よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

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  • 太田出版 (2007年10月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778310875

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よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべりの感想・レビュー・書評

  • 『フラワー・オブ・ライフ』で震えるような感動を与えてくれた漫画家よしながふみと
    やまだないと、福田里香、三浦しをん、こだか和麻、羽海野チカ
    志村貴子、萩尾望都という豪華なゲストとの貴重な対談集。

    ブクログ仲間さんのレビューで気になっている『まんがキッチン』で
    漫画に出てくる印象的な料理やお菓子を実際に作って披露しているという
    料理研究家の福田里香さんが武蔵野美大出身ということを初めて知って
    画材や漫画の構成への異様な(?)詳しさに納得したり

    永遠に続く幸せなどなくて、幸せな一瞬を積み重ねて大事に貯金しながら生きていく
    そういうものを描きたいと頷き合う三浦しをんさんとの会話に胸を打たれたり

    「やおい」の定義は男性同士に限ったことではなく
    『ケイゾク』の柴田と真山、『トリック』の山田と上田、という男女でも
    『ガラスの仮面』のマヤと亜弓さんのような女性同士でも成立している、
    という力説に、おお!と目から鱗が落ちたり

    原作をあまりに愛するファンから、
    「アニメ化やドラマ化をどうして許しちゃったんですか?!」と糾弾されて
    宣伝になるからではなく、数ある漫画の中から別の畑のクリエイターが
    これを映像化したい!と選んでくれた嬉しさがあったのだということを
    初対面のよしながさんに共感してもらったうれしさに
    16時間おしゃべりし続けたという羽海野チカさんに涙したり

    自分の作品が、萩尾望都さんを始めとする「24年組」の
    素晴らしい作品を読むための入り口となってくれればいいと言い切る
    よしながさんの24年組への深い敬意に感動したりして

    よしながさん達8人の漫画への想いの熱さに
    思わずエアコンの設定温度を下げてしまいたくなるような本でした♪

  • 個人的に読後に様々な思いが巡る対談集だった。
    フェミニズムに関してのよしながさんの見解はすごく頷けるものがあった。
    人がより自由に生きていく為にはどうしたらいいのだろう、嫌な人もいるけどそれを殴って叩きのめすのではなくて、嫌な事があったときにとりあえずご飯食べなというような優しさというのは女の人ならではの発想だと思う。
    抑圧され、どうしようもない理不尽なことが多い中でじんわりと暖かくなるような優しさを持てる女性の方が懐が深く愛情深いなと個人的には思うので女性の描く物に感動することが多いのだと自分でも納得できた。

  • 三浦しをんとの対談で、男男でも女女でも男女でも、「この関係性もえるー!」と思ったらそれはやおいなんだよ、って考え方に、なるほどーと思った。

    BLはガチホモじゃない「なにか」だよな…と思ってた、なにかが「やおい」なのか…と一周回って腑に落ちた。

    しかし「小暮ブチおか!!!」と思う一方でこんな色々考えてるのかあ、賢ぇなあ、と思った。

     少女マンガ読みたくなりました。

  • ちょっと古めの少女漫画を読むのに、どこから手をつけたら良いのか
    迷っているなら、まずこれを読んでみてください。

    話の中で出てくる面白そうな作品から手をつけてみれば、どんどん
    世界は広がっていくはず。

    ちなみに私はこれを参考にして吉野朔美と志村貴子に出会えましたよ。

  • 斎藤環氏の本で引用されていたので気になってました。

    漫画家・よしながふみさんが、
    漫画や創作活動やジェンダー等について、
    料理研究家、漫画家、小説家の面々と思いの丈を語りあう対談集。

    漫画を愛する人が、
    漫画のことを熱く語っているのを読むのがすきなので、
    とても楽しかったです。
    描く側の思いは、描いている漫画を読んだからといって全てわかるわけではないので、とても新鮮でした。

    少女漫画やBLについて、
    自分が読みながら思っていても言葉にできないことを
    ピンポイントでおっしゃっていたりするので、
    ああ、そうそう、そうなんだよ!と思って感心しきりでした。
    特に、三浦しをんさんとの対談での、
    <『きみはぼくの運命のひと』という一対一の関係から恋愛を抜いたもの>とか、
    男同士だけではない、やおいの関係とか、
    相反する気持ちがありつつ、いざというときには協力し合うような馴れ合ってばかりでないけど特別っぽい、同志の関係とか、
    そうそう、あたしはそういうのが読みたいんだ!と思う関係性について書かれていたのが個人的に興味深かったです。

    少女漫画やBLについて、いろいろ分析したり考えたりしながら読むのがすきなひとは、共感する部分やはっとするものがあるのではないかと思いました。

  • 漫画家よしながふみ+漫画家、小説家かたがたの対談集。
    三浦しをん、羽海野チカなど好きな作家さんが多く、数年前に買った・・・まま積読してた。

    販売された2007年には読めなかったんですよね。わかんない部分が多くて。ディープにいろんな漫画のことを語ってて、ついていけなかった。

    でも8年を経てどんどん分かるようになった。BL、やおい、についても三浦しをんと語ってるんですが、これが面白い。
    BLについての世間の思い違いや、「やおい」ってなんぞや、なんてことも語り合い、いっそ論文なんじゃないかってくらい中身のある対談になってます。

    この本、文庫版だと堺雅人さんもお相手にいらっしゃるそうなので、そのうち文庫版も読んでみたいなあ。

  • あたしに一番足りてないのはここなんだよなというところが書いてあった本。

    あとマンガってこの世の中にほんとにたくさんあってこの本にでてきたマンガは大半がまだ読んでないやつで読みたいと思わされた作品も割とあって、こんなにたくさんのマンガをこのあとの人生で読み切れるかちょっと不安になった笑

    好きなこの好きな本だったっていうのも知らずに読んでなんだかハッピー☆

  • 対談集。ハチクロの羽海野チカさんから大御所萩尾望都大先生まで、幅広いジャンルの作家さんや漫画家さんが登場します。世代が近いせいか、話題に出てくる作品の大半がわかるので、単純に少女漫画マニヤとしても楽しめるし、それ以外の部分でも、深いなあ、と感心することしきり。なかなか読みごたえのある1冊でした。

  • 同人誌ってものを読んだことはないのだけれど、この人の考え方って興味深い。
    三浦しをん、羽海野チカも大好きだし。

    ただ、知らないマンガが出てきすぎ…。よしながふみも、羽海野チカもスラムダンク愛してるのね。


    当たり前のことだけど、作家もマンガ家も、表現しなくては生きていけない人たちなんだな、と。

  • よしながふみさん、最近色々読んでるのだけれども
    ん~、面白いし奥が深い!
    普通のものから、ボーイズラブ、そして「大奥」とかもまず設定がすごい。

    そんな彼女の対談集ということで買ったんだけど、
    いや~、濃い!面白い!
    私は少女漫画も、少年漫画も、小説も、ボーイズラブもなんでも好きなので
    (つまり、オタクなのでしょう。ある意味で。(笑))
    この対談集で書かれてることに、とにかく頷きつつ、ほ~、そうか~、
    そんな見方があるのか~、とか、あ、それ読んでない!とか思いつつ。
    とにかく濃くて、読み応え十分で楽しくてあっという間に読んじゃった。

    そして、よしながふみさんって、本当におしゃべりなんだな!(笑)
    ご本人もあとがきでいってらっしゃったけど、とにかく良く喋ってる(笑)
    いいな、私もオトモダチになりたいな~と思いながら。

  • 羽海野さんがBL書いてたってネットで知ってびっくりしてこの本読みました。
    私BLは苦手でよしながふみさんの漫画は一冊も読んだことないんだけど、この本はすんごく面白かったです。
    フェミニズムや女性であることの面白さを少し発見できた気がします。(フェミニズムという観念は苦手だったのだけど…)
    本の中でたくさんあげられてた名作少女漫画たちをぜひ読みたいなぁ。

  • いろいろな方向から楽しめる、よしながふみの対談集。
    漫画が大好きだ!という人が読んでももちろん楽しいだろうし、実は腐女子なんです・・・という人が読んでも面白い。
    やおいから発展して、フェミニズムやジェンダーについて考えたい人にもおすすめ。
    人生に悩んでいるときの一助にもなります。
    そんなことには関係なく、とにかくよしながさんが好きだ!!という人にもやっぱり面白い。

    世の中にはいろいろな考え方の人がいるので、よしながさんの意見は合わないという人もいるとは思いますが、私はとても共感、納得したし、目から鱗が落ちたり、救われたりしました。恋愛至上主義な世の中に疑問や息苦しさを感じている人は読むべし!

  • よしながさんは対談うまいなあ。
    相手によって話し方を変えるのは当然として、誰ともかなり深いおしゃべりをしている。アンテナの性能がいいのですね〜。

    三浦しをんとの対談はかなりつっこんだ話をしていて、反感を感じる人がいるかもしれないけど、面白かった。好き嫌いが分かれるかもしれない・・・私もちょっと、「これはいいすぎなのでは?」と思ったりした。活字にするとキツくなるからね(笑)

    でも、大島弓子論はすごくうなずける・・・
    「そう、そう、そうだよね!」と、前からふつうに思っていた感じを言葉にしてくれた。インテリの男の人がなぜか大島弓子をわかりたがる。でもたいていちゃんと読めていない。勝手に誤解されて好かれている。などという部分(笑)

    変なふうに意味付与して持ち上げていることってよくある話・・・

  • 前々からよしながさんの作品を読んで、フェミニズム的な意識を感じると思っていたので、この対談集でよしなが氏がフェミニストであることを初めてカミングアウトしたというのが興味深かった。本文でも幾度となく語られているけれど、やっぱり本人のそういうものの考えなどは意識して描かなくても滲み出てしまうものなのだなと思う。
    またよしながさんが非常に賢い人間なのだということが伝わってきた。対談相手の作品への分析だけでなく、なぜ自分が「やおい」(これが男同士でなくても良い、という分析もまた面白い)に萌えるのか、などの検証も非常に興味深い。
    対談相手や、出てくる作家名・漫画などに知らない人なども多かったが、脚注のフォローがあり非常に読みやすかった。

  • 萩尾望都さんの名前で図書館で検索していたらこの本がヒットしました。よしながふみさんの作品も好きなので、萩尾さんのエッセイと一緒に借りました。

    たぶん、よしながふみさんと私は同世代なのかも。最初の対談で、よしながさんの発言すべて、「これ、私の発言か?」と思うくらいに激しくシンパシイ。読んできた漫画も同じ。
    紡木たくさんの登場についての回想・感想も、くらもちふさこさんに対する尊敬のポイントもまったく同じ。
    以降、すべての対談において、対談相手の発言にはほとんどすべてにおいて「?」と疑問ばかり感じましたが、よしながさんの発言にだけ激しく共感の針が振れまくってました。
    萩尾望都さんが相手の時の、ちょっと前のめり気味、上ずり気味な気配までも、ものすごく共感しました。
    とてもおもしろかったです。
    ただ、BLには私は何の思い入れもないので、その部分の発言についてはピンとこなかったので、★マイナス1つです。

  • 普段、インタビューや対談をあまり読みません。でも、好きな作家ばかり出てくるこの対談集はようやく読みました。
    三浦しをん、こだか和麻、羽海野チカ、そしてホスト役のよしながふみ。これらの作家は新刊が出たら中身も帯もチェックせずにレジへもっていく確率が高いです。(自分の本の趣味がばれますよね。)

    今回読んで冷水を浴びたような気分になったのが二回目の三浦しをんとの対談でした。「愛読書はBL」と言ってはばからない三浦しをんとの対談は本当に楽しいものでした。

    この対談で出てくる”いわゆる恋愛という宗教には入れていない”という言葉は、自分の属性を突き付けられた気分になりました。

    そうなんです。周りの結婚したり子供がいたりする女友達と言うのは「恋愛と言う宗教」にきっちり入っているのです。
    大学に入ったら、サークルやバイト先で出会った人と恋に落ち、就職したら社内恋愛に身を焦がす。私も恋愛に興味が全くなかったわけではありませんが、それだけでなくそのほかにも楽しいことがたくさんありました。本を読んだり、文章を書いたり、ネットを徘徊したり、無駄に凝った料理を作ってみたり、萌え作品について語り合ったり。それこそ”楽しくない事が多いけど、行ったら楽しい事があるかもしれない”ってコンパに行くより、”行ったら楽しいとわかっている場所にいける”という事を優先していたら、どんどん”恋愛と言う宗教”から遠ざかっていたのです。気づいたらこんな年齢に…。

    BL、少女漫画と言うジャンルをいろんな方向から紐解いていくのに、とても楽しい一冊でした。

  • 堺雅人や三浦しおんとの対談が面白い。

  • 三浦しをんさんや、羽海野チカさんなど、私にとっては興味深い方たちと、よしながふみさんが対談されています。

    話の内容は仕事のこと、マンガのことと大変マニアックですが、すごく真剣に語りあっている。女性は色々なものに縛られている…という話とか、マンガやドラマにおける名コンビの最高の関係性についてとか、おもしろく読みました。

  • 少女漫画やBLの歴史、書き方、面白さが理解できる本。書かずにいられない・読まずにいられない楽しさに共感できます。

    純粋に面白かったし、なるほど!と思い、引用に記録しておきたい部分がたくさんありました。漫画を読むのにも訓練が必要なんだとか驚いた。確かにジャンプしか読んでなかったら、いきなり24年組は文法が違いすぎて読めないのかも。

  • 作者たちがちょっと上の世代で 読んだ本の共通点はあまりなかったのだが、色々な見解があって面白い。

    羽海野チカさんは他の雑誌対談でもそうだけど
    内容がすっと入ってくる。
    かと言って簡単な事ばかり話しているわけではないのだが。

  • 漫画家よしながふみの対談集。
    大ファンです。
    この人と一度でいいからお酒を呑みたい。


    三浦しをんや羽海野チカ、萩尾望都まで有名所がずらり。
    その中でまあ喋る、喋る。


    対談している本人達が読者そっちのけの盛り上がり。
    BLのヲタ話からジェンダー論までどんとこい。



    「妄想の方が快楽の純度が高いんですよ」


    凄いこと言うなあ。
    24年組はやっぱり読もうっと。

  • 全部は読まなかった。
    んー、最初のマンガの話は、年代が違うこともあって仲間に入れなかった。。
    羽海野チカさんとの、仕事に対する話がいちばん興味深かった。

  • エッセイというか対談集。私(30ウン才)よりはもう少しお姉さん向けなネタが多いのかな~。1割ぐらいしかわからん。もしくは、意外と自分は「一般人」なのかも??
    内容は、アホな話もしつつ、時にはマジな話が混じる。あと、同人誌の対談コーナーばりに字が細かい(特に注釈)ので読むのに時間がかかる。

  • エッセイというか対談集。私(30ウン才)よりはもう少しお姉さん向けなネタが多いのかな〜。1割ぐらいしかわからん。もしくは、意外と自分は「一般人」なのかも??
    内容は、アホな話もしつつ、時にはマジな話が混じる。あと、同人誌の対談コーナーばりに字が細かい(特に注釈)ので読むのに時間がかかる。

  • 図書館。

    中身が濃い!
    結構マンガは読んでる方かと思ったけれど
    この本でとりあげられているいわゆる巨匠系は
    さっぱり読んでないことがよくわかった。

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