安部譲二 一九三七年東京生まれ。麻布中学在学中に安藤組に入る。日本航空のパーサー、クラブ経営、ノミ屋などさまざまな職に就く。一九八六年、刑務所での体験を綴った『塀の中の懲りない面々』で作家デビュー、ベストセラーとなる。『絶滅危惧種の遺言』『もう、猫なしでは生きていけない。』ほか著書多数。二〇一九年九月二日逝去。 「2020年 『愛してるよ、愛してるぜ』 で使われていた紹介文から引用しています。」