- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778115081
作品紹介・あらすじ
空手師範の父に極端に男らしく育てられた木嶋龍紀は、変な男を引き寄せる自分の女顔が大嫌いだ。それなのに取引先の若社長・向坂史郎は龍紀の顔をきれいだと褒め、犬のように懐いてくる。もしやこいつは軽蔑すべきゲイなのかと警戒した矢先、向坂に告白された龍紀は立場も忘れて彼を殴り飛ばしてしまった。そのことを黙っている代わりにと向坂が出してきた条件は、育ちのいい彼らしく無害なものだったのだが…。
感想・レビュー・書評
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恋愛より、毒親からの解放がメインかも
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攻めがへたれてて、かわいい。
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ほだされまくってるのに自覚がないのが可笑しい。親友の人が好き。
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名倉センセはメロドラマ系シリアスとおバカコメディの両刀使いですが、こちらはコメディでした。イラストは「恋の仮面舞踏会」から2度目のみずかねセンセで、美麗だけどコミカル。
リーマンもの。空手道場を経営する家に生まれて、男らしくあれと教育を受けてきた、教材会社営業の龍紀。
一見するとかわいい系なのですが、その外見が災いして大嫌いなホモに迫られること数知れず、そんな自分が許せない硬派です。
そんな折、新しく引き継いだ取引先のイケメン社長向坂が用もないのに会議に顔を出してきたり、わざわざ龍紀のためにコーヒーを淹れてくれたりと何かと接近してくるように。
始めは鈍くて気付かなかった龍紀も、さすがに向坂が自分に気があるということに気がつきます。
いわゆる年下大型わんこ攻でした。徹底した忠実犬!
空手道場の息子である龍紀に近付こうとして、その度に殴られ痛い思いをする不憫な男前です。
不憫だけど、殴られたからといって諦めたりしないし、そのことで怒ったりもしないのがとても漢らしいです。
龍紀も、考えるより手が出るタイプなのでどうしようもないですが、顔がかわいいせいで男に痴漢されてしまうことを父親に責められていて、それが深い傷になっていることが読んでいるうちに分かってきます。
なので、道場を継がずにリーマンやっているんですね。
男からアプローチを受けることを災難だと思っている龍紀が、どんな経緯で向坂と結ばれていくのか?というところに興味がわくストーリーでした。
欲を言えば、俊二の絡み具合が中途半端だったのと、天然龍紀のヤキモチがインパクト不足だったかなと。もう少し手こずった方が面白かったかもです。
エロ的には、思わぬ展開でSMちっくに!予想外なエロで大笑いしながらも満足でした。 -
今回はコメディーよりのお話でしたね。面白いんだけれど、なんかキャラが掴みにくいというか、攻が可愛いんだけれどなんかちょっと微妙にズレてるような感じでお話に上手く入り込めずにサラッと読んだ感じでした。 受は男前でしたねぇ。まぁ男前というよりも腕っ節が強いって感じでしたけれど、サクサクと楽しく読めた感じです。 挿絵はとっても素敵でしたねぇ♪