- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778114398
作品紹介・あらすじ
長い髪の女に追いかけられ殺される-幼い頃から毎日のように見る悪夢が原因で、有村祐一は極度の女性恐怖症になってしまった。そんな祐一を気遣った会社の先輩に連れられ女装ホステスばかりの高級クラブへ行った祐一は、そこで恐ろしいほどの美形の男、深見呉葉と出会う。牝丹の源氏名を持つ深見はなぜか祐一を気に入り、優しく酒を勧めてくる。したたかに酔った祐一はその夜、深見に激しく抱かれてしまい…。
感想・レビュー・書評
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★3.0。女の情念こええーー!!どんどんホラー色濃くなる展開は面白かったです。クライマックスの月子消滅のテンションと駆け足感にはちょっとついて行けませんでしたが、丸く収まって何より。ただ残念ながら、全体的にBLではなく女の因縁話にしか思えなくて萌えには引っ掛からなかったけど(女装攻にも萌えはなく)、まずまず楽しめたので良かったかな。
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幼い頃が長い髪の女に追いかけられ殺される悪夢に悩まされている祐一はその為に極度の女性恐怖症だ。
それを知り気遣ってくれた上司に女装ホステスばかりの高級クラブへ連れていかれそこで源氏名「牡丹」の呉葉と出会い、呉葉に気に入られ…。
とにかく怖かった。
嫉妬がここまで人を狂わせるものなのかと。
始めは悪夢に苦しめられる祐一を呉葉が癒しているのに気付くと逆になったいたりと。
前世の記憶?怨念?etcと。
悩み苦しみ、でも過去に引きずられそうになっても「今」は違うと祐一の取った行動が突破口となり新たな未来を掴めてホッとしました。
呉葉の嫉妬深さは変わらないけど、祐一の受け止める心が変化してこれからも色々大変だろうけど幸せになれるかなと。 -
うん……こういう執着はちょっと苦手だ。
攻め一人だけの思いで執着するのなら「怖いなぁwこのヤンデレめっ♪」で流せるものを、女の情念を絡ませちゃったりするから背筋から冷たい汗が垂れるような怖さ。
でもしっかり最後まで読めたからストーリーとしては面白いんだと思う。
もともとの攻めの中にその粘着気質もあったのかもだけれど……でもやっぱり前世かなんかの記憶に支配されるって怖いわ〜。
愛情の裏返しとはわかっていても… -
女装攻×女性恐怖症の受。ワクワクして読み進めたら、うわ〜!ホラーだよ〜ホラーBLでした(^^;;ま、そこはBL♡女装した攻がスカートを捲り上げて受を後ろからガンガン突くシーンは楽しかったですね♡
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なんというか…ホラーなBLでした。互いに夢に支配されながら、それに抗おうとしても逃れられないように惹かれ合う二人。タイトルが示すような執着愛。女装攻めもホラー要素を深める一因であり、エロさも然る事ながら恐さも倍増でしたw
一般のホラー小説のようにすらすら読めて終盤まで面白かったのですが、割とサラッと上手く決着がつきすぎてしまった感が…。結局悪夢から解き放された今も、攻が受に執着し過ぎているのは変わらず、互いの関係に満足しているようで…まぁ万事OKですね(^_^;) -
ちょっと変わりダネでよかったかなーと思います。
なにげにホラーちっくですが。
イケメンで何かと女性に興味を持たれる祐一だったが、実は女性恐怖症。昔からリアルにある女に絞め殺される夢を見続けているせいだった。
しかし先輩に連れて行ってもらったクラブでは拒否反応が出ない。そこは女装をした男がホステスのクラブだった。そしてそこのオーナーでありナンバーワンの牡丹は誰もが見とれ、跪くような美女。その牡丹が祐一に一目惚れし、祐一も惹かれていく。
そして牡丹と一緒の時にはあの悪夢から解放された。
しかし・・・・。
平安時代からの怨念が追っかけてきてます。怖いです。執着の物語です。
さて、月子が消えて牡丹の本性やいかに・・・?という感じでその後もニヤニヤしたくなるような執着っぷりがたまりません。