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作品の紹介・あらすじ
日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた......。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか?
健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。
2009年、講談社文庫により文庫化された。
映画化も決定。2013年公開予定。
この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
感動♪ 読み進めるまでは、祖父の軌跡を辿る物語が、こんなにもストイックでカッコ良くて切な過ぎる男の人生を浮かび上がらせるとは思ってなかった。ジイさん(回想だから本当は若いw)超かっけーーんですけど♪
想い届かず、ささやかで悲痛な願いは打ち砕かれる、滅びの美学がある。ハッピーエンドも嫌いではないけれど、それにしても日本人てのは、こういうのにトコトン弱いんだな~と再確認w
ぜひ映像化された作品を観てみたい気もするけど、半端な予算では映像化不可能だろうし、キャストも生半可な役者では体現できないだろうし、アニメとかは何か違う気がするし… ムリかな~w
主人公である宮部少尉は、家族を誰よりも愛し、家族のために生きたいと願った人だった。
日本軍には最初から徹底した人命軽視の思想が貫かれていた、という記述に背筋が冷たくなる。
特攻で死んでいった人たちが、検閲を突破するために、死の間際に遠い家族を思いつつ「国のため」と記した気持ちを思うと涙がとどめられない。
子どもの頃、通信兵だった祖父が戦争について語ってくれたことを思い出した。
南の戦地では、食べ物が不足して、畑のスイカをめぐって味方同士で命の奪い合いがあったと。
そんなことで亡くなったことを遺族には言えず、「立派に戦死した」と伝えたと。
二度とこんなことがあってはいけない。
私たちの幸せは、戦時中を生き抜いてくれた祖父母のおかげであるのだと思った。
ヤバイ。これにはまいった。
久々にグッと来た。
戦争についての史実に疎く、どこまでか真実なのかは、分からない。でも、私にはとてもリアルに感じられた。
ムード、環境に支配、流される事の恐ろしさ。生きたいと願う気持ち。今当たり前にある平和。いろんな事を感じさせてくれた。
自分にも子供の頃、戦地を経験したお爺さんかがいたが、何も話しを聞くことはなかったな。
のほほんと生きていてはいけない。勇気をもって実行しないといけない。そんな気分にしてくれる。
私の祖父母もあの時代を生き残ったから今の私がいるんだなあと、そんな当たり前のことに思い当たった
宮部久蔵の松乃の愛し方に、何故か『スロウハイツの神様』のコウちゃんと環が重なった
百田尚樹さんの本、読破したろうやんけ!
と心に火をつけてくれた記念すべき1冊。
若干ページを飛ばしてしまいましたが、
それは結末が知りたくて必死だった故の行為。
ごめんさーい。
久々にいい作品に出会えたなあ!と感じました。
読了後は戦争への見方が一変します。
洗脳されていたのは命を盾に戦った特攻隊員ではなく
戦後の私たちだったのかもしれないと思うと世のあり方にぞっとします。
たくさんの人に読んでもらいたい傑作です。
読むのにすごく時間がかかった。なかなか情景を想像するのが大変だった。
泣けたと聞いてたけど泣けなかったなぁ。
祖母との入籍後、すぐに戦地に向かい亡くなった為、その存在すらよく知らなかった祖父の生きた時間を、孫達が辿る物語。色んな人の話を聞きに行く度、お爺さんの優しい人柄と戦争の壮絶さが伝わって来て、胸が痛みます。放送作家でもある著者の作品だからか、それぞれのシーンが映画みたいで、イメージしやすかったです。戦争物ですが、読みやすく、歴史の勉強にもなりました。
太平洋戦争版、壬生義士伝みたいなお話。戦争について何も知らない事を改めて感じた。戦火の中にあって日常の感覚を持ち続けた宮部の、人を想う気持ちに打たれた。
特攻=殉教的というイメージは確かにあったが、決してそうじゃなく、ごく普通の青年が悩み苦しんだ末に、家族の事を想って飛び立って行った事が、この本を通じて伝わってきた。読んで良かったと思います。
すごく感動した。作者の伝えたいことがガンガン前に出てくる小説。日本の歴史の授業では、戦争の事がほとんど触れらていない。今の政府も昔の政府も体質が変わっておらず、失敗から学べない日本の危うさを感じた。小説だけど、本物にあった話のように感じてしまう。
永遠の0とは。 零は主人公の祖父である宮部青年の戦争の歴史であり、最期の象徴である。 主人公である姉弟が、実の祖父である宮部という特攻隊員について知るため、彼の当時を知る人物達に話を聞きに行く。臆病者と呼ばれるほどに命に固執した宮部が、何故特攻隊として散っていったのか、という悲しい謎がだんだんと説き明かされていきます。 話を読むのは正直辛かった。 話が進むに連れ、「宮部」という青年... 続きを読む »
太平洋戦争の過酷な実態や、昔の日本人が必死で戦ってきた思いが、しっかりとした調べを基に書かれていて、とても考えさせられた。
宮部の強い意志に心震える一冊だった。
特攻で死んだという祖父の生き方を辿る物語。
終戦から60年後の夏、祖母が亡くなる際に「自分は、可愛がってくれている祖父とは、実は血が繋がっておらず、実の祖父は特攻でなくなった」という事実を教えられる。
母や姉の希望により、実の祖父がどんな人だったのか戦争当時の祖父のことを知っている人たちから話を聞いていく。
色んな人に取材をしたんだろうなと感じました。
また、第二次世界大戦をよく知る当事者たちが年が経つにつれ数が減っていく中、こういった本が話題になるのは本当に素晴らしいことだとも思いました。
06年に発売されて、映画化もされているみたいだけど、本当に多くの人に読んでもらい戦争のことを知ってもらいたいと思える本でした
この本を読むまで特攻について何も理解していなかったのだなと強く感じました
こういう戦争ものに関しては、涙腺ががつがつと刺激されてぐわあと号泣、というのが常なのだけど、この作品はなんかちょっとちがった。泣けるし(実際通信員のひとの話での、宮部の思いの吐露には嗚咽が出るほど泣いた)すごく感情を揺さぶられるのだけど、どこか遠くの奥の部分で冷めている自分がいる。なんでだろうなあというのを考えてみると、ちょっと説明が冗長すぎやしないかと思うことと、現代の孫2人の会話に取って付けた... 続きを読む »
最後の方でストーリーのここがこう繋がるのか、と思った。
生きて戻って直接愛する人を守ることができなかったけど、自分が亡きあと自分の代わりに、形を変え姿を変え想いを繋いでいく。
自分もどこかで誰かの想いを繋いでいるのであろうか、誰か繋げてもらっているのだろうか。
すごくよかった!!感動した!というか知らなきゃいけないと思える本でこの本に出会えてよかった!解説の児玉清氏もよかった!
おびただしい若者の命が、犠牲になったのがつい60年前。必然の死とは到底思えない。 特攻隊自体が勝ち目なき戦略であり、当時の完全なる敗退状況にも関わらず降伏しなかった軍司令部の愚行の一部である。それでも、多くの青年は特攻志願を問われると、進んで志願をしていった。でも、本当に喜んで死んでいったわけではない。 そこには、恥を重んじるカルチャーが絶対にあった。自分だけ卑怯者と思われたくないから、、、という... 続きを読む »
これを読めば、間違いなく
家族への愛が高まる!!!!
特に若い父親には必須!!!!
父親として家族を守る為に
どう生きるのか!
夫婦共に涙を流した一冊。
太平洋戦争をテーマにした小説。
限りなくドキュメンタリーに近いフィクション。
実際に存在した基地・戦闘機乗りに架空の主人公を足した話で、途中よく理解できないところは調べながらゆっくり読んだ。
当時の日本が直面していた状況から戦闘機の種類まで丁寧に描いた上に、実際の戦闘の様子も具体的で、目に浮かぶようだった。
綿密に取材されたのだろうと思う。
実際に最前線の戦場を経験された方々の言葉は、文字の形であってすら壮絶。初めて太平洋戦争を自分のものとして認識したけど、それはとてつもなく重くて、うまく言葉に出来ません。

先日おすすめされて
仕事始まる前ににちょいちょい読んでいたのですが
ぼろっとなってしまって
やばいこれから仕事なのにっって
読み終えるまでなってた…
くりかえしてはいけないわ
どう...





