永遠の0 (ゼロ)

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著者 : 百田尚樹
  • ¥ 1,728
  • 太田出版 (2006年8月24日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778310264

永遠の0 (ゼロ)の感想・レビュー・書評

  • 太平洋戦争の特攻隊員として戦死した祖父を知る人から人となりを聞いて回る話。

  • (2014.03.28読了)
    戦争や特攻隊に関して、賛否両論、いろいろな意見があるようですが、単純に物語として大いに楽しみました。
    感涙!
    私にはすごくよかったです。

  • 戦争のことは知らないといけないことだと思った。70年前の日本を、教科書上だけでの歴史にしてはいけない。祖父母の生まれた後の時代だと考えるとなお、そう思う。過去を知り、未来に活かす。
    戦争での油断、判断ミス、戦略のあまさなどの失敗は、現代でも活かすことはできる。
    この本を通じて、もし私に何かあったら一番悲しむであろうお母さんのことを考えた。そうすると、お母さんを大切にしようという考えと共に自分のことも大切にしたいという考えが浮かんだ。お母さんを大切にしたいと思えたことは大きな進歩だと思う。

  • 亡くなった祖父が特攻隊員で戦死。その辺のことを姉弟が、旧軍人を訪ねて、話を聞いていく。

  • この作品に対する評価は様々で、とくに、「美化しすぎてる」という意見を良く聞くように思います。

    当事者に話を聞いて行くのですから、美化されるのも当然だろうと思います。自分のことならまだしも、死んで行った仲間について話すのです。それは美化もするでしょう。
    ただ、真にそれを体験した人がそうするのかは分からない。
    本当に体験した人は、もっと淡々と事実のみ話すのかもしれない。
    そこは分からないところです。

    美化の他に感じるのは怒りです。
    「あの時こうしていれば勝てたのに、結果は違っていたかもしれないのに」という話が何度も出てきます。
    でもそれは、「勝ってたらよかったのに」という話とは違います。
    なぜ、戦っている兵士を置いて逃げたのだ、なぜ助かるかもしれなかった命を散らすのだ。
    なぜ誰もその責任を取らないのだ。
    なぜまた繰り返すのだ。
    そんな怒りに溢れている気がします。

    良くも悪くも作者の想いが強く出ていることは間違いないと思います。好き嫌いは分かれる。

  • ★★★★★完全に★5つ。映画よりこちらの方がなぜかわからないけど迫力があった。もちろん宮部久蔵は岡田准一としか想像できなかった。戦争とは漠然としたイメージしかなく、深く知ろうともしなかった。妻と子のために生きて帰る、その思いの強さが伝わってきて、どれだけ無念だっただろうと涙せずにはいられなかった。

  • 2015年10月に行われた「ビブリオバトル全国大会予選会-学内予選会-」にて、バトラーにより紹介された本です。
    詳細は図書館HP (http://libopac.josai.ac.jp/) より『ビブリオバトル』で検索!

  • おもしろかった。百田さん、BOXの頃と比べるとはるかに読みやすくなった。ちょっとお姉さんの恋人役の新聞記者のキャラ造詣にムリがあるけど。
    百田さん、普通におもろくてちょいアツめのおっさんなんやろけど、有名になって文化人的な期待をされたもんで、言動でたたかれてまって、残念やなぁ。
    ええ人やとか、立派な人やとかみんなに思われてまったでなぁ。いろいろ役を受けんにゃ良かったのに。そしたら沖縄の新聞けなしても、またあのおっさんがなんかいいよるわ、くらいの話やったんやろけどな。
    作品と作者とは線を引いた方がいいな。

  • まず映画化もされるし、一般受けする内容の本だろうと思っていましたすいません。
    主人公の少年が、フリーライターの姉の手伝いをする中で、自分の本当のおじいさんが零戦に乗って戦争に参加していたことを知ります。それを生き残っている戦争経験者の人々にインタビューしながら本当のおじいさんのルーツを探る内容なのですが、涙なしには読めません。
    正直歳をとって涙腺が緩んでいるのかもしれませんが、戦争経験者の方たちの話の情景が頭に浮かび、いかに自分の愛する人たちを守る為に命を懸けたか、今の平和な世の中に生まれた我々には想像しがたいですが、今の平和な日本があるのは改めて国のため将来の国民の為にと命を捨てて戦ってくれた人達のおかげと思い知らされます。
    自分も小学校の時の教育のせいで、歴史博物館でご年配の方、日本が悪かったんではないのかと馬鹿な事を言いました。
    その後本当の歴史を勉強する機会があり調べれば調べるほど自分の無知蒙昧さを思い知り本当に恥ずかしい思いをしました。今の学校教育は自分で調べない限り日本は悪、自衛隊は悪などという教育をしていますので悲しいことです。
    この本を通じ自分たちのご先祖様達のことを、勉強し知るきっかけになればと思います。

  • 生きることを思った。
    「生きたい」と思っても、その力がないと達成できない。
    なぜ最後に譲ったのだろうか?

  • 戦争は悲しみしか生み出さない。宮部さんには生きていてほしかった。自分の前だけに蜘蛛の糸が垂れたら、果たして他人に譲れるかどうか。

  • 太平洋戦争を俯瞰できるような書き方をしてある。此処彼処に筆者の思いが出ている。

  • 「生きて妻のもとへ帰る」<BR> 日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。<BR> 人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。<BR> 元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。<BR> 「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。<BR>はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!

  • 特攻隊や戦闘機の話をよく知れたのは良かったと思うし、普段本を読まない人にも手に取りやすいところがいいと思った。

    ただ、軍とかメディアとかが悪いというのを押し付けすぎて、くどい感じがした。
    そういうのを雰囲気だけで匂わせるのがいいのに。
    キャラが立ってないラノベみたいで、私は好きではないなと思う。

  • 読み終えたあとで、栗田艦隊や二・二六事件、五・十五事件、登場したパイロットについて調べた。学生のころの授業で知ったつもりになっていたことたちが、表面をなぞっただけだったと気づけたことは大きい。

    第二次世界大戦時、ゴムや鉄などの物資が欠乏していったことと軍事力の差で日本は敗北したと思っていた。勝てる見込みのない戦争を日本はしたと思っていた。
    物資の不足で日本が苦しんだのは事実だし、最終的な軍事力の差は歴然としている。しかし、開戦時にはそれほど差がなかったことを知り、幾度かの作戦ミスにより日本が結果として自分の首を絞めていたことに驚いた。

    歴史にifはあり得ない。ただ、真珠湾攻撃でのアメリカ軍の施設と空母を破壊できなかったこと、ミッドウェー海戦での慢心、栗田艦隊のレイテ沖でのUターン。
    この3つがなければ、もしかして日本は勝利国になっていたかもしれないと思った。でも勝つことが良いかどうかはわからない。社会主義国として繁栄して自由の無い国になっていたかもしれない。ifの話であり、間違いを犯さないようにするということであれば、アメリカと戦争をすべきではなかったということなんだろうし、中国とも戦争するべきではなかったのかもしれない。
    後からなら何とでも言える。ただ、その時代の人たちが必死で生きたことは誰にでもわかる。十死零生の特攻隊の気持ちを想像すると本当につらいものだ。現代の世のなかでのうのうと生活していることが恥ずかしくなる。

    神風特攻隊の人たちをイスラム過激派のテロリストと対比させる場面がある。イスラム過激派にも思想があるのだろうし、無理やり自爆テロをさせられてるのかもしれない。それなのに”テロリスト”と片付けてしまうのはどうかと思った。集団ではあるがそれを行うのは個人なのだ。
    神風・回天・桜花の自爆攻撃をしかけた若者たち全員に葛藤があり、行かねばならぬ状況があったのだろうということがわかる。彼らをテロリストと蔑むことはできない。そういう時代だったとしか言わざるを得ない。自爆攻撃を指示した司令部があまりにも鬼畜だ。

    また、責任の所在が不明確な点に、現在の日本と同じものもを感じた。戦争中、暗号が解読されているのにも関わらずそれを使い続けたのは、暗号がバレていることが明らかになればそれが自分の責任になってしまうためということだったり、司令部の作戦ミスでも司令部の責任を追及しない点。そして戦後、責任を追及したのは新聞と勝利国であり、内側からの追及が少ないように感じた。新聞などのメディアの責任ももちろんあるはずなのに、いつだって新聞は自分は正義のような顔をして正しいと言い張っている。
    東日本大震災での原発事故のときのおかしな事態の数々も戦後の日本と何も変わらない。責任を明確に出来なかった。日本は経済的にも成長したはずだが、責任逃れの本質はかわっていないのかもしれない。

    机上の空論のようなバカげた作戦の前でも侍として逃げなかった特攻隊たち。彼らは皆若くして亡くなった。
    いつだって苦しい思いをするのは市民であり、若者あり、現場の人間だ。
    それをどうにかするのが政治じゃないのだろうか。政治の責任を追及するのが新聞ではないのか。三権分立なんて建前ばかり言ってないで、政治をやる人間は何百万人の命を預かっていることを意識するべきだ。それこそ必死の思いで取り組まなければならない。そうでなければ、特攻隊のような悲しい若者たちをまた生み出してしまうことになる。

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    高山さんは朝日新聞の記者なのだろうなと思いながら読んだ。あからさまに悪役で少し気の毒。まあ。毒が利いてなければ盛り上がらないし。悪役は高山さんと軍の司令部だったな。

    物語の最後は60... 続きを読む

  • 自分はいままで戦争ものには目を背けてきて、
    でも、この永遠の0は直視させてくれた
    描写も生々しくなくて、こんなにも綺麗に表現できるのか、しかし深い
    もう一回読みたい

  • 泣けてしまった。やくざの親分の話が一番よかった。

  • やっと?図書館でも普通に借りられたので読んでみた。
    最後にそう来たか!という面白さはあったし、戦争ものは史実を淡々と読むよりは小説のようになったもののほうがはるかに胸に迫るものがあり理解もスムーズになる。
    が、最後のところでは目頭を熱くさせられたにもかかわらず、残念ながらカタルシスへとまっすぐには連れていかれなかった。途中くどさを感じ少々シラけてしまったのだ…。
    今、著者が置かれているスキャンダル(「殉愛」騒動)は、その“くどさ”を周りが持ち上げ過ぎたためか?という気がしなくもない。

  • 色眼鏡なしで、百田さんの著書は読みやすく、次第に引き込まれ、終盤で畳み込まれる。
    前半は淡々と事象が語られていく。徐々に感情が加わり、それが加速していくところが百田さんの腕前でしょう。
    最初はどこに感動して泣くところがあるんだろう??と思いながら読み進めました。これはフィクションであり、最後の方はわざとらしさもなきにしもあらずでしたが、私は泣かされました。
    特攻を美化してるとか、戦争賛美とか、パクリとか、色々なバッシングが多かったので、いったいどんな内容なんだと読んでみたわけです。
    フィクションとしては十分だし、戦争に関しては、どちらかと言うと反戦の色が濃かった。
    右寄りと言われている百田さんの「永遠の0」は左寄りの私から見ても別に悪い小説ではなかった。
    戦争小説や記録は苦手でほとんど読まないので、他の作品と比べ様が無いし、パクリとか丸コピーとか言われてもわかりません。
    いいじゃないですか、これをきっかけに参考文献を読みたくなる人もいるかもしれません。
    映画は見てませんので、またチェックしようと思います。
    儲け主義の本でもいいじゃないですか。読む人によっては薄っぺらい作品としても、いいじゃないですか、世の中は大半が薄っぺらい人間なのです。
    薄っぺらな人間にも少しでも反戦について意識してもらえるきっかけとなる様な小説だと思います。

    これがヒットしたのは大変良い事だと思います。

    ちなみに私の祖父は反戦を唱え非国民として投獄されていました。
    幸運にも処刑される前に終戦となり、生き延びる事ができたのです。
    そんな今は亡き祖父を尊敬しています。

  • 戦争の話はやはり重い。
    原爆ドームを訪れた時もそう感じた。
    だから、積極的に関わらなかったし知識もなかった。
    著者が言うように、確かにこの本は可哀想な本かもしれないけれど、ただ戦争の悲惨さだけに終わらなかったところが、この本がベストセラーになった理由でもあるんだと思う。

  • 「生きて妻のもとへ帰る」
    戦争中、生への執着を臆病なく口にし、仲間から「卑怯者」と蔑まれた零戦パイロットがいた。

    人生への目標を失いかけていた青年 佐伯健太郎とフリーライターの姉 慶子は、太平洋戦争で亡くなった祖父 宮部久蔵のことを調べ始める。
    祖父は特攻で亡くなったとされているが、なぜ妻との約束をこだわった男が特攻を志願したのかー?


    元戦友たちの証言により、祖父は凄腕を持ちながら幾つもの戦局を潜り抜け、終戦間際には特攻志願の若者の教員として航空技術を伝える人であったことを知る。

    祖父は終戦の数日前、特攻として出撃することを命じられる。祖父は特攻が出撃する際、不時着の事態には、喜界島に着陸することも昔から知っていた。
    祖父が乗るはずだった飛行機は零戦52型。
    だが離陸直前に21型と交代してもらうよう予備学生に頼む。予備学生は一度断るが再度頼まれ承諾する。
    その日の特攻は零戦だけ喜界島に不時着。乗っていたのは大石健一郎。健太郎たちの義理の祖父だった。

    戦後、健一郎は宮部の妻 松乃を探し対面する。終戦から9年後、松乃と健太郎が出会って6年後2人は結婚する。



    この話で強調されているのは
    どんな場面でも自分の生を大事にし、生への執着をもつ宮部の姿と
    当時軍は兵を使い捨てに見ていたことと
    特攻は志願という形をとっていたが、実際はほぼ命令であったということの3点か。

    姉 慶子と仕事を共にする高山は新聞記者で、元戦友が特攻の様子を証言する時、新聞批判をする場面がある。この場面を通じて、戦争経験者の中にはマスコミ(当時は主に新聞)のことをよく思っていない人もいることを伝えたかったのだと思う。

    一人の人間が生きる自由を一部の人たちによって歪められてしまった、ただ哀れとか悲しみとかの一言では表せない、物語である。

  • 配置場所:広呉図書
    資料ID:93076498
    請求記号:913.6||H

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永遠の0 (ゼロ)の作品紹介

日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた......。
人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。
元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。
「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか?
健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。

2009年、講談社文庫により文庫化された。
映画化も決定。2013年公開予定。

永遠の0 (ゼロ)の文庫

有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。 (torch comics)

ドリヤス工場

名作文学をだいだい10ページの漫画で知る、お手軽な文学入門漫画。

太宰治の「人間失格」や芥川龍之介の「羅生門」、中島敦の「山月記」など、誰もが一度は聞いたことがあるけれど、そういえば話をよく覚えていなかったり、読んでみたことがない作品もあると思います。
そんな名作25作品が、ざっくり10ページくらいの漫画で描かれています。
端折られた部分も多くありますが、名作のあらすじや雰囲気を知ることができます。
この漫画を読んで気になった作品は文庫本を読む、という読書も面白いのではないかと思います。

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