銀の眠り、金の目醒め (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
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本棚登録 : 85
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778111649

感想・レビュー・書評

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  • ソムリエ版美味しんぼw 翻訳ものを読んでいるかのような錯覚に陥りましたが、その回りくどさがいい意味でまた面白い。松岡先生が20年間この世界でご活躍されている理由がわかります。とても素晴らしい作家さんです。

  • もう少し甘い話かと思ったので予想と違っていました。
    主人公が若くして実力を買われたソムリエで割と自信家。攻めもレストランの経営者として成功している。この二人がお互い本気だと言いだせずにすれ違うのはなぜなのか?

  • 途中の年号が古くて、アレッこれでいくと攻めは今40位か・・・?とも
    思ったがあとがきに「99年の作品」とのこと。

  •  ニューヨークに新しくオープンするフレンチレストランに破格の条件で引き抜かれた若きソムリエ・渡会玲一。
     彼は自分のソムリエという資格に圧倒的な自信を持っていた。
     そして、そんな彼をスカウトしたのは、レストラン界の「ミダス王」と呼ばれるラウール。
     ラウールは、仕事ぶり、人間性、すべてにおいて洗練された一流の男だった。
     優雅で官能的なラウールにいつしか惹かれていく玲一だったが、ある日事故に巻き込まれて負った怪我が原因で、ソムリエの命である嗅覚を失ってしまう――
     玲一は、自分が嗅覚を失ってしまったことに焦るけれども、そんな玲一をラウールは献身的に看病し続ける。
     そして、玲一のためにレストランの開店を遅らせる、とまで言うラウールに、一時は快楽に逃げ込んでいた玲一であったが、少しずつ前向きになり始める――

     という話でした。
     大人カップルの話ですね。
     それぞれが自分の仕事に自信を持っていて、でも、自信を持っているがゆえに、恋で自分を崩すことのないようにと思っている、見栄も誇りもプライドも、山のように持っている大人カップル。
     少々こうなってくるとめんどくさいですよね。
     最初は少々駆け引きめいて始まった関係が、玲一の事故によって崩れて。
     強烈に惹かれあっていく感じでした。

     おそらく怪我がなければこんな形にラブラブになることのなかったはずの二人の、ちょっぴりスパイシーな話です。

     大人のMLが好きな方にはオススメです。

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