永遠の0 (ゼロ)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 2352
感想 : 438
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778310264

感想・レビュー・書評

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  • ★★★★★完全に★5つ。映画よりこちらの方がなぜかわからないけど迫力があった。もちろん宮部久蔵は岡田准一としか想像できなかった。戦争とは漠然としたイメージしかなく、深く知ろうともしなかった。妻と子のために生きて帰る、その思いの強さが伝わってきて、どれだけ無念だっただろうと涙せずにはいられなかった。

  • 2015年10月に行われた「ビブリオバトル全国大会予選会-学内予選会-」にて、バトラーにより紹介された本です。
    詳細は図書館HP (http://libopac.josai.ac.jp/) より『ビブリオバトル』で検索!

  • おもしろかった。百田さん、BOXの頃と比べるとはるかに読みやすくなった。ちょっとお姉さんの恋人役の新聞記者のキャラ造詣にムリがあるけど。
    百田さん、普通におもろくてちょいアツめのおっさんなんやろけど、有名になって文化人的な期待をされたもんで、言動でたたかれてまって、残念やなぁ。
    ええ人やとか、立派な人やとかみんなに思われてまったでなぁ。いろいろ役を受けんにゃ良かったのに。そしたら沖縄の新聞けなしても、またあのおっさんがなんかいいよるわ、くらいの話やったんやろけどな。
    作品と作者とは線を引いた方がいいな。

  • まず映画化もされるし、一般受けする内容の本だろうと思っていましたすいません。
    主人公の少年が、フリーライターの姉の手伝いをする中で、自分の本当のおじいさんが零戦に乗って戦争に参加していたことを知ります。それを生き残っている戦争経験者の人々にインタビューしながら本当のおじいさんのルーツを探る内容なのですが、涙なしには読めません。
    正直歳をとって涙腺が緩んでいるのかもしれませんが、戦争経験者の方たちの話の情景が頭に浮かび、いかに自分の愛する人たちを守る為に命を懸けたか、今の平和な世の中に生まれた我々には想像しがたいですが、今の平和な日本があるのは改めて国のため将来の国民の為にと命を捨てて戦ってくれた人達のおかげと思い知らされます。
    自分も小学校の時の教育のせいで、歴史博物館でご年配の方、日本が悪かったんではないのかと馬鹿な事を言いました。
    その後本当の歴史を勉強する機会があり調べれば調べるほど自分の無知蒙昧さを思い知り本当に恥ずかしい思いをしました。今の学校教育は自分で調べない限り日本は悪、自衛隊は悪などという教育をしていますので悲しいことです。
    この本を通じ自分たちのご先祖様達のことを、勉強し知るきっかけになればと思います。

  • 生きることを思った。
    「生きたい」と思っても、その力がないと達成できない。
    なぜ最後に譲ったのだろうか?

  • 戦争は悲しみしか生み出さない。宮部さんには生きていてほしかった。自分の前だけに蜘蛛の糸が垂れたら、果たして他人に譲れるかどうか。

  • 太平洋戦争を俯瞰できるような書き方をしてある。此処彼処に筆者の思いが出ている。

  • 「生きて妻のもとへ帰る」<BR> 日本軍敗色濃厚ななか、生への執着を臆面もなく口にし、仲間から「卑怯者」とさげすまれたゼロ戦パイロットがいた……。<BR> 人生の目標を失いかけていた青年・佐伯健太郎とフリーライターの姉・慶子は、太平洋戦争で戦死した祖父・宮部久蔵のことを調べ始める。祖父の話は特攻で死んだこと以外何も残されていなかった。<BR> 元戦友たちの証言から浮かび上がってきた宮部久蔵の姿は健太郎たちの予想もしないものだった。凄腕を持ちながら、同時に異常なまでに死を恐れ、生に執着する戦闘機乗りーーそれが祖父だった。<BR> 「生きて帰る」という妻との約束にこだわり続けた男は、なぜ特攻に志願したのか? 健太郎と慶子はついに六十年の長きにわたって封印されていた驚愕の事実にたどりつく。<BR>はるかなる時を超えて結実した過酷にして清冽なる愛の物語!

  • 特攻隊や戦闘機の話をよく知れたのは良かったと思うし、普段本を読まない人にも手に取りやすいところがいいと思った。

    ただ、軍とかメディアとかが悪いというのを押し付けすぎて、くどい感じがした。
    そういうのを雰囲気だけで匂わせるのがいいのに。
    キャラが立ってないラノベみたいで、私は好きではないなと思う。

  • 自分はいままで戦争ものには目を背けてきて、
    でも、この永遠の0は直視させてくれた
    描写も生々しくなくて、こんなにも綺麗に表現できるのか、しかし深い
    もう一回読みたい

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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