かわいいお風呂屋さん (ショコラ文庫)

  • 心交社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778121617

感想・レビュー・書評

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  • 祖父が倒れ、銭湯を一人で切盛りする倉知勇輝。
    ある夜番台を離れ戻ると番台には金髪碧眼の超美形外国のフレッドが座っていて…。

    寂れていく商店街で銭湯を何とか切り盛りしている勇輝にフレッドと話したりしていくうちに次第に意識し始め、フレッドからも告白され恋人になれた矢先にフレッドの嘘と現れた真実を知り勇輝の心は乱されるけれどフレッドもちゃんと考えていてくれてホッとしました。

    2人の恋の話もだけど寂れていく商店街をどう持ち直していくのかが良かった。

    これから2人にはもっと幸せになって欲しいな。

  • ▼あらすじ
    祖父が倒れ、銭湯を一人で切盛りする倉知勇輝。
    ある夜少し番台を離れた隙に、なぜか金髪碧眼の超美形外国人がそこに座っていた。
    片言の日本語でフレッドと名乗ったその外国人は、以来頻繁に訪れるように。
    優しく紳士的なフレッドに勇輝は好感を持つが、一方であまり踏み込んではいけない何かも感じていた。
    そんな中、就業後フレッドの背中を流すことになった勇輝は、お礼にと反対に体を洗われるうち下半身が兆してしまい…。

    ***

    ★3.5
    うーん…。申し訳ないのですが、思ってたのとかなり違って何とも言えず微妙な作品でした。
    攻めが片言の日本語を喋ってた辺りまでは比較的楽しく読めてたのですが、実は日本語ペラペラで受けにいくつも嘘をついていたと分かってからのお話はあまり楽しめず、最後は目が滑りました(^^;)

    二人が惹かれ合う要素も弱い気がするし、恋人同士になっても街の再開発の件で直ぐに二人とも険悪ムードになっちゃったから愛情も薄っぺらく感じてしまい、何だかなあと。
    最初に受けに嘘をついていた事もあって何となく攻めが誠実さに欠ける印象で、ラストにかけての展開を見ても格好良いキャラだとは思えず残念に思いました。(寧ろかっこ悪さの方が目立つという…^^;)

    前半の下町感あふれる雰囲気や、日本語が通じない相手に苦労しながらも何とか気持ちを伝えようと努力する受けの頑張り具合は読んでいて良いなと思っていただけに、後半の展開は「どうしてこうなった?」って気持ちでいっぱいです。

    攻めの父親と継母も良いんだか悪いんだか分からずあまり好感が持てませんでしたし、全体的に再開発中心のお話になっている為、肝心な恋愛描写が少しおざなりになっているといった印象でした。
    残念ですが、おそらくもう二度と読み返す事はないだろうなと思います。

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