- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778035020
作品紹介・あらすじ
1987年、『ヤングサンデー』に14回にわたって連載された作品で、その後単行本になったことがない幻の名作ラブストーリーです。 主人公・吉太郎のもとに「あなたは私のフィアンセ」とキミドリという名の少女が唐突にやって来る。彼女の祖母と吉太郎の祖父は熱い恋仲だったが結ばれる事はなく、その思いを孫に託した、というのだ。キミドリは「私のフィアンセとして、いろんなところに行き、一緒に写真を撮って、アメリカの祖母に送れば莫大な遺産がもらえる!」と誘い、ふたりの奇妙な東京探訪が始まる…。銀座・国会議事堂・中野ブロードウェイ・国立・原宿・江の島・井の頭公園・青山墓地・神田神保町などを訪ね、80年代後半の若者のリアルな生活と東京の風景、時代感覚が見事に描かれている、待望久しい新刊です。
感想・レビュー・書評
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まんが
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かわいい
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少し好きだった、よい言葉
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現代っぽくないよなぁ・・・7~80年代の世界だよなぁ・・・
よく見る絵の作家さんの漫画だったから借りてみたけど・・・ -
すごく淡々としてる。
男の子と女の子がただただ東京を歩く。
でも、何にも考えないで読める内容だからこそ、読み終わった後に何だか清々しい気持ちになったり、甘酸っぱい気持ちになったりする。
私自身は都民だけど、改めて東京を歩きたいな、と思った。
自転車か歩きがいいな。
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おもしろい。あんなに好きな江ノ島の見方が変わった。20年ほど前ですぜ。変わっているようで変わっていないようでいて、それでも変わっていないわけがないわけで。とにもかくにも、東京、という街について。
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ハロー、ダーリン!で始まるポップでキュートなボーイ・ミーツ・ガール。1987年の東京の空の下。退屈な日常から抜け出して街を歩く素敵な方法。
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1980年代の東京とのこと。
東京を知っている人が読んだら、懐かしいのかな? -
読み応えはないし、期待していたもの(ハッピイ・ハウスとかみたいなもの)では全然なかったけど、感覚が満載で面白い。だからといってエッセイではなくて、こんないまどき(その時)のマンガって読んだことないし、これを読んでこの人が感覚をつかんでることを感じ取った人、信じた人、なんとなくいいと思った人がいるのだとおもう。きらめきそのものだ。わたしがその時だったらへーって埋もれてしまって、終わってしまった気がするけど、ギャップを抱えた今日では、このつかんでることがすごくよくわかる。国会議事堂でデートなんてかっこよくない?というのは今の時代にも確実にある違和感・アイデアだけどここの空気感は今とはぜんぜん違う。今では観光でメイドカフェに行ってしまうし、テレビでも紹介してしまうし、何でもかんでも隙間の隅までつついて再発見しているような時代だし、もちろん服装・流行も含めてぜんぜん違う。他の本では「その時代のムード」で読みすごしがちなところばかりが満載で、よけいに時代やムードをとらえる感覚を感じるしすごくわたしはこの時代が好きなこと以上にこのマンガ好きだなー。そしてこの後、と考えると、Pinkとかというかどれでもやっぱりムードと感覚なんだなあと思う。流れていく時間のエアポケット、ムードの中に消えそうな誰かのしっぽをつかんでる。