マレーシア進出完全ガイド

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著者 : 諸江修
  • カナリア書房 (2011年3月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778201760

マレーシア進出完全ガイドの感想・レビュー・書評

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  • お国柄を知ることは大事なんだなーと。
    一年前に読んでおけばよかったぜ。

  • ○この本を一言で表すと?
     かゆいところにまで手が届くマレーシア進出のための手引き本


    ○この本を読んで面白かった点
    ・7割程度が法制度と実務手続きの話でしたが、実際に自分が現地会社を立ち上げるときにはかなり頼りになる手引きだと思いました。マレーシアの会社法、労働法、知財法などの解説と、各ケースにおける実務手続きが分かりやすく書かれていて、日本の各法律と共通する点や異なる点を知ることができてよかったです。

    ・全体としてマレーシアの良い面に焦点を当てていましたが、マレーシアの文化についてだけは「たいしたことがない」「見るべきものはない」などかなりきつい意見で書かれていました。

    ・コラムが多くてどれも面白かったです。主観的な意見は全てコラムにしたという形式でした。

    ・「マレーシア凛凛」と同じくイスラム教徒の名前についてコラムで書かれていました。著者はNHKと朝日新聞に何度も投書して誤りを正そうとしたが無視されたそうです。(P.6,7)(第1章 マレーシアを知っていますか?)

    ・マレーシアの魅力として、「賄賂が必要な投資環境」「外資100%OK」「外国人投資家の保護・送金自由」「先進国並みの法律整備」「アジアで最も優れたインフラ」「ルック・イースト政策を掲げる親日国」といことが挙げられていました。法律が手続レベルまで整備され、税制もしっかりしていて、港湾や電気設備等のインフラがハイレベルで整備されているというのは、BRICs等の国家よりかなり優位な面だなと思いました。ブラジルでは港湾設備や道路等のインフラがボトルネックになっていて、税制も複雑で社員の5名に1名は税務担当にしないと企業を回せないなどの状況だそうですし、インドの停電もかなりひどいそうですし、それらと比べるとマレーシアの魅力が際立つなと思いました。(第2章 マレーシアの魅力)

    ・現地法人設立等の手続きがかなり細かく書かれていました。日本と違うなと思ったのは「株主名簿の管理は政府のマレーシア会社委員会」「会社名重複不可」「登記手続き等はカンパニー・セクレタリーのみ」などでしょうか。必要なライセンス取得やビザ取得、工場、店舗、事務所などのケース別の手続き、新しい団地等への出資は道路以外のインフラが整っていない可能性があるために注意が必要など、気を付けるべきチェックポイントがかなり細かく書かれていてよかったです。(第3章 直接投資の手続き)

    ・株主総会などの会社法の運営に関わる部分や労働法、知財法などが判例(マレーシア以外の英連邦のものを含む)を交えて説明されていました。株主総会の決議が原則挙手による1人1票で、例外として投票による1株式1票となっているのは面白いなと思いました。労働法については、やめさせる圧力をかける誘導解雇も含めて違法とされていたり、みなし解雇なども適用されやすくなっていたりして、しかも労働者側の費用はほぼゼロ(弁護士は成功報酬)と、会社経営者側からすると少しやりにくそうな気がしました。(第4章 会社運営)

    ・会社清算の方法も日本に似ていますが、RM500(約1万5千円)以上の債権者が訴訟で倒産させることができ、自己清算よりも簡便でよく使われているというのは面白かったです。(第5章 会社清算)

    ・住む場所の広さなどは日本と比べ物にならないものの、高級マンションでも上の階だと水が出にくくなるなど水回りなどのチェックはかなり重要なのだそうです。マレーシアには政府の健康保険はないですが、医学部を出て2年は政府機関での勤務が義務付けられていることにより政府系の病院が格安で利用できるそうです。(第6章 日本人駐在員の生活環境)

    ・ラブアンというオフショア投資が可能な場所について軽く説明されていました。ここではいろいろ非課税になるだけでなく、個人がファンドを組んで売り出したりもできるそうです。(第7章 ラブアン―オフショア・センター)

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マレーシア進出完全ガイドはこんな本です

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