。

    古い木製の椅子は、写真でも伝わるくらいの威厳や風格があって
    是非実物を見てみたくなる。

    トーネットの14番、
    それをアドルフ・ロースがリデザインしたカフェミュージアムチェアは
    シンプルでとても美しい印象。
    もしくは座り心地が悪いというヘリット・リートフェルトのジグザグno.280
    は是非座ってみたい。

    今巻は椅子の源流についても書かれているが、
    そのなかの中国明式椅子は
    写真からもその威厳や力強さのようなものが感じられて、
    より一層、椅子の魅力に取りつかれた気がする。

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著者プロフィール

武蔵野美術大学名誉教授。北欧建築デザイン協会副会長。日本フィンランドデザイン協会理事長。NPO法人東京・生活デザインミュージアム代表理事。鼓童文化財団理事長。島崎信事務所代表。
椅子研究、北欧デザイン研究の第一人者。インテリアデザインに関する展覧会やセミナーの企画を多数手がける。現在は、日本のデザイン産業の発展のためにデザイン活動を含め多岐に渡って活動中。著書に『ノルウェーのデザイン』(誠文堂新光社)『美しい椅子1~5』(エイ出版社)など多数。

「2009年 『“座る”を考えなおす』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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