あの日、校舎の階段で (ショコラノベルス)

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著者 : 佐田三季
制作 : 麻生 三ツ晃 
  • 心交社 (2010年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778109738

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あの日、校舎の階段で (ショコラノベルス)の感想・レビュー・書評

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  • 高校時代、笠井に告白した同級生の及川を不登校に追いやった遠藤。笠井はそれを境に、親友だった遠藤と絶交します。遠藤が何故及川をいじめたのか、そしてそんな遠藤を笠井はどうしてそこまで嫌悪したのか、それは読み進むうちに明らかになっていきます。

    そして、社会人になってから二人は再会。仲直りもできます。
    でも、友人としては度の過ぎた遠藤のヤバい行動や言動に笠井は怯えて、再び遠藤との関係を切ろうと様々な手段を講じますが、上手くいきません。遠藤の執拗な追跡からなかなか逃れられない。

    読んでいて遠藤の粘着質な性格に辟易。タチの悪いストーカーにつきまとわれた感が強い笠井もお世辞にもいい性格とは言いがたいし、キャラ萌え皆無。
    でも、なんか面白い!
    これは一体なんだろうと考えたところ、ピンときた。これは私の好きな設定そのもの。つまり、イヤな敵国の王から逃げまくって、あげくに無理矢理手篭めにされるツンな姫というシチュエーションに当てはまりまくりだからなんだなー。
    脅されて、イヤイヤ言いながら嫌いな男の性奴隷状態の笠井に同情、かつ、萌えたのでした。
    はじめから笠井が自分を好きにならないとわかっている遠藤は、かなり露悪的にふるまってる感じがします。それがカッコいい方向にいってなくて、卑屈にしかみえないのが不憫。かといって、別の男じゃダメという一途さはいいと思うし分かるものもあるし。

    笠井が心はないのに身体の快楽には陥落してるのは、ある意味ほだされたんですよね。イヤだったら身体だって拒絶するはず。意外にHの相性はよかったのかも…遠藤の執拗な言葉攻めにはまったんでしょうか?
    全体通してHシーンがよかった。ベッド以外ではヘタれてるのに愛あるドSっぷりが遠藤、ものすごーくサマになってました。うっとうしい、気持ち悪い、しつこい、と不満たらたらな笠井もSで、でもだんだん慣れて快感を覚えてツンデレるのがツボりました。

    難を言えば、木原音瀬センセの作品を既読しているとどうしても類似している話と比較してしまう内容なので、損しそうです。
    エロも上手いので、あとはキャラ萌え。ダークさばかり目立つのでもう少し魅力を盛ってくれると、よりいっそう素敵な作品になりそう。

  • 多少ネタバレぎみ。







    執着攻めということで、そこに期待してたんですが、割と普通にbl的ハッピーエンディングになってしまい、肩透かしでした。おそらくハッピーエンディングにするべく、笠井の遠藤への気持ちを下敷きにしようと、笠井の家族の話や高校時代のエピソードも出てくるんですが、ストーカーまでされた後にどうやって受け入れられたかを、すとんと納得するまでの内容まで触れられてなくて、消化不良感がありまくりでした。残念。

  • ★4.0。ストーカー!ヤンデレ!執着攻!好物属性なので気持ち悪いストーカーっぷりを楽しく読みました。ただ執着攻ばっか読んで耐性がついてしまったのか、もっと攻が壊れててドロドロエロエロな闇堕ち的エンドを期待していた分、後半プチ善人化して普通の親友モノっぽくなったのが若干物足りなかったです。良心が残っていたためにヤンデレになりきれなかった感じですね。身を引くような殊勝さもないほど強引な策士でも良かったのにな〜。受が諦観でも洗脳でもなく普通にほだされてたのがちょっと不可解でしたが、全体としては面白かったです。

    番外編ペーパーSS『0.03』読了。クリスマスイブ、コンドームが無くて受にお預けをくらった攻がコンビニまで買いに行く話。薄さにこだわる攻の執着。しかしそんな攻が可哀相になるほど受がドライ(笑)ナマをせがんだ攻への「死ねや」に笑いました。

  • 怖い怖い。攻様の受様への執着っぷりがホラーでした。ストーカー、脅迫、強姦…読んでてゾッとしましたが最後は何だかハッピーエンドで良かったのかな?でも、あそこまで執着されたらおかしくなりそうです。

  • これってホラー…?なんか普通に恐いんですけど…
    これ、恋愛なの?こういうの普通にストーカーって言うんだよね?
    攻の執着愛はそんなにめずらしい設定じゃないと思うんだけど、ここまでくるとガチで犯罪…。
    高校の同級生だった親友の遠藤とケンカ別れして10年。同窓会で再会したことをきっかけに、笠井は過去のことを水に流す。
    旧交を温めあえると安堵したのもつかの間、遠藤の執拗なつきまといが始まる。
    メール&電話攻撃、毎日家に来る、待ち伏せする。
    恋愛の意味で好きだったと告げてくる遠藤に、そんな意味では好きになれないと拒絶しても、『友だちのままでいい』と決して諦めない。
    逃げても逃げても追ってくる。言葉の通じない恐怖。
    凌辱、脅迫、もう普通にサイコホラー。
    遠藤の妄執的な愛は笠井を追いつめて、とうとう血を吐いて倒れて入院してしまう。
    そうなって初めて、自分が望んでたのはこんな関係じゃないと遠藤は笠井から離れる決意をする。
    なのに、なのにです!!
    今度は笠井がほだされてしまう。
    退院した笠井のマンションを毎晩離れたところから見守る遠藤(…戦慄!)を堪らず呼び入れて受け入れてしまう。
    いやぁ、もうふたりがいいならそれでいいんだけどさ…
    遠藤にとって笠井は代わりのきかない相手で、笠井にとっても遠藤は過去の大切な時間を共有してきた失いたくない友だちだというのも頭では理解できるんだけど、この関係に共感はできないな。
    別れたら、絶対殺されそう…
    恋愛小説じゃなくて、サイコホラーだと思って読めば面白いと思います。
    どんどん追いつめられてゆく描写も秀逸。

  • 高校の同窓会で、笠井亨は十年ぶりに元親友の遠藤圭祐と再会した。笠井に告白したゲイの同級生を遠藤が不登校に追い込んだことで仲違いしていた二人だが、また友人としてのつきあいが始まる。だが笠井は偶然、遠藤がゲイでしかも自分をずっと好きだったことを知ってしまう。友達でいい──そう言う遠藤を切り捨てられず表面上は受け入れる笠井だが、執着と欲望を隠そうとしない遠藤に苛立ち、彼の前から姿を消すが──。

  • 読友さんたちの感想を読んで興味を持ち購入。執着好きな私にはまさにツボ!出口が見つからない重い閉塞感に読んでて胸が苦しくなりながらも、狂気を孕んだ病的な執着を見せる遠藤と、それを嫌悪し拒絶する笠井、双方が追い詰められて共に昏い檻に堕ちこんで行くような展開にすごく引き込まれた。ただ、遠藤の笠井へのここまでの執着の理由が弱いかな。笠井が何故ほだされたのかもわかりにくい。でも、病室での遠藤の姿や星空の下でのエピに私自身ホロリとしそうだったので、このあたりなのかとw余韻を残す終わり方も好きなので最後まで楽しめました。麻生ミツ晃さんの絵もすごくよかった!111ページの遠藤がめっちゃ怖いし!表紙絵も口絵も好きです~

  • あらすじとイラスト@ミツ晃さんに惹かれ購入
    読みやすかったしこれはよい執着もの^▽^
    こわいけどすきです^▽^
    基本、親友と再会モノには弱いのです

  • 新人としては文章はまともだし読みやすい。問題は文体の軽さに内容が見あってないことですね、
    具体的には、遠藤の笠田への執着が唐突すぎて説得力がない。遠藤が元々そういう人間だったというにも、長沼からみた普段の遠藤は社会に適応できてるみたいだし、笠田ゆえに狂気に走ったのであれば、そこをもっっと描写しないと駄目だろう。
    この路線は嫌いじゃないので、筆力をつけてくれるのを期待。

  • まさに狂気。
    恐かったし怒りも覚えた。

    しかしこの作家さんは本当に上手い。
    絶対これはハッピーエンドはナイだろという始まりから
    全然強引ではなく、納得の結末を導き出す。
    凄いと思いました。
    受けの心の弱さ、狡さを見事に表現されています。

    ☆あらすじ☆
    高校の同窓会で、笠井亨は十年ぶりに元親友の遠藤圭祐と再会した。笠井に告白したゲイの同級生を遠藤が不登校に追い込んだことで仲違いしていた二人だが、 また友人としてのつきあいが始まる。だが笠井は偶然、遠藤がゲイでしかも自分をずっと好きだったことを知ってしまう。友達でいい──そう言う遠藤を切り捨 てられず表面上は受け入れる笠井だが、執着と欲望を隠そうとしない遠藤に苛立ち、彼の前から姿を消すが──。

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