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みんなの感想・レビュー・書評
映画『それでもボクはやってない』の原作というか、映画化とともに出版された本。 冬のある日、出勤途中の乗換駅で痴漢容疑をかけられ、『痴漢えん罪事件』の被告人となってしまった筆者。筆者とその妻の日記型の手記で全体がつづられています。 興味はもっていたものの、映画は残念ながら観られなかったのですが、本だけでもじゅうぶんわかりやすい内容になっています。 身内にえん罪事件に関わっている弁護士が... 続きを読む »
(推薦者コメント)
痴漢冤罪に巻き込まれたら、その家族はどうすればよいのか、何ができるのか。識者により幾度も問題が指摘されてきても、なお改善されない日本の司法制度。そんな司法という途方もない“敵”と闘いぬき、逆転無罪を勝ち取った家族の、涙の手記。
痴漢冤罪事件に巻き込まれた男性とその奥様の手記を編集した作品。周防正行監督映画「それでもボクはやってない」の原点。
冤罪の恐怖、司法制度がまるで頼りにならないことが分かった。性犯罪は物的証拠が少なく、被害者の証言任せの警察の現状がある。無罪を勝ち取るために2年間の時間と精神的被害を受けて筆者と家族は本当に大変だったと思う。冤罪だけはなくしてほしい。
先日観た映画「それでもボクはやってない」の基になった事件の本ということで読みました。
映画では独身男性という設定でしたが、こちらは妻と2人の小さいお子さんのいる家庭がある男性です。たしか映画では、家族のことを描く時間を省くために独身男性にしたという記憶があります。
夫の日記と妻の日記を時系列順に並べていくつくりになっているのですが、同時期に両者がどういう心理状況だったのか良く把握できるいい編集でした。
この方は、地裁で有罪判決が出たものの、高裁で逆転無罪となったわけですが、この無罪を勝ち取るために相当な苦労をしています。
駅で逮捕されたまま数ヶ月も拘置所から出てこれず、最初から有罪と決めてかかる強引な取調べに耐え、職場は退職せざるをえなくなるといった状況で、ここまで努力して濡れ衣を晴らそうということは、なかなかできることではないなと本を読み進むたび感じました。






